なぜ運動が得意な小学生はモテたのか

なぜ運動が得意な小学生はモテたのか

なぜ運動が得意な小学生はモテたのか
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

 

今日は…30年以上前に抱いた
ある疑問について,
突然答えが降ってきたので
その話をします。

 

 

お題は…

 

なぜ運動が得意な小学生はモテたのか

 

まあ,割とどうでもいいですね。
ただ,この疑問の奥に,ある大事な考え方が
含まれています。

 

 

マーケティング…
特に広告関連の話ですが。
学ぶ…というネタでもないので,
息抜き感覚で最後までお付き合いください。

 

 

「川ジャン」の少年

 

 

革ジャンでもなければ,
皮ジャンでもなく,川ジャンです。

 

 

私が10歳くらいの頃でしょうか。
さすがに昔の話なので
あまりよく覚えていませんが。

 

クラスメートに,
ある少年がいました。

 

彼は…
「川ジャン」の少年
でした。

 

とにかく,成績が悪く,勉強は苦手。
授業中の素行も,よろしくはない。

 

でも,
体育の時間になると,
とたんに生き生きします。

 

 

私が,
彼について覚えているのは…
「川ジャン」

 

…つまり,川をジャンブで飛び越えるシーンです。

 

 

大して広くもない川幅ですが,
それでも川は川。
一級河川。

 

放課後に,何人かで
適当に集まって遊んでいた時に,
彼が自分の身体能力を
見せつけるかのように…

 

 

橋を渡らず,土手から川を飛び越えて
いきました。

 

ある意味…それだけで,
小学3年生としては
「英雄」
ですね。

 

クラスのみんなからちやほやされ…
周りに女の子が集まります。

 

「次に川ジャンやるのはいつなのか」
みたいなやり取りもありました。

 

 

私は…

 

あんなに成績が悪く,
授業中の素行も悪いのに。

なぜ【体育】が得意なだけなのに
あんなにモテるのだろうか…

 

…と疑問に思ったことがあります。

 

まあ,小3の頭では答えが出せず…
答えを放棄して,
クラス内の書棚…いわゆる
学級文庫の棚に置いてあった,
心霊写真集を眺めていました。

 

…あれから何十年も経ち,
彼がなぜモテるかどうかはともかく,
そこで心霊写真を興味津々に
眺めている私がモテなかっったのは
当然といえば当然ですね。

 

 

さて。

 

 

改めて,
なぜ彼がモテたのでしょうか。

 

 

理由は…
小学3年生だったからです。

 

 

すなわち…
小3で,川を飛び越える身体能力の持ち主。
そんな子は,いません。

 

実際に飛び越えられる身体能力がある子は
他にもいたのでしょうけど。

 

彼は頭が悪かった。
言い方を変えると,
注目を浴びるために,
危険を顧みずに
「川ジャン」をやるような
蛮勇さがあったのです。

 

そして…
他の誰もがやらないことを
彼はやったから,
小3では英雄だったのです。

 

だから,モテた。

 

けれど,
小学生の私にはわからなかったけど,
今の私ならわかります。

 

小学生にとって…
そしてその時の状況において
「モテる」
とは…

 

注目を浴びることを意味するのです。

 

 

特に,女の子から注目を浴び,
チヤホヤされるのが「モテる」のであって…

 

恋愛などというものではなかった。
…ということですね。

 

 

だから,
なぜ彼がモテた…ここで言う
注目を浴びたのか。

 

それは,
彼が「川ジャン」という
他にやらないことをやったからです。

 

 

それが,
小学3年の価値観,考え方,
思考の熟成度から考えて…
眩しく,凄いものに見えたのです。

 

 

実際…
学年が上がっていくにつれ…
彼はただの劣等生であり,
誰からも見向きがされなくなっていきました。

 

川ジャンなんて危険なこと…ではなく,
思考が少しずつ成長することで,
それは勝ちがあるものではない。

 

そして…
授業での成績が,
「学校生活における重要性」
の上位をしめるようになる。

 

 

あるいは…
真剣に部活動をはじめた子にしてみたら,
川ジャンなどやらないだけで
「あれくらいの幅跳びは簡単」
だと思えるようになったのでしょう。

 

 

価値ある資源は何なのか

 

 

この体験は,
今にして振り返ると,
なかなか示唆に富んでおり…
ある意味,残酷でもあります。

 

 

小学3年の思考,文化,風潮であれば,
川ジャンは,注目を浴びる行為だったのです。

 

けれど,
同じ小学校という「社会環境」でも,
6年生になると,成績が重視されるようになり,
見向きもされなくなる。

 

…ということです。

 

 

けれど…
実際にはどうなのでしょうか。

 

 

現実には,競技こそ選びますが,
スポーツ選手…優秀な選手は
高級取りですよね。

 

なぜなら,
それだけ「注目を集めることができる」からです。

 

人から注目を集めることができる。
これは価値ある資産です。

 

そして…
多くの場合,スポーツというものは
「わかりやすい」
から価値があります。

 

 

上述の例では,
小学3年だったら,
「川を飛び越える」
というのが
「凄さとしてはわかりやすい」
から注目を浴びたのです。

 

 

それこそ,
授業態度やテストの成績以上に,です。

 

 

けれど…
小学生という社会環境では,
学年が上がるにつれ,
成績に価値が出て,リアリティーが
増してくるので…

 

 

成績がいい子が注目を浴びるようになる。

 

けれど…
学校を卒業すると…
やっぱり,わかりやすく…
何よりも見る側が,脳内空っぽでも
凄さがわかる,スポーツというものが
注目を浴びるのでしょう。

 

 

このように,
いかに注目を浴びるかどうか。

 

そこに価値がある,
という考え方でした。

 

 

注目を浴びた…その先に。
広告運用できれば,
収益も上がる…と考えられています。

 

だからこそ,
広告との兼ね合いでも,
やはり「注目を浴びる」ということは
価値があるように見えるのでしょう。

 

 

 

注目を集めた,その先の話

 

 

ただし,
注目を集めるだけなら簡単です。

 

例えば,
人混みあふれるところで,
いきなり絶叫すれば,
きっと注目を浴びるでしょう。

 

 

目立った犯罪を犯せば,
新聞やテレビに載ることもできます。

 

…それじゃ,意味ないですよね。

 

これは極端ですが。

 

 

注目を集めた先に,
マッチしない広告宣伝するのも,
同じように意味はないし,
迷惑でしかありません。

 

 

例えば,
商店街の人混みの中を,
リアルにカピバラが歩いていたら,
ものすごく注目を集めるでしょう。

 

そこに…
英会話スクールの宣伝をはじめたら…
やはり見向きもされなくなる…
どころか,嫌われることもあるでしょう。

 

 

先日触れた,
Youtubeの動画再生中の広告も,
このパターンですね。

 

動画再生で注目を浴びている中に,
それとは無関係なものを
打ち込んでくるのですから。

 

 

注目を集めるのは大事です。
価値があることです。

 

でも,
注目を集めることそのものを
目的にしてしまったら,
嫌悪感を掻き立てるだけ。

 

決してやってはいけない。

 

上述の
「川ジャン」
がそのパターンですね。

 

今の時代なら,
迷惑系Youtuberでしょうか。

 

 

見境なく注目を集めることは
くれぐれも控えたいものです。

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平

 

 

 

 

 

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