こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。
今日は,体調が悪いです。
自業自得なのですが。
…ということで,
今日はこの自業自得ネタについて
お伝えしていきます。
お題としては,
需要と価値提供について
いろいろと考えていきます。
ビジネスというものは
顧客に価値提供して
対価をもらう,というのが
基本構造です。
では,
あらためて価値とは何でしょうか。
それを考えるちょっとしたきっかけとして
最後までお付き合いください。
獄激辛
ということで,
アイキャッチ画像で出ていた
獄激辛の焼きそばです。
最近,
このペヤングでは
獄激辛やきそば Final
なるものが販売されたそうです。
ネットで見かけました。
私は辛いものが好きですが。
めちゃくちゃ辛いものに強いとか
そういうわけではないので…
これは完食できないでしょう。
…それ以前に…
そもそも,
以前に買った獄激辛の
焼きそばを食べてなかった。
…ということで,
昨日,食べました。
結論としては
完食しました。
ただ…
夜,寝ているときも
飛び起きる羽目になり…
今日一日
体調が悪いです。
味の感想としては
一言でいうと
「おいしくない」
という他ありません。
例えば,
名古屋名物台湾ラーメンは
本当に辛いものは辛いです。
辛いですが,
コクがあって…
とても後を引く美味しさです。
体調的にも
健康的にも
辛さ的にも
かなわないですが…
可能なら,汁まで
全部飲み干したいくらいにおいしい。
まあ,
お湯を注いで3分の
カップ焼きそばと
店売りのラーメンを
比較するほうがおかしいですが。
辛くておいしいものが好きで,
ひたすら辛いだけで
おいしいとは思えないものもあり,
そういうものは,
大して好きにはなれないでしょう。
好きな人は…
この辛さと熱さ,痛みが
癖になるのかもしれませんが。
さて,
そんな獄激辛ですが。
その後,
激辛MAX END
なるものがで…
今回はFINALだそうです。
なんでそんなものが
売られているのでしょうか。
需要と供給
ネットで
いくつかレビュー記事を見ましたが。
ある意味,
「本当に辛くてつらいけど,
でもまだ完食できる」
という感じでしょうか。
つまり…
この一部の人達は,
「(辛さに)挑戦する体験」
というものを
求めたのでしょう。
そして,
ペヤングはそれに応えた。
もっとも,
今回のFINALについては
これを市場に流通させることは
間違っている。
…という表現をいくつか見たので…
限度というものがこの辺りなのでしょう。
あらためて,
この獄激辛の価値とは
何なのでしょうか。
人間の欲求を
8つに分類した,
LF8とよばれるものがあります。
8つ全部はここでは紹介しませんが,
この8つの中に,
「食べ物,飲み物を味わいたい」
というものがありますが。
この獄激辛…少なくとも
このFINALを食べて,
「食べ物、飲み物を味わいたい」
という欲求を満たしたいわけでは
ないでしょう。
では,
なぜそんな
「兵器レベル」
とまで言われるような
激辛のカップ焼きそばを食べるのか。
いくつかある理由の一つ。
注目を浴びるからです。
人から注目を浴びる,
というのも,人間の大きな欲求の一つ。
そんな…
話題になるような
激辛のものを食べた,
ということを
周りにアピールして,
注目を得ようとするのでしょう。
これを
Youtuberなどが
実際に食べて…
のたうち回る様子を見せて,
再生数を稼ぐ,
なんてことも
あるかもしれませんね。
私の場合は…
FINALではなく
単に獄激辛ですが。
辛いものが好きだから…
という期待と好奇心。
あとは…ブログのネタになれば…
くらいでしょうか。
辛くて美味しいもの,
という期待は思いっきり外れたので
近々,台湾ラーメンでも
食べにいきたいところですね。
あらためて価値とは何なのか
さて,
今日のお題である
「価値」
の正体。
それは,
顧客の「体験」です。
さらに付け加えるなら…
感情を伴う体験です。
人は感情を感じるために
お金を払います。
お金を払うというのは,
対価…価値があると思うからです。
そして…
その感情はいろいろ。
例えば,
映画で,コメディを見て
腹を抱えて笑う…
というのは,そういう楽しい感情を
味わいたい…という欲求でしょう。
ラブロマンスものなら,
そのような感情。
ちょっとかわったものでは
人はお金を払って
恐怖を感じることすらします。
映画の例で言うなら…
ホラージャンルが
確立していますね。
映画ではないけど
恐怖を味わいたい…
という人は…
バンジージャンプをしたり
動物園に行って,
蛇を掴んだり…
などをします。
そして…
他にはない
特別な体験,感情には
価値を感じやすいという側面は
どうしてもあります。
だから…
ペヤングも,
辛いものを出しては…
食べた人から
「もっと辛いのを…」
というリクエストに応じて,
どんどん辛いものを出し…
今回,
行き着くところまで
行ってしまったのでしょう。
もっとも,
Max End
の「後」が出ている時点で
怪しいものですが。
真面目に考えすぎてはいけない
価値というものは,
有益で役に立つものである。
…という思い込みでは
通用しません。
BtoBなどでは
「上司や決裁権限者に稟議を通す大義名分」
として…
その有益性は必要ですが。
それだけでは,
欲求に働きかけて
「欲しい」
とは思ってもらえないでしょう。
繰り返します。
獄激辛FINALは,
食品としてみた場合に,
美味しいものでもなければ
健康に良いものでもない。
間違いなく,
有害なものです。
けれど,
欲求を満たすものとして
販売されている。
顧客の欲求を満たすには,
顧客の欲求を理解しなければならない。
有益性,利便性などだけでは
心に届かないことは十分にある。
このことは忘れないようにしたいですね。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
アップスタッツ合同会社のブログを
メールで受け取りませんか?
ブログ記事の内容を,メルマガで配信いたします。
ブログ記事内容とは別に,
メルマガ読者限定コンテンツの
配信もあります。
毎朝午前5時に,ブログ記事をメルマガ配信。
週2を目処に,メルマガ限定記事を配信します。
特に,ブログでは公開しづらいノウハウなどは,
メルマガ限定でご案内いたします。
今すぐ下記フォームよりご登録ください。