こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。
今日はテンプレ…テンプレートの考え方と
使い方について解説していきます。
昨日の記事で
テンプレに従って書くと楽だ
という話を書きました。
ですがこの考え方を紹介するにあたって
非常に大きな問題があります。
それは何か。
「所詮テンプレでしょ」
と思ったらテンプレを
使いこなせないということです。
例えば,
何かを学ぶにあたって
「もうそれ知ってる」
「分かってる」
…と思っていたら
どうやってもそれ以上
学べることはありません。
同じように
「所詮テンプレでしょ」
と思ったら
テンプレをうまく使いこなせることは
できないのです。
その点も含めて
どうしたらテンプレを使いこなせるのか。
効率化することができるでしょうか。
その考え方を紹介します。
あくまでもブログの記事を書き続ける…
という話ではありますが,
決してそれだけでなく
業務の効率化にも応用できますので
最後までお付き合いください。
テンプレートの本来の目的
昔…20年以上前のこと。
私が2年ほど
ある事務所に勤めていた時の話です。
顧客に手続完了の書類を送る際に
顧客に迷惑をかけているにもかかわらず
普通の顧客と同じように
扱って発送しようとしている
パート職員を見かけました。
私の業務範疇ではありませんでしたが,
慌てて止めた次第です。
手続きが大幅に遅延していたにもかかわらず,
何も触れないのはどうかと思い…
私が少々考えて今回の案件の顛末と
ご迷惑をおかけしたことへのお詫び…
ということで
「詫び状」
という形で文章を作って
それを同封するようにパート職員に指示しました。
そのパートさん自身も
大幅に遅延している…
ということはわかっていたのでしょう。
わかっていても,
どうすることもできずに
ただ送るしかなかったわけです。
しかし,
私が詫び状を作った上で,
それを同封するように
指示したので
安心して送ることができたのでしょう。
…次から別の理由で
顧客に迷惑をかけてしまった時に
私のところに来て
「この案件について詫び状を
作ってもらいますか」
最終的に
私が退職するまでの間に,
12種類ぐらいの詫び状を作って
それが事務所内で出回って
使いまわされるようになりました。
これがテンプレートというものです。
私が考えて文章を作っていたものを
バインダーに綴じてそのそれを
テンプレート化して穴埋め式にしたので
文章を自分で考えるのが苦手なパートさんでも
必要なときに
必要なタイミングで
簡単に使えるようになったわけです。
私は
文章を書くのは
20年以上前の当時でも
さほど苦でもなかったし
その詫び状も
5分もかけずに
書けたわけですが。
そのパート職員は
文章を書くということが
それほど慣れていたわけでも
なかったので…
詫び状を
書くという発想が
持てなかったのでしょう。
ですが
私が詫び状を作ったおかげで
次からその案件においては
自分で詫び状を作って
送れるようになったわけです。
その都度私の手を煩わせることなく
自分でそれをその都度処理することが
できるようになりました。
ただ,違う案件で
顧客にお詫びが必要になった時に…
私のところに来て…
そこで私がまた別のパターンの
詫び状を作る手間は掛ります。
ですが,
その案件についても
以後,
私の手を煩わせる必要が
なくなったのです。
このように
テンプレートというものがあり,
それを使いこなすことができれば
考える労力を大幅に省いて
処理することができ,
効率が上がるのです。
ポイントは,
このテンプレート。
実は私も使っていました。
自分で書いたテンプレートですので
次からも自分でゼロベースで
書こうと思えば書けるわけですが。
もう一度自分で
ゼロから文案を考えて作るよりも
過去に自分が作ったものを
参照して書いた方が楽ですよね。
このようにして
自分の労力も省くことができる。
これがテンプレートということです。
テンプレの意味が変わってしまった
ですが時代とともに
テンプレの意味が少しずつ
変わってしまったように感じます。
上述の通り
本来テンプレを作るにあたって
最初はしっかりと考えて
雛形を作って…
でも一度しっかり考えて作れば
次から考えて作業する手間を
大幅に省いて省力化することができる。
…というその「結果」だけを捉えて,
「テンプレ乙」
みたいな言い方で
いかにも考えないこと
考える能がないことの象徴であるかのように
扱われ,言われるるように
なりました。
そして考えないことが
いかに良くないことか。
頭が悪いことかのように
表現する。
ようなそんな響きで
「テンプレ乙」
なんて言葉が
使われるようになってしまっている次第です。
ですが本来の意味としては
考える作業をいかに省いて
楽に効率化して
成果につなげるかというところで
テンプレートが活用されるのでは
ないのでしょうか。
ブログ記事におけるテンプレ
ではブログなどにおいて
テンプレというものは使えるのでしょうか。
テンプレの意味をもう少し広く捉えると
十分に捉えます。
だいたい
文章にはパターンというものがあって
そのパターンに当てはめて
記事を書くことが出来れば
大幅に労力は減らせる上に
相応の独自のものが作れるようになります。
テンプレやパターンを使うと
個性も価値も何もない
薄っぺらいコモディティ化したものが
出来上がるかのように
勘違いしてしまっている人がいますが。
決してそんなことはありません。
それは私たち日本人が
誰よりも分かっているのでは
ないでしょうか。
有名なものとしては
五・七・五
あるいは
五・七・五・七・七
短歌や俳句などよばれる
パターンがあって,
その中にどれだけの芸術性・独自性
が込められているのか。
私達日本人はは知っているはずです。
俳句や短歌の,あの限られた文字数ですら
独立性が表現できるのですから
そういった制限のない
ブログなどにおいても
テンプレやパターンというものを
うまく使いまわすことができれば
より楽にしかも独自性の出る文章を
書き続けられるのではないでしょうか。
テンプレを使いこなすポイント
ではテンプレを使うこなす
ポイントについて解説して
今日は終わります。
おすすめが一つあります。
テンプレやパターンは
世の中に無数あります。
そのたくさんの中から
ある中から自分に合ったものを
ひとつ選んで
それだけをひたすら使うことです。
もちろん違うものを使ってはいけない
ということではなく…
同じものをずっと
使い続けた方が
楽だということです。
私自身はだいたいいつも書いてるブログ記事は
8割9割同じパターンを使っています。
具体的には
はじめに概要を簡単に紹介した
「前書き」があって
エピソードトークに入ります。
エピソードトークから
場面転換して
最後に結論と
その記事における主張をして終わりです。
今日はそのパターンに入ってない
珍しい例ではありますが。
大体いつもこのパターンで
書いています。
私は
これが慣れてしまって
楽だから今はずっと
このパターンを使っています。
あなたは別にこのパターンがよければ
このパターンでも構いませんし
あなたに合った別のパターンを
使えば良いということになります。
同じものをずっと繰り返しても,
何も問題はありません。
なぜなら…
例えばm
五・七・五
の俳句において…
「また五・七・五なの?」
…と疑問を抱く人などいないでしょう。
パターンとはそういうものです。
ワンパターンであっても,
問題ないのです。
時代劇の勧善懲悪ものなど,
まさにワンパターンなのに
受け入れられているのではないでしょうか。
ここではブログというものは
提出書類と違うものですから
テンプレートというものから
パターンという言葉に置き換えましたが
だいたい意味として同じに捉えてください。
あなたに使いやすい
テンプレートやパターンというものを見つけて
それに基づいて
少しでも楽に書き続けられることを願っています。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
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