ビジネスと人生におけるその「当然の前提」は本当なのか

ビジネスと人生におけるその「当然の前提」は本当なのか

ビジネスと人生におけるその「当然の前提」は本当なのか
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

 

今日は,
前提を疑ってみましょう…という
当たり前な話をします。

 

 

ただ,これは
非常に難しい。

 

 

前提というものは
当たり前ということであり,
当たり前すぎるものに対して
疑問を抱くのは…
そして,確信を持って答えるのは
なかなかに難しい。

 

少しエグい例も踏まえて
解説していきます。

 

先に言っておきますが,
これをやったら,売上が伸びるとは
成約率が改善するとか…

 

そういった
即物的な効果を目的にするわけでは
ありません。
効果がないとは言いませんが,
それが目的ではないのです。

 

 

そこも織り込んだ上で
最後までお付き合いください。

 

 

 

子どもという最強の難敵

 

 

 

子どもは,
私達大人の既成観念を
ぶち壊すことに関して…
ある意味最強とも言える存在でしょう。

 

 

私自身は
子どもがいるわけではないですが,
そのように聞くことはあります。

 

 

例えば…

 

「なぜ空は青いの?」

 

…と聞かれたら
どう答えるでしょうか。

 

 

これは,
科学的根拠があるので
まだやさしい。

 

それを子どもでも理解できるように
平易に説明することの難しさは
ありますが。

 

でも,
まだ答えがある分,
かなり優しい部類です。

 

 

 

怖いのは…
倫理や道徳,常識や観念的なもので
「絶対的な正解」
と言えるかどうか微妙な場合です。

 

 

 

非常に怖い質問ですが…

 

 

「なぜ人を殺したらいけないの?」

 

 

 

子どもに聞かれたら,
なんと答えたらいいのでしょうか。

 

 

私達大人は,
当たり前すぎて,
いちいち考えることはしません。

 

 

ですが…
子どもに聞かれたときに,
子どもが「納得する」「腑に落ちる」答えを
きちんと返せるでしょうか。

 

 

人を殺すのは
絶対悪で,
やってはいけない…

 

…という
「当然の前提」
で,思考停止していると
答えるに答えられません。

 

例えば…
ニュースに出るような
凶悪犯罪者。

 

凶悪犯罪者なら殺しても
いいのではないか…

 

なんていう子どもも
いるかもしれません。

 

あるいは…
もっと先走ると,

 

「あいつは将来,
人をたくさん殺すだろうから
今のうちに殺してもいいのではないか」

 

 

…的な話になったら
目も当てられないですね。

 

 

 

この質問に対する答えは…
まあ,考えておいてください。

 

私も自分なりの答えはありますが,
完全に「見えない世界」の話になるし…
そもそも,子どもに理解できるような
わかりやすさで以て説明できる自信は
ありません。

 

 

…ということで,
これらのエグい話を前置きにして,
そろそろ本題です。

 

 

 

ビジネスにおける当然の前提

 

 

…って何でしょうか。
そこを疑ってみる。

 

疑ってみるというのは
「本当に正しいかどうか。
それでいいかどうかを
確認する」
…というくらいでしょうか。

 

 

昔は…
高度成長時代において,
終身雇用制度があった時は…

 

 

会社員になれば
生涯,安定する。
歳を重ねていくことに
収入は増えていく。

 

 

…という
「前提」
がありました。

 

 

その前提,
正しかったでしょうか。

 

それは
今の世の中を見れば
一目瞭然でしょう。

 

 

そして…
激動の時代を,
しっかりと乗り越えて
上昇していった人というのは…

 

あくまでも個人的な意見です。
この
「前提」
を疑ってみることを
していたから,
「予め準備していた」
おかげではないでしょうか。

 

 

会社に勤めると,
生涯安定で,
昇給昇進し続ける。

 

…ということは
本当に起こりうるのか。

 

今までがそうだったとして,
これからもずっとそうなのか。

 

 

…という前提を疑ってみたら,
結論はすぐに出るでしょう。
すぐに結論がでないのは,
終わりの始まりが
「いつ」
なのか,くらいでしょうね。

 

 

 

では…
ビジネスにおける前提は
何なのでしょうか。

 

その前提は本当に
正しく効果的なのでしょうか。

 

 

契約は対等な立場で締結されるという幻想

 

 

例えば,
契約は対等な立場の
当事者の合意に基づいて
行われる。

 

 

これが昔の
「当然の前提」
でした。

 

 

けれど…
企業対一個人では,
「対等」
とは言えず…
個人…消費者側が泣き寝入りすることも
多かった。

 

そこで,
法規制が入り,
消費者保護法関連が成立した。
その結果…どうなったか。

 

インターネットの発達において,
個人がネットのちからを使うことで
力関係は逆転しています。

 

 

企業側が,
個人から,
「あることないこと」
悪評をばらまかれて風評被害を
被ったときに…

 

今は企業側が泣き寝入りすることも
多くなりますからね。

 

 

 

「当たり前の前提」
として対等だと思っていたら,
このような事態にうまく対応できなくなるのです。

 

 

 

価値観における「当たり前」

 

 

 

では,
価値観から考えるとどうなるのか。

 

 

例えば,
企業は営利団体です。

 

 

ということは
営利追求して,
売上尾を伸ばし続けなければならない。

 

…という前提に立ちます。

 

 

…これ,前提にして
いいのでしょうか。

 

 

私もマーケッターなので,
集客や売上げアップが
前提になりますが。

 

 

そもそも,
企業…会社経営とは,
社長が一人の人間として
人生においてやりたいことを
やり遂げるための「手段」です。

 

弊社ではそのように考えています。

 

…という前提に立ったら,
会社が繁盛するのはいいですが,
売上を追いかけ続けるあまり,
仕事が忙しくなりすぎてしまったら…

 

 

人生の夢や目標に向かって
進んでいくための時間が
取れなくなります。

 

本末転倒になってしまうのです。

 

 

なので…
無意識に当たり前だと思っていることを,
疑ってみるのは
本当に大事なのです。

 

 

 

上述の
「なぜ人を殺してはいけないのか」
という問いを子どもから聞かれたら
どう答えるのか。

 

これも考えていてほしいですが。

 

それ以上に…

 

 

ビジネスにおける前提。
本当に前提でいいのか,
考えてみてください。

 

具体的に
お題を出しておきます。

 

 

本当に売上は上げていかなければ
ならないのか。

 

本当に集客しなければいけないのか。

 

本当に会社経営を
続けなければならないのか。

 

本当に…
今の仕事を続けなければ
ならないのか。

 

…などでしょうか。

 

これらの質問に対して
直面するのは…
非常に辛い人もいるかもしれませんね。

 

例えば,
代々続く会社を経営する
10代目社長が…

 

「本当にそれ,やらなければならないのか」

…という問いに,直面してしまっていいのか。
本当は他にもっとやりたいことがあったのではないか。

 

でも…もう30年,今の会社をやっていて…

 

という状況下で
直面は苦しいでしょうね。

 

 

 

最後に,
私の経験から。

 

かつて,
関東で,
国家資格の事務所をやっていました。

 

はじめの2年は,地を這うレベルの
ひどい売上でしたが…
3年目からどんどん伸びていきました。

 

その事務所を畳んで,
北海道に移転しました。

 

今は…
そもそもその国家資格の事務所を
畳んで…
中部でマーケッターやってます。

 

 

「本当にそれ,
続けなければならないのだろうか」

 

「それでなければならないのだろうか」

 

…に向き合ってきた結果です。

 

実際には…
国家資格を取るための苦労や労力
投じた時間やお金を考えると
なかなか手放し難いものがありますね。

 

でも,
手放したら何が起きるのか。

 

別になにかすごいことが
おきるわけではありません。

 

 

単に…
心のなかでもう,醒めきった仕事に
見切りをつけることができた…それだけです。

 

 

でも,
「国家資格は一生モノの資格だから
続けるべきである」
と周りから言われ続けて…
その前提を疑うことをしなければ…

 

今も,嫌で苦痛でたまらない
あのしごとをしていたでしょうね。

 

 

そもそも
嫌な仕事をしたくないから
会社づとめをしないために
独立する手段として選んだ資格…のはずなのに,です。

 

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平

 

 

 

 

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