価値観のアップデートと一緒に改善していかなければいけないもの

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価値観のアップデートと一緒に改善していかなければいけないもの
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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

先日,
価値観のアップデートの必要性について
お伝えしました。

 

具体的には,

 

台風の時に出社しないなんて
あり得ない。
会社への忠誠心を示せ!

 

…みたいな価値観だと,
今の時代にはリスクになりかねないから
アップデートしよう,
そんな話でした。

 

 

では,
この価値観のアップデートと
セットで考えなければ
ならないものがあります。

 

システムです。

 

今日は,
システムと価値観のアップデートと
その関連性について
考えていきます。

 

以下,いくつか例を上げて
紹介していきますので,
最後までお付き合いください。

 

 

驚愕した期日前投票

 

 

最近,
何か,選挙カーがやかましい…
と思っていたのですが,
国政選挙ではなく,
地元の議会議員選挙が
あるようですね。

 

 

この年になって,
小学校(投票所)に出入りするのは
いろいろとメンタル的に
億劫なので…
公共施設で実施される,
期日前投票に行ってきました。

 

その時に,
驚愕した出来事があります。

 

 

もともと,
そのスケジュールで
期日前投票に行くことは
想定していなかったのですが,
前後のスケジュールから,
この時間に行った方がいい。
…と判断。

 

そこで,
期日前投票所に
行ったものの,
選挙のお知らせのはがきを
持っていません。

 

はがきには,
私の住所氏名が印刷されており,
裏面にが宣誓書で,
そこに記入すると期日前投票ができます。

 

が,
そのはがきを持っていないので…

 

 

まあ,本人確認書類として
免許証を提示すれば,
投票できるだろう。

 

…と考え,
投票所に行き…

 

 

「はがき忘れました」

 

と言ったら,

 

 

「大丈夫です。こちらをご記入ください」

 

 

と言って渡されたのが,
期日前投票の宣誓書。

 

はがきと違って,
住所を書かなければなりませんが,
あとは一緒です。

 

そこで言われたのが…

 

 

すでに免許証を用意して
手に持っていたのですが,
現場の係員から,

 

 

「免許証は不要です。
しまってください」

 

 

それを聞いて,
唖然としました。

 

本人確認をしなくても,
その場で期日前投票の
宣誓書を書けば,
投票できてしまうということです。

 

 

選挙のはがきは,
選挙人名簿に書かれた住所に
発送した郵便物を持参している,
という点で…

 

本人確認したとはいえないものの,
その住所に住んでいる
「本人」
が来所した,と判断するのは
一つの根拠となりえます。

 

 

昔,
不動産取引において,

不動産登記制度は
登記済権利証というものを
「持っている人が本人である」
というシステムで運用していましたから,
馴染みのある発想です。

 

 

でも…
はがきを持たない人が,
当日,誓約書を書くだけで,
何も確認しなくても,投票できてしまう。
このシステムには驚きです。

 

 

 

アメリカ大統領選挙の不正投票

 

 

…について,話すと長くなるので,
ざっくりと。
集計マシンがおかしいとか,
集計時の立会を,
暴力によって排除したとか,
まあそういう話はいろいろありますが。

 

中でも,
郵便投票が悪用されたり…
州によっては,
選挙人名簿の数よりも,
投票された件数が1.5倍もあった
という話もあります。

 

 

これも,
ひとえに,本人以外が投票できてしまう
システムが原因です。

 

そして…
選挙とは民主政治の根幹となる
システムであり…
それが不正がなされ,しかもそれが
事実上,追認されていしまうというのは,
民主政治の崩壊を意味します。

 

そんな他国の例を見ているだけに,
自国で,なりすましのし放題,
本人確認なしで,投票できてしまう
システムに唖然としたのです。

 

 

価値観とシステム

 

 

けれど…
それからしばらく考え,
単純にシステムの問題だ…
と判断しました。

 

例えば,
市役所で
戸籍謄本や住民票を発行する際に,
本人確認します。

 

つまり,
役所や役人が,きちんと本人確認する
その必要性については,
価値観が追いついているのです。

 

でも,
公職選挙法その他の法整備,
手続き面で,本人確認しない。

 

 

その法整備などの手続きが遅れているだけ
とも言えます。

 

この場合は,
手続きが追いつけばいいのですから,
話はシンプルですね。

 

…まあ,本人確認せず,不正選挙し放題のほうが
都合のいい政党や政治家の権力闘争の
行方次第では,このままいつまでも
変わらない可能性はありますが。

 

 

 

システムに価値観が追いつかなかった例

 

 

…と言えば,伝説を作った…
セブンペイ。

 

 

リリース直後から不正利用の被害が発生。
4日目に,事実上のサービス終了。

 

 

記者会見で,
社長の

 

 

「7payはセブン-イレブンアプリと連携しているので、
二段階うんぬんと同じ土俵に比べられるのか、
私自身は認識しておりません」

 

 

俗に言う,

 

「二段階認証うんぬん」発言は,
なかなかに衝撃的です。

 

 

これは何を意味するのでしょうか。

 

 

二段階認証という技術は
存在しているのです。

 

それ自体は普及しており,
多くのユーザーがなじんでいる
システムがある。

 

それを導入すればいいだけの話です。

 

 

でも,
実際に導入しなかった。

 

何故か。

 

トップがコレだから。
…と言ったら身もふたもないですが。

 

要するに,
トップの危機意識のなさ,
その価値観…すなわち,
安全性を軽視して,
コストを抑える。

 

それが,
セブンペイを立った4日で
利用停止,
3800万円もの犯罪被害…

 

最終的に,
会社として
30億円もの損失につながったのです。

 

 

絶対に譲れない,
核となる要因はそのままに,
絶えず価値観はアップデートを図ること。

 

そして…
その価値観を実現するためのシステムも,
きちんとアップデートしないと,
価値観は妄想のままに終わる。

 

簡単なことではないですが…
でも大事なことです。

 

なかなか
自分の価値観を振り返ってみる機会は
多くないので…
この記事を機会に考えてみては
いかがでしょうか。

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

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