反応は取りやすくてもおすすめできない広告媒体の話

反応は取りやすくてもおすすめできない広告媒体の話

反応は取りやすくてもおすすめできない広告媒体の話
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

 

今日は広告媒体について
短い話をします。

 

 

交流会などで
私が集客の話をしているのを
知ると…

 

「いい媒体,知りませんか?」

 

…と尋ねてくる方が
よくいます。

 

 

もちろん,
社長,経営者としては
どうせ広告費を出すなら
より多く反応がある媒体を
知りたいと思うのは
自然なことです。

 

ですが,
反応だけはなく
別の要素も考えてほしいのです。

 

以下,最後までお付き合いください。

 

 

これなら反応は取れるかも

 

 

例えば,男性向けの
R-18な雑誌。
いわゆるエロ本ですね。

 

 

雑誌は雑誌ですから,
広告を載せる
スペースもあります。

 

 

そこに広告を載せるのは
どんな商品,あるは
会社でしょうか。

 

 

例えば,
一定の効果を想起させる
サプリメントとか。

 

あるいは,
性的欲求を満たす
道具とか,でしょう。

 

あるいは,
出会い系のサービスの
広告だったり…

 

 

札束風呂で,
半裸の女性を侍らせた
男性が写る
幸運アイテム系
でしょうか。

 

 

つまり…
これらのものばかりが
広告宣伝されているわけです。

 

 

広告というものは
基本的に目立ってなんぼ,
という要素があります。

 

 

ということはここで…

 

 

創業80年
歴史と信頼
●●工業株式会社

 

みたいな感じで,
作業服を着た男性が,
ブルドーザーに載っている写真とかを
大きく載せたら…

 

 

まあ,さぞかし目立つでしょう。

 

 

ではこれ,
実際にやりますか…という話です。

 

 

あるいは,

人のゴシップ…
「人の不幸は蜜の味」
を売り物にしている
いわゆるタブロイド紙みたいなものが
あります。

 

 

そこに,
老舗呉服屋が
広告を出すかどうか,
という話ですね。

 

非常に目立つとは思いますが
決して出さないでしょう。
そういうイメージが
まとわりついてしまうからです。

 

 

広告媒体は,
基本的に
「相性」
です。

 

相性があわなければ
注目を浴びても
反応が取れないし…

 

反応が取れても,
自社との相性が合わない顧客が
来るのですから…
百害あって一利なしですね。

 

 

クレームの嵐になったり,
既存客がどんどん
離脱していくことでしょう。

 

 

 

 

逆に,
相性が良すぎても,
それはそれで困りもの。

 

 

なぜなら,
競合が殺到しますからね。

 

 

競合に勝てるような
より魅力的なオファーを
出さなければ
反応が取れません。

 

強いオファーで
集客しても,
その後の売り上げ次第では
赤字にありうるでしょう。

 

相性が良すぎるのは,
レッドオーシャンなのです。

 

 

競合を蹴散らせるだけの
マーケティングができれば
おいしいですが…

 

…実際,
そういうビジネスモデル,
すなわち
業界全体のマーケティングが
しょぼいところに乱入していって,
ゴッソリと顧客を持っていく,
という人もいます。

 

 

そうでなければ,
相性が良すぎても
リスクだという
発想は持っておきたいものですね。

 

 

無難な媒体

 

 

冒頭では
「良い媒体」
を尋ねられるので
お答えづらいのですが。

 

 

「無難」
で,おすすめしやすいものはあります。

 

 

自治体の広報誌です。

 

無難ですね。
良いイメージも
悪いイメージも
無いでしょう。

 

 

ただ,
そのエリアにしっかりと
配られるということ。

 

そして,
自治体次第ですが
そこまで高額な広告費ではないこと。

 

 

あとは…
これも自治体次第ですが
割と審査がザルです。

 

そして
しっかりとアピールできる
競合も少ない。

 

私のクライアントに
おすすめして出したところ…

 

 

そう,
広報誌に載せるような
名刺をそのまま載せたような
広告が多い中で。

 

 

私が何度も何度も添削して
練り上げたセールスコピーと
オファーで広告を掲載。

 

 

注目を浴びすぎたのか,
同業者から陰湿な嫌がらせを
受けることもありました。

 

 

私が前職の法律のしごとを
していたときに
広報誌に出したところ…

 

 

その自治体職員…
公務員から,問い合わせがあり
紹介されることがよくありました。

 

 

職員から紹介される,
というのは意外でしたが…

 

詳しく話を聞くと,

 

市民から何らかの問題について
相談を受け…
でも,自治体では
対処できない問題だった。

 

そのときに,
紹介されるのだそうです。

 

 

具体的には,
資産税課の窓口で
相続手続きについて
いろいろ質問されても
窓口の職員は
答えられないでしょう。

 

だから,
紹介されるのです。

 

 

そこで,
紹介してくださった
職員にお礼を言いに
行ったときに,
聞いてみたのです。

 

 

公務員がその立場で
特定のビジネスを
紹介して問題ないのか,
ということですね。

 

 

すると…
これがまた,上手いですね。

 

紹介している理由が
「広報誌に出ているから」
だそうです。

 

なるほどなぁと
納得した次第です。

 

 

もちろん,
業種業態にもよるでしょう。
特に,広報誌の場合,
エリアビジネスになるので
合わない業種も多いでしょうけど,
ぜひ一度検討してみてください。

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平

 

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