クオリティを追求することの効果と弊害に関する考察

クオリティを追求することの効果と弊害に関する考察

クオリティを追求することの効果と弊害に関する考察
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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

今日は仕事のクオリティ,完成度…
といったものと,別の要素2つにについて
天秤に掛けて
考えてみることにします。

 

 

価格やらコストやら…
なんて話まですると
キリがないので…

その点は割愛しますが。

 

仕事のクオリティというものは
どこまで追求すればいいのでしょうか。

 

以下,
ひとつの見解として
こんな考えもあるんだなぁ…と
思いながら,最後までお付き合いください。

 

 

クオリティと効率

 

全てがそうではないですが…
仕事において
クオリティを追求すると,
効率が下がります。

 

 

この相反する関係を
どう捉えて,
どう対処するかが,
このクオリティと効率の問題です。

 

 

そして…
得てして,
いわゆる
「仕事のできる人」
というのは…

 

この相反する問題を
うまく処理します。

 

 

一方,
仕事ができない人…とか
思わず「無能」と言いたくなる人は,
この問題を処理できません。

 

この違いはどこにあるのでしょうか。

 

 

一つ例を出して紹介します。

 

 

郵便物を発送するには,
切手を貼らなければなりません。

 

仕事のできない人は…
この切手の貼り方,貼る位置に
拘ったりします。

 

少し斜めになってしまった。
だから「切手剥がし」を使って
剥がして…乾かして,封筒も作り直して…
もう一度貼り直す。

 

 

ひどい場合には,これを2~3回,
繰り返すこともあります。

 

仕事のできる人であれば,
無造作に貼り…
もし,若干曲がってしまったとしても
気にしません。

 

なぜでしょうか。
この違いはどこにあるのでしょうか。

 

 

郵便物を発送する,
という仕事において,
クオリティとして絶対に譲ってはいけないライン。
それは…

「宛先」
「料金」

です。

 

 

切手の料金を…若干多いくらいに
貼ってしまっても,届きますが。
足りないと,戻ってきてしまいます。

 

発送業務,失敗です。

 

 

また…
宛先…特に個人宛に発送するときに
住所が間違っていたら,
やはり届きません。
発送業務失敗です。

 

ですが…もっとひどい失敗があります。
宛先の「氏名」の誤字です。

 

郵便物が戻ってきてしまったら
失敗した事自体は隠蔽できるかも
しれませんが。

 

氏名がまちがっており…
それが届いてしまったら,
心象は最悪ですね。

 

 

私も,
しょっちゅう間違えられるのですが…
非常に不快です。

 

 

氏名を間違えるというのは
一歩間違えると人格否定に
なりかねないものです。

 

なぜなら,氏名はその人の人格
アイデンティティとリンクしているからですね。

 

 

なので…
そこは間違ってはいけません…が。

 

切手が多少斜めでも,
間違いなく届きます。

 

 

つまり…仕事のクオリティには
各要素において
「合格点」
があります。

 

 

切手の貼り方そのものは
50点の出来でも問題ないですが…
料金計算は80点は求められます。

 

100点でなくてもいい理由は…
多かったら問題ないこと。
書留等の場合,
窓口で対応するので,
その時,郵便局員に突っ込まれる…
くらいで済むので80点です。

 

でも
氏名は間違えるわけには行きませんね。

 

 

このように
「郵便物の発送」
という一つの業務だけでも,
それぞれ求めるクオリティの基準が違うのです。

 

仕事ができる人とは,
その仕事の本質を
意識的にか,無意識的にかはともかく
理解しているので…

 

どうでもいい…
切手の貼り方などは手を抜き…
重要な要素に力を入れます。

 

一方
仕事ができない人は…

 

どの仕事も
「均一」
に仕事をするので,
どうでもいい作業にやたら力を入れて,
結果として無駄に時間と労力をつぎ込むため
「どんくさい」
「無能」
という印象が拭えないのです。

 

 

仕事のクオリティと効率という点で考えると…
相反する関係になってしまいますので,

 

「手を抜くところをいかに見極められるか」

 

というところが勘所に貼ります。

 

 

クオリティと安全性

 

 

クオリティと効率では
相反する関係でした。

 

では。
クオリティと安全性とは
どんな関係なのか。

 

 

これも相反する関係…
に捉える人がいますが。

 

安全に気を使い気を配り…
その結果,仕事がもたついたり
時間がかかったり…^

 

 

という印象…
どこかないでしょうか。

 

安全よりも,効率を優先したほうがいい。
…とは本音では思っていても,
それを口に出すといろいろ問題だから,
口だけは「安全第一」と言っている。

 

なんて人もいますが。

 

その結果はどうなるのかは,
隣国や…その隣国の隣の
大陸国家が証明してくれていますね。

 

建造中の完成前の端が崩落するとか
完成予定を年単位で過ぎても,
完成の目処が全く立たない高速鉄道とか。

 

例を出せばキリがないので,
詳細は,興味があれば調べてみてください。

 

シンプルに…
安全性よりも生産性…
効果や効率を優先するというのは
何を意味するか。

 

ブラック企業の社長が
従業員に,

 

 

「替えの社員なんていくらでもいるのだから
お前が過労○するにしても,
仕事は完成させてから○ね」

 

という言外のメッセージにほかなりません。

 

そんな会社で
一生懸命働こうとする社員は
いないだろうし,
そもそも従業員の募集に苦労するところから
はじまります。

 

 

これって…効率的でしょうか。
会社存亡の危機に直結しますよね。

 

 

なので…
会社の利益,
効果効率,クオリティ
それらを高めるための
最優先で遵守すべきは

 

「安全第一」

 

なのです。
安全があればこそ,
効果効率を追求できます。

 

ここで言う…安全とは,
文字通りの意味もありますが…

 

 

社長本人の健康問題も入るでしょう。

 

入院先の病室で
どれだけ効率的に仕事ができるか。

 

まあ,対面で商談は無理でしょうね。

これって効率的でしょうか。

 

今日は…
品質と効率のアナロジーについて
ざっくりお伝えしてみました。

 

 

業務フロー確認して,
優先順位をチェックしてみる
きっかけになりましたら幸いです。

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

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