こんにちは。
アップスタッツの飯山です。
今日も引き続き…
大東亜戦争についてです。
この…まるで終戦記念日には
ふさわしくないタイトル。
これはなぜなのでしょうか。
平和と平穏を好む日本人は
ぜひ最後までお付き合いください。
夢を笑われた話
かつて…20年以上前。
ある自己啓発のセミナーでのこと。
ワークで,
二人組になって,
自分の夢や目標を話す。
というものがあり…
知らない人と二人組に
なったことがあります。
私の夢を語ったら…
その人は,鼻で笑いました。
本当に不快な出来事でした。
よく目標は人に話すな,
と言われますが。
本当にその通りだと
実感しますね。
…まあ,
ただ20年以上前の話であり,
実際に当時の私が
どんな夢や目標を抱いていたのかを
まるで覚えていません。
逆に言えば…
たかが20年程度で忘れてしまうような
夢や目標など,
そんな大したものではなかったのでしょう。
鼻で笑われるのも,
やむなしですね。
それから時は経ち…
もう10年くらいでしょうか。
ある共通の価値観を持っている,
友人がいます。
海外在住の方なので,
そうそう会う頻度はないですが。
ただ,根本的な価値観が
重なるので…
久々にあっても,
時間のブランクを感じることなく,
深く濃い話をします。
さて。
その友人と…
私の抱いている夢について
話をしたときのことです。
友人は…私の夢を聞いて,
文字通り腹を抱え…
涙を流しならが笑いました。
決して,
嘲る意図はなく…
むしろ…笑えるくらいに,
あまりにも壮大で,
そしてギャップが大きい話だったから
でしょう。
上述の自己啓発セミナーでの話とは
違いますから…
その友人が,
私の夢や目標を嘲り,穢すようなことは
しない…という確信はあるので…
「もし,本気なら最高だね」
という言葉に
「もちろん,本気」
…と答え…
「でも,この生涯で実現するとは思っていない」
とも言いました。
私の夢は…この世の中から,
あらゆる戦争がなくなったという
「前提」でこそ実現できるもの
だからです。
友人が大笑いしたのは…
本気で,この世の中から戦争が
なくなったという前提での夢だということ。
戦争がなくなった世の中で
実現したいのは「それか!」
みたいな…2重の意味で,おかしかったのでしょう。
戦争は無くならない
さて,これまでの流れを
ぶち壊すようなものであり…
終戦記念日の今日。
こんなタイトルを付けたこの記事。
なぜなのでしょうか。
そもそも,
戦争とは何なのでしょうか。
その本質,起こる原因について
考えたこと,あるでしょうか。
このあたりを,
ガッツリと語ると…
文章としては1週間かかっても
書き終わらない量に
なりそうなので…
ここはかなり簡略して
説明します。
あくまでも,
私個人の自説です。
飢餓や食糧問題などで,
良い水場,狩り場を巡って
戦争が起きる場合。
これは救いがあります。
なぜなら,
水問題,食糧問題が解決できれば,
好んで戦争などしないでしょうから。
ですが…
近年の戦争は,
そういう理由では…
主にイデオロギーによる戦争でしょうね。
さて,
このイデオロギーの戦争とはなにか。
「私はきのこです」
「私はたけのこです」
「「ならば戦争だ」」
これが,戦争の起きる構図です。
もし…
「私はきのこです」
「なるほど。私はたけのこです」
「なるほど」
…とできれば
戦争は起きないのです。
つまり,
自分はきのこであって,
あなたはたけのこであることを理解した。
自分はたけのこであって
あなたがきのこであることを理解した。
ということですね。
相手がどういう主義主張なのかを
「理解」
するということは,
相手の主義主張に賛同して
受け入れるということでもなければ,
自分の主義主張を「否定」されたわけでも
ありません。
お互いに
「なるほど」
と言っている限りにおいては,
戦争など起きないのです。
でも,
実際に戦争は起きます。
その理由を説明すると
本当に長くなるので。
端的に。
「私はきのこです」
「なるほど。私はたけこのです」
「許さん,戦争だ」
ということもあるわけですね。
片方が,
相手の考えを理解し,
自分との考えとは違うことを
認識した上で,
「それはそれ,これはこれ」
…と考えられるのに。
もう片方が…
「自分とは違うなど絶対許さん」
…となって,戦争を仕掛けてきたら,
やはり戦争が起きてしまうのです。
説明の便宜上,
きのことたけのこにしていますが。
ここでいう
きのこが侵略者なら,
たけのこは防衛するために,
武器を手にしなければ
ならないのです。
こうして起きたのが,
大東亜戦争です。
日本は,何を守るために
何と戦ったのか。
何を思って,
「天皇陛下バンザイ!」
と叫んで…
神風特別攻撃隊の機体は
敵艦に突っ込んでいったのか。
何を思って…
一度乗り込んだら生きて出られない
特攻兵器「回天」に乗り込んだのか。
<参照>※回天の説明がこちら
10倍以上の戦力に,
相手指揮官は「3日もあれば終わる」と
いったとされる相手指揮官。
実際に戦力差6倍を前に
パラオのペリリュー島の戦いで
日本兵はどんな思いで…3日どころか2ヶ月半も
死闘を続けたのでしょうか。
何を守るために,
何と戦ったのでしょうか。
それなくしては…
戦力差6倍だけでなく,
ろくに兵站も補給もない状態で
絶望的な戦力差を相手に…
2ヶ月半も戦えなかったはずです。
パラオだけではありません。
アジア各国において…
日本人がどのように戦い,
どのように散っていたのか。
例を出せば切りがありません。
大東亜戦争。
その背後にある大東亜共栄圏とは
何を目的に,
何を守り,何を理想にしていたのか。
そして…
日本はポツダム宣言によって
77年前の昭和20年8月15日正午。
玉音放送によって
戦争が終わりました。
GHQによる占領政策として…
大東亜戦争という言葉が封じられ…
太平洋戦争という言葉に
すげ替えられました。
言葉をすげ替える…ということは,
その奥にある思想や理念までも
すげ替えるということです。
そして…今にいたります。
何度も繰り返します。
当時の日本は
何を思い,
何を守るために,何と戦ったのか。
絶望的な戦力差なのは
開戦前からわかっています。
軍部の暴走なんて
言われることもありますが。
軍部でも,
戦力差は理解できます。
それでも戦わざるを得なかったのは,
なぜなのか。
何を守るためなのか。
わかっていることは…戦後77年。
今日,私たちは
一人の日本人として,
日本国内において暮らせている
ということです。
…という結果だけを享受するのも
ひとつですが。
日本人であるなら…
「その時になにがあったのか」
「それはなぜなのか」
「敵の正体は何で,何を意図していたのか」
あたりは知っておいて欲しい。
それが真実か,とか。
それが正しい間違ってるとか
そういう話ではなく。
「なるほど」
と理解だけして欲しい。
その先は,ひとそれぞれの
主義主張,イデオロギーの話ですから。
もし,知るだけは知りたい。
でも…変な思想に凝り固まった情報はイヤだ…
…という方に向けて安心して
紹介できるのが,この本。
背後に,あやしい団体や資金の流れは
確認できていませんから。
現在,書籍代無料(送料のみ有料)で
手に入ります。
幸いにして平和な世の中を生きる
私達日本人。
年に一時期くらいはこういうことを
真剣に考えてみてはいかがでしょうか。
あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平