こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表，
経営軍師の飯山です。
今日は，
社長・経営者があるべき理想の姿…
について，思うことをお伝えします。
いつもお伝えしている通り…
これは私自身の考え方を言語化したものです。
これが絶対に正しいとか…
他のものは間違っている…と
否定するものではありません。
特に明確に言語化していない，
という方については…
今日のこの記事で，
私の考えに触れることで，
ご自身はどう思うのか。
という，考えのきっかけにして
いただくためのものです。
では，
最後までお付き合いください
あなたはどっち？
あなたのスケジュール帳を見てみてください。
あるいは，スケジュール管理ソフトを
開いてみてください。
どれだけ空白が残っているでしょうか。
どれだけ空白を文字が占めているでしょうか。
割とよく聞く表現ですが。
「忙しいのが好きな人」
と
「暇なのが好きな人」
がいます。
前者であれば，
スケジュールがびっちりと入っている
手帳を持ち…
手帳に空白があると，
微妙な気分です。
逆に，空白に予定がどんどん埋まっていくと，
気分がよくなります。
暇なのが好きな人は…
単純に，その反対ですね。
びっちり埋まった
スケジュールを見ると，
うんざりします。
逆に，空白が多いと…
安堵します。
どちらが良い悪いでは
ありません。
大事なのは…
自分の気持ちと価値観が
一致しているかどうかです。
「忙しいことはいいこと」
という価値観を持っている人が…
本当は，空白が多いほうが
心が安らぐ…
となると，矛盾で苦しくなりますからね。
さて。
そろそろ本題です。
社長・経営者としては
どちらが
「より相応しいのか」
という考え方です。
スケジュール帳を
どう捉えるのかはさておき。
基本的に，
「空白が多いほうがよい」
のです。
なぜでしょうか。
貧乏暇なし
この問題を考えるにあたって，
単純に逆を考えてみると
わかりやすいでしょう。
すなわち…
忙しいことは良いことである…
という価値観についてです。
私は，
社長・経営者こそ，
忙しいことは害悪である！
という考え方を
提唱したいのです。
なぜでしょうか。
忙しい = 仕事がいっぱい
という前提に立って
考える人が多いようです。
そして…
仕事がいっぱい = 儲かる
…と捉える人もいます。
だから，
「忙しいことは（儲かっているということである）
良いことである」
という考え方ですね。
この考え方…論理が通らない部分があるのに
気づいているでしょうか。
忙しい = 仕事がいっぱい
これは…まあ，わかります。
ですが…
仕事がいっぱい = 儲かる
これは，筋が通らない。
なぜか。
世の中には，
儲からない仕事はいっぱいあるからですね。
そして…
そんな仕事をいっぱい受けていたら，
儲からない…利幅の低い仕事を
大量に抱えて，ジリ貧になります。
その状況下において，
「忙しいのはいいことである」
というのはおかしなことではないでしょうか。
忙しい = いいこと の正体
これは単純に，
会社員，サラリーマン，社畜…
勤務する人に対しての話です。
私も，
実際に従業員を抱えていたので
よくわかることですが。
従業員が，
忙しそうに，
せっせと仕事をするときはいいのですが。
従業員が，暇を持て余して，
仕事がない状態。
これは…焦ります。
なぜなら，
仕事をしてもらわなくても
給料の支払いは発生しますから。
給料分くらいは稼いでほしい…と
思いつつも，実際には
暇そうにしている従業員を見ると，
なかなか胸に来るものがあります。
だから，
仕事を「見つけ出して」
仕事を振ることがあります。
ただ
そういったときに見つけ出して
取り組んでもらう仕事って…
多くの場合は，
厄介ごとの案件だったり
面倒で大変だったり
ということで，
従業員側の立場から考えると，
「暇そうなときにふられる仕事」
は厄介な可能性が高い。
でも，そんな厄介な仕事は
したくない。
だから…
それを避けるために，
「忙しいことはいいことである」
という価値観になるのかも
しれません。
あるいは…
経営者・社長と違って
会社員は…
仕事量がそのまま，
収益につながることが多い。
ならば，
忙しいほうが収益…
すなわち，給料につながる。
という観点からも，
「忙しいことはいいことである」
…となります。
ですが…これは従業員側の
視点で考えた場合です。
社長・経営者はどうなのでしょうか。
社長の仕事とは…？
そもそも，
社長の仕事とは
何なのでしょうか。
かの，
全米屈指のコピーライターにして，
億万長者メーカーと賞賛される，
マーケティングコンサルタント，
ダン・ケネディ。
彼いわく，
「社長の仕事はマーケティングである」
とのこと。
実際…
一定の年商規模に到達するまでは…
会社の売上は，
マーケティングさえしっかりしていれば，
伸ばせていけるものです。
だからこそ，
ある意味「マーケティング」は
「一番大事な仕事」
です。
だからこそ，
社長の仕事はマーケティングなのですが。
では，
マーケティングをするにあたって
考えなければならないことがあります。
それこそが…
上述の通り，
社長は忙しいほうがいいか
暇な方がいいか…ということですね。
そして，
結論は，
社長は時間に余裕がある方が
マーケティングを実戦するにあたって
効果的である，
ということです。
社長は
業務を抱えて忙しくなるのは，
効果的ではありません。
業務フロー…
オペレーションの一部として
社長の時間が拘束されると…
必ず，そこがボトルネックになります。
なぜなら，
社長の時間は
24時間しかないからですね。
よって…
社長は，忙しいより暇な方がいい…
という考えになります。
違う，そうじゃない
だからといって，
安っぽい
儲かる系ノウハウの
ランディングページにあるような…
南国の海やら
プールサイドで
寝そべって
トロピカルジュースを
すすっている…
あんな姿を
推奨するつもりもありません。
まあ，興味があったら
やってみてください。
多分，１日位は
楽しめるかも知れません。
２日目には飽きるでしょう。
３日もやれば…虚しくなって
４日目には悲しくなるか
イライラするでしょう。
なぜなら，
プールサイドでまったり過ごすことに
意味があるわけではないからです。
そういった
ランディングページで
ノウハウを売りたい人達によって
植え付けられた価値観に振り回されたことに
気づくからですね。
ですので，
そういう話をしたいのではないのです。
ある億万長者の話
…によると，
経営者や社長は…
だいたい，１年に３～４つほど，
実行すれば儲かるような
アイディアを思い浮かぶ…のだとか。
仮にそれが本当だとしても，
実際にそこまで儲かっている社長は
多くありません。
なぜなら…
１．実行しない
２．実行に移す頃には他の人が
実行してしまっているから…
だそうです。
そして…
１の実行しない…
その最たる理由の一つ。
それが，
忙しすぎることです。
良いアイディアは，
ある程度のゆとり…
時間の「遊び」がなければ
出てきません。
出てきたとしても…
それを計画をねって検証して
実行して…その上で成果につながるかどうか，
ということになります。
実際に，
アイディアマンのタイプで，
様々なアイディアを出すことはあっても，
実行が追いつかなければ
意味がないのです。
だからこそ，
それらのアイディアを実行する。
マーケティングを実行する。
そのためにも，
社長は忙しすぎてはダメだ，
という結論でした。
もちろん，
分単位で動きまくる…
止まることができない
「マグロ」
タイプの方もいますので，
万人には当てはまるとは言いませんが。
しっかりとマーケティング…
新しいアイディアを実行する時間は
残しておきたいものです。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
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