こんにちは。
アップスタッツの飯山です。
今日は,
キャッチコピーやってはいけないミス7選…
的な話を書こうと思ったのですが。
かなり込み入って複雑かつ
マニアックな話になりそうなので
基本的な話にすることにします。
ということで,
書こうと思った中身から一つだけ。
「無料」という言葉を使っては
いけない理由についてお伝えしていきます。
かなり短くまとめましたので
最後までお付き合いください。
「無料」が通じなくなった2つの理由
今の時代。
無料!
…と,下手に入れてしまうと…
多くの場合は
「残念」
なことになります。
なぜでしょうか。
あらためて
キャッチコピーの役割を考えてみましょう。
見込み客の注意を引いて,
本文に誘導することです。
「無料!」
というキーワードは…
昔からパワーワードとして扱かわれて
きましたが。
無料という言葉。
今はその威力がほぼ失墜しました。
なぜでしょうか。
ひとつは,
ありふれすぎてしまったからです。
ネットで,
情報があまりに多く,氾濫しすぎて
しまいまいた。
激辛ものも,
激辛系ばかり食べていたら,
味に慣れてしまいます。
同じように,
効果のあるキャッチコピーも,
使い古されたら,
効果はなくなってしまいます。
ここまでは
すぐに分かることでしょう。
もう一つの理由は
かなり深刻です。
無料で手に入るもの価値が
失墜してしまったことです。
無料!
と言われて…反応してみたものの,
実際に手に入れてみると,
その内容にがっかりした。
でも,
無料だし仕方ない。
…ということを,
何回も何十回も何百回も
体験していくと…
そもそも
無料という言葉に
反応しなくなります。
当たり前ですね。
無料という,
ひとつのオファーの本質的な要因を
考えると,
それがいかに間違っているかが
よくわかります。
人は
「無料だから欲しい」
のではありません。
「価値があるものを
無料で手に入れられるから欲しい」
と思うのです。
つまり,
ミスの原因は2つ。
1つ目は,
無料で提供するものの内容が
しょぼいものばかりに
してしまったことです。
もうひとつが,
価値があるものを
無料で提供するにしても…
本来はどれだけの価値があるか,
ということを伝えることをせずに,
無料で手に入る,
という点だけに焦点をおいてしまったことです。
これからの「無料」の使い方
まとめると,
キャッチコピーとして
「無料」
という言葉は,通用しなくなってしまったのです。
これからの時代はキャッチコピーではなく,
「クロージング」
「ダメ押し」
的な感じで使うほうが
効果があるでしょう。
つまり,
別のキャッチコピーで,
注意を引き,本文に誘導し…
本文で,しっかりと
その内容の価値を伝えて,
欲求を高め…
「今なら無料で手に入ります」
という使い方なら,
まだまだ通用するでしょう。
安易に無料という言葉を使うと,
他の二束三文,粗製乱造された
残念な何かと一緒に扱われる…
かえってリスクの高い言葉に
なってしまいました。
言葉は,
時代とともに変化していくものなので,
無料という言葉が,
この先,復権する可能性も
ゼロではないですが…
このご時世においては,
キャッチコピーなどで安易に使うと
リスクになりかねないですね。
あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平