客層の良さやビジネスモデルよりも大事な「儲かる要素」

客層の良さやビジネスモデルよりも大事な「儲かる要素」

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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

今日は,
ビジネスモデルにおいて見落としてしまう
ある要素について
お伝えします。

 

分かる人においては,
「そんなの当たり前だよね」
という反応になるでしょう。

 

 

そうではない人にしてみたら,
「そんなもの,必要ない」
…と,思い込んでしまうものです。

 

 

そして…痛い目にあうかもしれません。

 

 

そういった視点から,
その
「ある要素」
についてお伝えしますので
最後までご覧ください。

 

 

 

過酷な職業

 

 

 

少しずつ,冷えてきていますね。

 

 

ですので…寒くなる前に,と思って
自宅の周りで
作業をしていたときのことです。

 

 

自宅のすぐそばには,
名前を出すと誰もが聞いたことがある
有名どころの…

 

 

学習塾があります。

 

 

全国フランチャイズ系…
とでも言えばいいのでしょうか。

 

○○「式」という…まあ,
「教室」
ですね。

 

 

子どもが,そこに通って
勉強するのですが…

 

 

週に2回,
開いているようです。

 

 

個人的には,
なかなかにスリリングですね。

 

 

今の時代,
子どもに声をかけただけで,
不審者として
情報が出回る時代です。

出典 Yahoo! JAPAN 防災速報

 

 

一度,
建物の影から飛び出してきた
幼女とぶつかりそうになって,
冷や汗をかきながら,
慌てて,飛び退いたこともあります。

 

 

そこで,
「危ない」
「気をつけなさい」
なんて声がけをした時点で,
私は不審者として
通報されるかも知れませんね。

 

 

今の時代は,
子どもはおっかなくて
とても近づけたものでは
ありません。

 

 

 

不審者として通報されるだけでなく,
親からどんな言いがかりや因縁を
付けられるかわかりませんから。

 

 

という話はさておき。

 

 

その日も,
その学習塾の日でした。

 

 

私は,
敷地内で清掃やら何やらと,
作業をしていたのですが…

 

 

まあ,
よく考えるとすごいですね。

 

 

ぱっと見た感じ,
高級車っぽいような…
ワゴンカーとでも言えばいいのか。
ファミリーカーとでも言えばいいのか。

何百万円もするであろう…
黒光りする大型ワゴンが,ズラリ。

 

 

その塾の脇の駐車場に並んでいます。

 

 

 

子どもを送り迎えするのでしょう。

 

 

 

じっと…
車の中で
待機している親らしき人が
何人もいます。

 

 

 

普段の私は…
そういった車の脇,その教室の隣を
通行する立場として,
胡散臭い目で見られないように
心がける…

 

 

くらいしか思っていなかったのですが。

 

 

 

今日は,その駐車場の脇を
通ることはなく,
遠巻きに視界に入る位置で
作業しているので…

 

 

そこで,
思ったものです。

 

 

「親って大変…」

 

 

子どもは子どもで
大変でしょうけどね。
遊びたい盛りの年頃なのに,
学校が終わった後に,
わざわざ塾にまで来て
勉強しないといけないのですから。

 

 

けれども,
親はもっと大変,

 

 

決して,
交通の便のいいところでもなければ,
交通量の多い場所でもありません。

 

 

静かな住宅街の一角です。

 

 

つまり,
子どもを通わせるには…
歩いて活かせるには距離的も
保安上も…
難しいのです。

 

だから…
車で送り…
子どもを降ろして帰る。

 

 

それから…
一定時間経ったら,
また車で迎えに来て…

 

一度帰らないと,
時間を潰す場所もなければ
ずっと駐車場に停めて置けるほどの
場所もないですから…

 

 

一旦帰って…
塾が終わる頃に,
また戻ってきて駐車場で待機。

 

 

もちろん,
何時頃に終わる…
という目処はあるにしても,
遅れることはあるでしょうから,
ずっとそこで待機しています。

 

 

繰り返しますが,
「待機している」
場所は,親もないですが
子どももありません。

 

 

子どもが…
外でぼけーっと親を待っている,
なんてことは…
保安上難しいでしょう。

 

 

だから,
早めに来て,
待機しているしか無い。

 

 

 

そんな,車の中でじっと待機
している親たちがいる…
車がずらりと並んでいるさまを
敷地の中から眺めて…

 

 

 

ああ,親業って
ホントに過酷な仕事だなぁと
思う次第です。

 

 

別に,子どもを迎えに来たら,
家に帰っておしまい…
ではないですから。

 

 

家に帰ったら,
そこから食事を用意したり…
風呂だの何だの…

 

文字通り,24時間365日,
親でない時間などないのでしょう。
それを…ひとりあたり20年も
続くわけですね。

 

 

 

 

修羅の道

 

 

 

とはいえ…
見た目だけを捉えると…

 

高額の
ファミリーカーというか,
ワンボックスカーというか…
まあそのあたりの車が
ずらりと並んでいるわけです。

 

 

そして…
「学習塾に週2回通わせている」
親がそこにいるわけですね。

 

 

…ということを考えると,
客層としては,
一定レベル以上の
資金力がある人たちだと
言えます。

 

 

もちろん,
資金力の差はあれど…

 

それ以上に,
そこにリソース…
手間暇労力と…資金を
つぎ込むだけ準備ができていて,
実際にそのとおりに実行している…
という人達…

 

 

そして…アイドリングも
できないでしょうから,
暗く寒い中で,
ずっと車の中で待機している
親を見ていると…

 

 

なんとも献身的ですね。

 

 

 

そんな…

 

 

見方によれば
きわめて
「優良な見込み顧客」
だということができます。

 

 

…ということは,
そういう客層を相手に
ビジネスをすれば…

 

 

ここではわかりやすく,
同じような子ども向けの
「学習塾」
を経営すれば,
儲かるのではないか…

 

 

資産はあるだろうし,
手間暇も惜しまないような
親が相手になるし…

 

 

きっとビジネスはしやすいでしょう。

 

 

 

…と思って,
実際に学習塾の仕事を
はじめたら,どうなるのか。

 

 

 

 

奈落の淵を眺めるような
体験をすることができるでしょう。

 

 

まあ,比喩表現なので,
本物の奈落があるとしたら
それがどんなものかはわかりませんが。

 

 

ではなぜなのか。

 

 

 

非常に大事な要素が掛けているから,
奈落に接する羽目になるのです。

 

 

 

その点に気づかずに,
この業界に参入してしまったら…
まあ,修羅の道を歩むことに
なるのでしょう。

 

 

 

 

この視点が足りない

 

 

 

 

当たり前ですが…
それだけの優良な見込み顧客を
相手にビジネスを展開する…
ということであれば,
同じことを考える人など,
いくらでもいるでしょう。

 

当たり前ですね。

 

 

つまり,
差別化しづらいし,
競合も多いので,
マーケティング…集客力がないと,
この業界は本当に大変。

 

 

私がセールスコピーライティングを
習っていた,駆け出しの頃…

 

 

新人のセールスコピーライターが
絶対に手を出したらいけない
いくつかの業界の一つが…

 

学習塾の集客だ,
と言われていました。

 

 

つまり,
専門の修練を積んだだけでは
太刀打ちできないのです。

 

 

…まあ,
差別化しづらいですからね。
結局,学校の勉強の補助か,
受験対策しかありません。

 

 

 

そして,学習指導要領が
ある以上,内容はそうそうに
変えられるものではありません。

 

だからといって,

 

 

「子どもに生きるチカラを
 身に付けさせる」

 

 

とばかりに…例えば,
サバイバルスキルでも
教えようとしたなら…

 

 

 

 

差別化はできても,
ニーズはないので,
やっぱり集客は難しい。

 

 

ってことを考えると,

 

「儲かりそう」

 

という視点で
ビジネス参入を決めると…
かなりの修羅の道を歩みかねない
事態に遭遇するのです。

 

 

 

修羅の道を歩く覚悟

 

 

…ということは十分に織り込み済み。

 

 

 

それでもその業界に対して
熱い思いがあり…

 

 

子どもに対して,
勉強を教えることに
情熱があり,
どうしてもやりたい!

 

 

…くらいの覚悟がないと,
下手に参入はしないほうがいいでしょう。

 

 

でないと…
何度も何度も転んで痛い思いをして
理不尽な体験をして…
折れてしまうからですね。

 

 

 

そんなこと,知ったことではない,
集客?
そんなもの,気合と根性で
なんとかする!

 

という覚悟だけでなく,
その気合と根性で,
「適切な戦略と戦術」
を実行して,
それでも生き残れるかどうか…
という業界なのです。

 

 

そもそも,
市場全体が
「衰退産業」

 

…すなわち少子化で,
市場が縮小していますからね。

 

 

その中で生き残るには
それだけの覚悟と情熱が必要です。

 

 

優良な見込み顧客を相手にしたい…
という発想「だけ」だと
足りないし,痛い思いをする。

 

…という,
わかっている人には
至極当たり前の話でした。

 

 

これからの時代は,
儲かる産業やビジネスモデルではなく…

 

好きでやりがいがあって,
かつそこに適性と能力を発揮できる
ビジネスモデルや業界を
適切に選択したほうが,儲かるのでしょう。

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平

 

 

 

 

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