こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表，
経営軍師の飯山です。
今日は，求人に関する
基本的な話をお伝えします。
基本は，基本です。
以前もどこかで書いた気がしますが…
基本というものは
カンタンなことを言うのではありません。
大事なことが基本なのです。
ですので，
言うは易く行うは難し
であっても…それが基本です。
その上で…
少しでも，その基本に
近づけるように
努力することが大切です。
ということで，
結論としては
求人はマーケティングである
という話です。
たまに，
求人はマネジメントだと
勘違いしている人も
いるようですね。
採用後の労務管理は
マネジメントかもしれませんが…
求人募集は…
集客と同じ，
マーケティングです。
そして…
今のこの情勢で，
なかなか求人は…
なんて思う社長・経営者も
いらっしゃるでしょう。
この情勢だからこそ…
より有能な人材を確保して，
会社を守っていかなければなりません。
無能な人材は…
人材ではなく「人罪」なんて
表現もありますね。
端的に言えば，
無能な人材は，会社にい続ける限り
完済不可能な負債のようなものです。
だからこそ…
法律上の問題はさておき，
無能な人材は放逐して…
有能な人材を確保しなければ
なりません。
そして…
雇用情勢が安定しない，
今だからこそ…
平時ではまず流通しないような，
有能な人材も，
転職市場に出て来うるのです。
有能な人材って，
会社をやめるときは
すでに転職先が決まっているので，
転職市場には出てきません。
ですが，
今だからこそ…
チャンスだと言えます。
そのためにも，
基本をしっかり抑えて，
良い人材確保して，
会社の将来を安定させたい。
…と思う社長・経営者は
最後までお付き合いください。
就職先を選ぶ基準
仕事ではなく，
完全にプライベートの話ではあるのですが。
家庭の事情で
仕事をしていなかったある人が…
その事情も落ち着いてきたため，
就職することにしたそうです。
国家資格もあるし，
常に人材不足の業界だし，
キャリアも長いので…
どこでも引く手あまたな
人ではあるのですが。
本人も，
それを理解しているのか，
「採用されるかどうか」
よりも…
いかに
「良い」
職場，労働条件かを
判断しているようです。
フルタイムではなく
パートタイムなのですが，
ある会社のエージェントから
提案された職場がありました。
…という話を聞いたので，
時給で聞いたところ，
「１回いくら…」
という支給体系のようです。
給料も高いし，
良さそう…
という感じの印象を
抱いているようですが。
更に話を聞くと，
だいたい，自宅から
勤務先まで１時間程度。
地下鉄は，
ほぼ確実に座れるとのことで，
１時間という時間は
気にしていなかったようです。
そこで…
私は…その労働時間に
「２時間」
を足して…
その日給を
その労働期間＋２時間で
割り算。
電卓の数字を見せて，
「時給換算でこんな感じだけど
本当にこれでいいの？」
と尋ねたところ…沈黙。
通勤２時間は，
収益を生まないのですから，
それを時給で按分すると…
「割に良い仕事」
と言えるかどうか，
微妙なラインです。
まあ，
実際，この方が
どうするかどうか。
それはさておき。
このエピソードで，
求人募集において，
ひとつ問題があるとしたら
それは何でしょうか。
当然の結末
以前に聞いた話です。
すすきの界隈で，
「飲食店を相手」
にするビジネスがありました。
…が，
人が足りなくて，
どうしょうもない。
募集しても誰も来ない。
時給を上げても…
募集に応じる人がいない。
そこで…
その社長は，
更に時給を上げて…
ちょっと金額は忘れてしまいましたが，
ある種の
「大台」
レベルまで上げたそうです。
その給料の金額は，
すすきの界隈でも
ちょっとした話題になったのだとか。
その社長は，
私に，
「ここまであげないと人が集まらない，
まったくこれじゃあ，儲からない…」
とぼやいていました。
実際…
人件費が圧迫して…
「儲からない」
どころか，損益分岐点スレスレ。
とはいえ，
私にしてみたら…
当たり前でしょう
というほかありません。
頭を使うか，
お金を使うか，です。
頭を使わなかったから，
誰も，募集に来ないのです。
だから…
お金…という「撒き餌」を
使うしかなかったわけですね。
それで儲からない…なんて
ぼやいている時点で，
まあいろいろと論外です。
求人はマーケティング
「ウチの顧客は，本当に
値段のことしか考えていない」
と愚痴る社長の…
その会社のチラシを見ると，
安さの限界に挑戦！
…なんて書いてあったりするわけです。
そのメッセージだと，
値段しか気にしない顧客しか
来ないのは当たり前です。
安さ「だけ」をアピールすれば
「安さだけ」
しか気にしない人だけが集まります。
同じように…
すすきのの求人の話も…
その会社で働くことの
メリット…やりがい，
魅力などを一切伝えることをせずに，
時給と労働条件
「だけ」
を書いていたら…
金額だけでしか判断されません。
その金額が高いか安いかすら
判断できないのです。
だから募集が来ない。
そこで，
仕事の内容そのものよりも，
その時給だけでみて
「高っ！」
と感じるくらいまで
金額をあげなければ
反応が取れなかったのです。
マーケティングをせずに，
金額だけで
募集をかけるから…
無駄に高くついたり，
反応が取れなかったりするのです。
本当にお金がすべて？
…ということで，
冒頭の私のエピソード。
日給を…
労働時間＋通勤時間で割って，
「本当にこれでいいの？」
…と尋ねたら，
悩み始めた。
この時点で，
「お金だけしか，選ぶ基準がない」
ということにほかなりません。
私は，
「この職場で働くことが，
お金以外にメリットがあるなら
それもいいと思うけど？」
と言ったら…
「それは，実際に働いてみないと
なんとも言えない」
とのこと。
まあ，確かにそうですね。
お金だけで勝負すると…
お金しか考えていない人しか
集まりません。
そういう人は…
もっと
「おいしい」
職場が見つかったら
すぐに辞めていくことでしょう。
当たり前ですね。
だからこそ，
「お金以外」
で…その職場で働くことの
メリット，やりがいなどを
しっかり伝える。
これが，求人における
「マーケティング」
です。
更に言うなら，
実際に，
自社で働いて欲しい人は
どのような人かを明確にする。
そして…
その理想のターゲット像となるような
人が…
その会社で働くことが
魅力に感じるような…
「お金だけではない部分」
を伝える。
これをやらなければ，
結局は，待遇だけで決まってしまいます。
当たり前ですね。
他に選択基準を
示していないのですから。
ということで…
その会社で働くことの
価値や魅力を伝える
マーケティング活動を
しっかりやりましょう…
という至って基本的な話でした。
例えば…
サンプルコピーを
置いておきます。
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アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
追伸
上述のサンプルコピー。
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まあ，本当に８割かどうかは知りませんが。
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