何を以て「仕事ができる」と判断するのか

何を以て「仕事ができる」と判断するのか

何を以て「仕事ができる」と判断するのか
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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

今日は,
ありふれた話題ですが

 

「仕事ができる人」

 

というテーマで考えていきます。

 

 

端的に言ってしまうと,

 

自分にとっての
「仕事ができる」
とは何を意味するのか。

 

それを言語化できているでしょうか。

 

言語化できていなければ
再現性もないし,
かつ…それを人に伝えることもできません。

 

「これが仕事ができる人」
って感じの一般論的な定義を
するつもりはなく,

 

「私が考える」
仕事ができる人,というテーマで
お伝えしていきます。

 

 

今日のこの記事を読んで,
あなた自身にとっての
「仕事ができる人」
とは何か…について,
考えてみてください。

 

 

これが仕事ができないということか…

 

 

 

先日,
スーパーに買い物に行ったときのことです。

 

 

残念ながら,
そのスーパーではセルフレジが
設置されていません。

 

なので…
店員のいるレジに行ったのですが…
その店員は,
レジで打った商品を,
カゴから出したり入れたりして,
きれいに並べるのです。

 

具体的には,
商品Aを,バーコードスキャンして…
カゴに入れようとして…
すでにかごに入っている別の商品を
いったん取り出して,商品Aを入れ…

 

 

次の商品Bをスキャンして,カゴに入れようとして
今度はAを取り出して,Bを入れ…
Aをカゴに戻し…

 

次に,
商品Cをスキャンして,
カゴに入れようとして,
BとAを出して…

 

 

もう,いい加減にしてほしい…
とイライラしながら待ちました。

 

 

比較的早い時間だったので
私はレジ待ちの時間は
なかったのですが…

 

 

私のレジ打ちをしている間に,
後ろにはずらりと客が。

 

 

早い時間が故に,
2つしか開放していなかった
レジが…

 

店内放送が掛かり,
新たなレジが開放される始末です。

 

最終的に,レジが終わったあとの
買い物かごは…きれいに…きっちりと,
商品が並べられていました。

 

私は,
その商品を無造作につかんで,
ぽんぽん,マイバックに
放り込みながら…

 

本当に無能で,仕事ができない人のレジに
当たっちゃったな…

 

と思いつつ,
それからふと考えるわけです。

 

では,
この場合における,
「仕事ができない」
とは何を意味するのでしょうか。

 

 

カゴから入れたり出したり…
という段取りの悪さなのか。

 

それによって
顧客(私)をイライラさせていること
なのか。

 

 

それとも,
入れたり出したりしていることで,
レジに長蛇の列を作ってしまったこと
なのか。

 

 

あるいは…

 

 

そして…
なぜこんなことになったのでしょうか。

 

 

 

しばらく考えながら…

 

まず,仕事の役割を
理解していないことなんだろうな…
と考えたのです。

 

 

 

この采配はどうなのか

 

 

話は変わります。

 

 

実際の事例をおぼえていないので,
架空の例をまぜて,適当な話をします。

 

 

ある高校野球のチームの話です。
そこではエースピッチャーが大活躍。

 

 

甲子園大会でも勝利し,
話題になり…人気沸騰です。

 

 

一方。

 

 

同じように,別のチームで
実力と人気で話題沸騰の
好打者がいました。

 

 

両チームは勝ち進み…
三回戦で対戦することになりました。

 

 

ピッチャーが勝つのか。
打者が勝つのか。

 

試合前には
非常に盛り上がり…

 

いざ,当日。

 

 

スタメンには,
そのピッチャーの名前がなく…
結局,ベンチ入りしたまま,
試合に出場することなく,
敗退していきました。

 

 

このピッチャーを擁するチームは
散々,叩かれ…
あのエースピッチャーを出せばよかったのに。
と,批判,非難の嵐。

 

監督によると,
前の晩に本調子ではない兆候が見られ,
無理して試合に出すことはできない,
と判断したからだそうです。

 

 

その判断の結果,
試合に負け…
そして,世論から徹底的に叩かれ,
罵倒され…

 

また,チームメイトも,
「甲子園で勝ち抜いて戦い続ける可能性」
がなくなったわけですね。

 

 

この監督。
仕事はできる人なのでしょうか。
できない人なのでしょうか。

 

 

一つの考えとして,
この監督は,仕事ができる,
極めて聡明で有能な人である,
という判断になります。

 

なぜか。

 

甲子園大会の本質は何でしょうか。
選手たちが,野球を競い合う,
その根本的な要素は何でしょうか。

 

教育です。

 

選手は,あくまでも高校生。

甲子園大会も,
あくまでも学校教育のなかの
ひとつのプログラムです。

 

 

興行として…
周りの人たちを楽しませるためだけに,
選手の可能性…特に,選手生命を潰すような
采配をしてしまうのは,
「教育者」としては失格です。

 

 

この監督は,あくまでも
監督以前に一人の教師として,
生徒の安全と健康のために,
登板を回避したのです。

 

その結果,どれだけの非難と批判が
自分に集まるのかを覚悟した上で,です。

 

自分がなすべきことを
わかっていて,
それを実際に成し遂げる人が,
仕事ができる人…とした場合。

 

話を戻します。

 

上述のレジ打ちの場合。

 

レジ打ちの店員の
なすべき仕事は何なのか。

 

 

大前提として,
レジを正確に打つことです。

 

その次の要素として…
ホスピタリティを重視し,
カゴに商品を入れるときも,
整然と入れるべきなのでしょうか。

 

そうではなく…
限られた,より短い時間で
より正確にレジをこなすことです。

 

 

なぜなら,
そこは高級店でもない,
ただの下町のスーパーです。

 

買い物客も,
ホスピタリティなど
期待していません。

 

的確に,素早くレジを
処理してくれることを望んでいます。

 

 

でも…
店員はそれを理解していないがために,
自らのエゴのままに,
「カゴにきれいに入れること」
を優先したわけですね。

 

 

これでは,
仕事ができない…と言われても仕方がない。

 

ここで言う仕事ができないとは,
レジ担当の本来の目的をまるで理解していないがために,
その本来の目的とは逆行するような
作業をしてしまっている…ということに
他ならないのです。

 

 

これが,
レジ打ち本人の問題であり…

 

管理職になってきたら…
やることはまた変わってきます。

 

管理職は,
管理する人員が,
本来の目的を達成できるような状況に
することが大切です。

 

 

つまり…
このレジ打ちの店員を管理する人は,
このレジ打ち本人に対して,
「あなたの仕事,なすべき役割,
期待するものはコレです!」
としっかり伝えていなかったのでしょうね。

 

私だったら…
最低限の挨拶は必要ですが…

あとは,いかに正確に早く,レジを打って
顧客を待たせないか…ということに
気を配って実践している店員を
「仕事ができる人」
と判断します。

 

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