単純接触効果の正しい使い方と間違った使い方

単純接触効果の正しい使い方と間違った使い方

単純接触効果の正しい使い方と間違った使い方
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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

今日は,ちょっとしたテクニックの話をします。

 

ザイオンス効果とか
単純接触効果…
耳にしたことがあるでしょう。

 

今日はこの
「間違った使い方」

「正しい使い方」
について考えていきます。

 

当たり前ですが,
間違った使い方をすると,逆効果です。

 

そして…
間違った使い方をした
実例も踏まえて解説します。

 

以下,お付き合いください。

 

 

単純接触効果

 

 

接触する回数が多ければ多いほど
対象に対する評価や好感度が上昇する現象です。

 

実証実験を行った学者の名前から
「ザイオンス効果」
などとも呼ばれます。

 

 

端的に言えば,
好きでも嫌いでもないものへの
接触回数が増えることで,
好感度が増加するという使い方ですね。

 

 

10回を超えると,
効果も逓減すると言われています。

 

 

つまり
10回を超えるまで,
「いかにして接触回数を増やすのか」
を考えて使うのが正しい使い方です。

 

逆に言えば,
それ以上のものを盛り込んだら,
逆効果になりかねません。

 

 

実例では,
とあるCMで,人の顔の
ドアップ写真がモノクロで映る…
というもの。

 

モノクロで不気味さが増した上に,
人の顔のドアップ。

 

 

私も見ましたが…
控えめに言って,気持ち悪い。

 

そんなものへの接触回数が増えたら
たまったものではありません。

 

接触回数が増えれば増えるほど,
嫌悪感や憎悪が蓄積していくことになります。

 

「好きでも嫌いでもない
ニュートラルなもの」

 

を,単純接触効果で,
好感度を稼ぐことができるのです。

 

ひと目見て,嫌悪感を抱くようなものは,
接触回数がを増やすほど逆効果です。

 

 

 

やりがちな過ち

 

 

 

過去に私が体験した
実例を紹介します。

 

 

かつて,
私が法務職をやっていたころの話。

 

 

他士業の人が,
事務所にやってくるようになりました。

 

 

私の所持している資格では
受託できず…外注することになる,
特定の業務があるのですが。

 

その外注先に必要な資格を
持っている人です。

 

その人は,
私のような資格者から仕事を
獲得したいので,営業周り的な意味合いで
事務所に尋ねてくるようになったのです。

 

 

ちょうど1件,
案件があったので任せてみたところ,
悪くない仕事ぶりだったので…

 

 

しかも,
今までお願いしていた人には,
別に関係性もなにもなく,
誰に頼んでも後腐れない状態だったので…

 

 

その人に任せることにしました。
メインの取引先にしたわけです。

 

 

 

ですので…
その後も,事務所をあいさつ回りに
訪ねてくるようになりました。

 

 

回数,
顔を出して,好感度を維持するのは
大事です。

 

大事ですが…。

 

 

話が,長い。

 

毎回,来て1時間くらい
雑談するようになりました。

 

忙しい時に,これは
たまったものではありません。

 

 

もともとコミュ障で,
雑談で関係性を築く…なんてまねは
私には難易度高いですから。

 

 

仕事ぶりはいいので
ぞんざいには扱えない反面…
この毎回1時間の雑談に付き合うのは
かなりの苦痛です。

 

しかたなく,

「居留守」

をして,事務員に相手にさせることになりました。

 

 

単純接触効果で考えるなら,
接触することに意味があるのであり,
その接触した「後」に,何かいろいろやる…
ということではないのです。

 

 

今回は,
その1回あたり1時間の雑談で
関係性を…という意図かもしれませんが,
完全に逆効果。

 

そもそも接触機会すら喪失したのです。

 

 

 

最後に。
某セミナーでの教えです。

 

私は実践したことはないので,
よくわかりませんが,そういうものなのでしょう。
考え方がわかりやすいので紹介します。

 

 

そのセミナーは,
たまたま男性の受講者しかいなかったので,

「女性がいないから,ここだけの話」

なんて言いながら説明していたのですが。

 

ディナー1回で長い時間を過ごすよりも,
ランチ3回のほうが,
ホテルに行ける確率が上がる…らしいです。

 

 

1回あたりの時間を濃くする…とかよりは
わかりやすいですね。^

 

例え話なので,
実践して成果が出るかどうかは知りません。
やるなら自己責任でお願いします。

 

 

以上,今日はザイオンス効果について
間違った例を紹介しました。

 

単純に,
お届け物で,郵送や宅配で済むものを

 

「近くまで行くので…」

 

といって,直接訪ねて,
渡して,即刻撤収…あたりが,無難で効果的な
使い方でしょうか。

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

 

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