こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

今日は，
異分野の教えから，
なかなか興味深い話があったので，
ひとつ紹介します。

 

同じテーマや分野ばかりではなく
異分野にふれることが大事だ…って
あらためて実感しますね。

 

お題は，ベネフィットを際立たせる
アピール法についてです。

 

以下，お付き合いください。

 

 

イラストレーターによる絵の添削

 

 

 

何で見たかは
忘れてしまったのですが。

 

 

ある，プロのイラストレーターが，
絵の勉強をしている人からの
質疑応答だったり，
添削，アドバイスをしている
コンテンツを見たことがあります。

 

 

私自身，
絵を描くことは大嫌いだし，
適性はマイナス。

 

15年以上前，
なにかのセミナーで，
隣の人同士でお互いの似顔絵を書く，
みたいなワークがあったのですが…

 

私の描いた絵を見た，
隣の人が，
ブチギレて帰ってしまったのは
今も覚えています。

 

絵を描くのは
大嫌いですが…

 

上手い絵を見るのはいいですね。

 

下手な絵を見ると，
当時の罪悪感が疼き，
嫌な気分になりますが。

 

 

話を戻します。

 

 

今回，
イラストに関して，
「全体的にくどくなってしまう」
という質問があり…

 

それを
プロのイラストレーターが，
回答し，
そして，実際に
その人の描いた絵を
手直ししていて…

 

なるほどなぁ…と
思った次第です。

 

 

質問者の絵を見る限りでは，
たしかにのっぺりとした印象は
なきにしもあらずですが…
まあ，言われてみれば…
という感じです。

 

十分に上手な絵には見えるのですが，
質問者としては，
のっぺりした，
メリハリのない絵に感じたのでしょう。

 

プロのイラストレーターは，
「引き算」
の発想を伝えていて，
そのアドバイスに，
絵心マイナスな私も納得しました。

 

イラスト全てを，
全力で，一生懸命描き込んでいるから，
全体的にのっぺりしてしまうようです。

 

 

だからこそ，
描き込みすぎないように，
引き算をする。

 

引いた後，
何を残すのか。

 

 

絵を描く人の個性や感性に
依るのですが…

 

この部分が絶対的に好き！という箇所が
あるはずだから，
その部分だけは，徹底的に
描き込んでいけばいい。

 

 

例えば，
メガネだったり
瞳の描写だったり…
あるいは唇だったり…

 

その人の感性と個性から，
「ここを徹底的に描き込む」
というものがあり…

 

そこは徹底的に描き込んだ上で，
ほかの部分を引き算していけば，
メリハリのある…
かつ，その人らしい，
個性の出る絵柄になるそうです。

 

…という話を聞いて，
いろいろと納得しました。

 

 

全てを力いっぱいアピールしていないか

 

 

 

商品やサービスにおいて，
様々なベネフィットがあります。

 

つまり
10のベネフィットが在るものも在れば，
20とか30とか…
たくさんベネフィットがある商品はあり…

 

また，
コピーライティングのテクニックで，
ひとつのベネフィットをたまざまな見せ方をすることで，
多角的な魅力に感じさせることができます。

 

…が。
それをやってしまうと，
上述の添削前の絵のように…

 

のっぺりとした絵…

 

つまり，
「何が売りなのかわからない商品」
になってしまうのでしょうね。

 

 

ターゲットにあわせた，
メインベネフィットを設定し…
ほかはひたすらにそのメインベネフィットを
際立たせるような
アピールができたらいいですね。

 

 

例えば…昔で言う
10分1000円カット。

 

これは，明らかに
「早くて安い」
が一押しです。

 

ですので，様々なサービスがあるとか，
腕がいいとか…
そんなアピールをしたら，
メッセージがぼやけてします。

 

もちろん，個人差はありますが…
ろくに集客できない，
一般の理髪店よりも，
遥かに腕がいいのは確かです。

 

 

なにせ…
10分カットですから…
入れ替えや準備などで2分掛かるとした場合，
一人当たり12分。

 

1時間で5人カットできます。

 

特に休日などは，
10分カットなんて言いながら
待ち時間が30分…みたいな，
身も蓋もない現象もおきますから…

 

実際に，経験による
腕の研鑽は圧倒的に高い可能性がある。

 

 

…なんてことをアピールするよりも，

 

10分1000円，
その早さと安さのアピールのほうが
わかりやすいわけですね。

 

 

※現在は値上げしているので
10分1000円ではありません。

 

 

たくさんの魅力があるからこそ，
その全てをアピールしたら，
逆に何も伝わらない。

 

メリハリをつけて，
アピールしたほうがいい…

 

という話でした。

 

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ　飯山陽平