過去のクライアントに一発レッドカードを出す羽目になった話

過去のクライアントに一発レッドカードを出す羽目になった話

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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

 

今日は,
経営者が守るべき「あるルール」
についてお伝えします。

 

もちろん,守るべきルールは
いろいろあるし,
守らないことで
大きな代償を払うことも
あるでしょう。

 

 

…ただ,
今日の話は
「守らない」
ことによって
一見したところで,
大きな影響はないように見える。

 

…けれど,
やはり払う代償は大きい,
という話です。

 

いつもどおり…
いや,いつも以上に,
前置きが長いですが,
最後までお付き合いください。

 

 

 

30年以上前の懺悔話

 

 

そうですね…
私が中学生の頃の話ですから
30年以上前の話です。

 

 

さすがにもう
時効でしょうから,
ここでお伝えします。

 

 

当時,
クラスメイトの一人に,
ある人がいました。

 

仮に,少年Aとでも
しておきましょうか。

 

 

彼は…
クラスの担任の存在を
心の底から憎んでいたのでしょうか。

 

 

担任は,
社会科担当で
当時40代半ばの独身男性。

 

頭頂あたりが,かなり
寂しくなってきており,
生徒からはいじられていました。

 

 

いじられ,からかわれることは
あっても…
嫌悪,憎悪の対象とまでは
考えにくいいのですが。

 

Aは,そうではなかったようですね。

 

 

Aは,担任に
悪質な嫌がらせをすることに
したようです。

 

 

Aはクラスメイトで
成績は優秀ですが,
社交的ではなく…

 

同じくコミュ症の私と,
たまに話すくらい…

 

そして,行く宛もなく,
組む宛もないから,
修学旅行で一緒のグループになる。
そんな感じの間柄です。

 

 

 

Aが…私に
「犯行計画」
を打ち明けました。

 

いわゆる,
通販など,
電話で注文できるところで,
Aは担任の名を騙り
偽りの注文をいれるというのです。

 

よく,蕎麦や寿司の出前が
ン十人分も届く…
みたいな犯行は耳にしますが,
それと同じですね。

 

ただ,
Aが担任の名を騙って注文したのは,
ダブルベッドや
ダブルの羽毛布団など…
「新婚向け」
のアイテムをいろいろと注文したのです。

 

当時は
40代未婚男性というのは,
ある意味,奇異の目で見られていましたから
結婚できないことを揶揄するような
嫌がらせですね。

 

 

私は…
Aは成績優秀だし,
頭は悪くないのだから

「それをやるリスク」

も理解できているだろうし,
本当にやるとは思っておらず,
適当に流しながら
話を聞いていました。

 

だから…
その後,実際にそれがなされ…
校内でかなり話題…
そして問題になった時,

 

 

「え?まさか本当にやったの?」

 

…と,口走ってしまいました。

 

 

それを聞いていたのでしょう。
教師側は,
私が実行犯を把握していると判断。

 

 

進路指導室に呼び出され,
屈強な体育科教師2人が
腕組みをする中で
担任から

 

「取り調べ」

を受けました。

 

私自身がやった…
と思われていないのは救いでしたが。

 

ただ…
そこで私は失言をしてしまったこと。
それによって,
Aの犯行だと吐露した場合,

 

クラス内において,
教師側に加担した存在とみなされ,
私自身がAの標的になる…

 

もしくは,
その担任のことを快く思っていない,
そしてAの犯行を他人事として
見ている分には歓迎する勢力から…

 

いじめにあうリスクがあります。

 

 

私は,
Aの犯行であるということは,
今後の学校生活を考えると,
断じて吐くわけにはいかないのです。

 

 

そこで…

 

 

「いや,前からそういう噂はあった」

「みんなが言っていた」

 

…で,切り抜けました。

 

もちろん,
教師側も,

 

「みんなとは誰だ」

 

…と突っ込みますが,

 

「覚えていない」

 

を通しました。
通常,コレをやると
自分に疑いがかかりますが…

 

私の失言が,

 

「え?まさか本当にやったの?」

 

なので…
「私自身がやった」
とはまるで思われておらず…

 

結果として,
教師陣は憮然とした表情で
私を,取調室…もとい,
指導室から釈放したのです。

 

そこを出て…
私はまず
「なんとか切り抜けた」
と安堵して…

 

次に…

 

 

「みんなが言ってる」

 

 

という言葉の,
凶悪さに気づき,
愕然としました。

 

 

「みんなが言っている」

 

を使えば,
大抵のことは切り抜けられる反面,
それをすることは,
本当に悪質であり,
決してやってはいけないことだ…

と,当時の私は思ったものです。

 

 

ただ,当時は中学生の身です。

 

それがなぜかは
よくわかっていませんでした。

 

中学生の頃の話は
ここまでですが…

 

それから時が流れ…
私が自己啓発ジプシーの果てに
たどり着いた,
ある知識体系において。

 

「一般論を話す人が
どれだけ危険なのか」

 

という話が,
詳細に解説してあり…
当時は「理由がわからなかった」けど,
その根拠,理由が
明確に仮説されているのを読んで,

 

あらためて,
自分の所業が悪質だったこと。

 

今後は,
今まで以上に
意識して一般論を使うのを避けること。

 

そして…
一般論を使う人を,
意識的に遠ざけること。

 

…を心に決めました。

 

 

一般論の危険性

 

 

…をここで詳細には解説しません。
もう,ここまでで十分でしょう。

 

 

今日のお題はここから。

あるマーケティングのセミナーで,

「自分の顧客にしたい人,
したくない人」

といったワークがありました。

 

その中で…

「こういう人は
決して顧客にしてはいけない」

というルールとして定め,
絶対に守るべし。

…という教えですね。

 

そのワークで,
私は…いくつかある中の一つに,

「一般論で語る人」

は,クライアントにしない,
と決めたのです。

 

もちろん,
一般論といっても
程度の差はあります。

 

 

「普通に」
とか
「常識的に」

 

といった言葉は
一般論ですが…使う人も
多いですから…

 

ここまでは
「一般論」
ではないと判断しています。

 

 

一般論というのは,

 

「無意識であろうと意識的であろうと
具体的な根拠をぼかすことで,
それを明らかにする責任を
免れようとする」

 

ものとして捉えた場合。

 

 

私が過去にやらかした

「みんなが言っている」

…は,完全にアウトですね。

 

 

なので,
実際,クライアントには
「みんなが…」
という言葉を多用する人は
危険なので距離を取るように指導しています。

 

 

他にもありますが,
割愛します。

 

 

さて…
このように決めたなら
それを断固として守らなければならない,
というのが今日のお題です。

 

 

自分が決めたルールです。
他の誰かとの間で決めたルールを破ると,
それは信用の毀損に繋がります。

 

でも,
自分とのルールを破ったら,
どうでしょうか。
対人的には,支障は起きません。

 

だから,

 

木曜日の午後に,
思考労働をやろう…と
決めていたのに,
その日にアポが入ってしまった…
入れてしまったから,やめる。
…というのはよく起こることですね。

 

 

ただ…今日の
「顧客にしてはいけない」
という人をマイルールとして課した場合。
それに違反すると…高い代償を払います。

 

なぜか,
マイルールにするほどの
原因…危険性があるからです。

 

 

そんな原因を見て見ぬふりするというのは
極めてリスクが高いのです。

 

 

過去のクライアントにレッドカードを出した話

 

 

実は,
昔のクライアントから連絡をもらい,
また指導して欲しい,
という話がありました。

 

ただ,
そこで
「一般論」
…私の定めるボーダーを
大きく踏み越えるものがあったので…

 

そのクライアントとの
これまでの思い出を振り返りながら,
それを断ち切って,

「私では力になれません」

 

と返信しました。

 

 

以前のクライアントだし…
ただの失言だから,
「イエローカード」
でもいいか…と思ったのですが。

 

ここで…妥協したら
絶対に痛い目に遭う…と覚悟を決めて,
一発レッドカードにしました。

 

一般論は本当に危険です。
それを例外設定することは…
いつか必ず,大きな災いをもたらす。

 

目の前の売上の何十倍の
損害を被ることでしょう。

 

…という確信が私にはあるのです。

 

今日の話は,
一般論の話…ではありません。

 

 

だから,
あなた自身が,
一般論で話す人を
どう思い,扱おうと
それはあなたの自由です。

 

そういう話ではなく…
私は一般論で責任転嫁しようとする
人は危険だから,
絶対にクライアントにしてはいけない,
というルールを定めたのであり…

 

今日の話は,

 

「自分で決めたルールは
守らないと後で痛い目に遭う」

 

という話でした。

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

 

 

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