こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表，
経営軍師の飯山です。
今日は，スキル…技術を伸ばすための
ものすごく当たり前で基本的な話をします。
例えば，ビジネスならば…
マーケティングやセールス，ライティング
でしょうか。
他にも，パソコンスキルも
必要かもしれません。
あるいは…
プレゼンテーション，トークスキル，
コミュニケーション…
後は，デザインなんかも，
スキルでしょう。
IT関係も，スキルとしては大事ですね。
では，
これらのスキルを
どうやって伸ばしていったらいいのか。
一般原則の話です。
多くの場合，
この原則を外すから，
なかなかスキルが伸び悩むのです。
言い換えると…
伸び悩んでいる場合においては，
この原則を外している可能性が
あるということですね。
それは何なのか。
最後までお付き合いください。
パワーアップアイテム
マーケッターとしては，
人々の欲求や考え方，観念に
触れておくためにも…
ネットの書き込みなどは，
チェックすることが必要です。
…という大義名分，
正当化の元。
たまに，
気が向いた「まとめサイト」を
巡回しているのですが。
あるサイトで，
興味深い内容を見かけました。
とある，
ソーシャルゲームの話です。
キャラクターの強化アイテムが
あるのですが…
時間と手間ひまをかけないと，
手に入らないようです。
そして…手に入る量も限られているのだとか。
なので…
強化したいキャラクターがいっぱいいると，
足りなくなります。
そこで，そのネットの書き込みでは，
「その強化アイテムを，課金して
購入できるようになればいいのに」
…と言っていました。
すると，
その書き込みへの反論が
非常に興味深い。
さらっと流し読みしただけなので，
詳しくは覚えていないし，
必要もないので紹介はしませんが。
具体的なゲーム名を
たくさんピックアップして…
「その手の強化アイテムを
課金で入手できるようにしたゲームは，
どれも短命に終わっている」
というのです。
ソーシャルゲームはを運営するには
もちろんお金がかかります。
そして…たくさんのユーザーがいて，
そのユーザーの一定割合で，
課金するから，収益につながるのです。
収益につながらなければ，
ゲームは維持継続できません。
そして，
収益につながらない，
というのは，
「一定数のプレイヤーを確保できない」
言い換えると，集客して，リピート確保が
できないから，
プレイヤーが足りなくなって，
リピート販売…課金するプレイヤーが
減っていき…
その結果として，
ゲームのサービス提供を終了しなければ
ならなくなるのです。
その，ゲームの提供期間が
短いと…「短命」ということになります。
そして…
「課金して強化アイテムを調達して，
手っ取り早く，
キャラクターを強化することができる」
ゲームは，
短命に終わるということです。
つまり…
「飽きてすぐにやめてしまう」
ゲームになるということを意味しています。
課金までして強くしたのに，です。
これをそのまま反対解釈すると…
「本当に強くなれるアイテムを
手間隙時間をかけて調達しないと
強くなれないゲームは，短命ではない」
ということになります。
もちろん，
単純に反対解釈できるわけでは
ないでしょう。
それ以外の要因で
短命で終わることもあるでしょうから。
とはいえ…
お金をかけて，
手っ取り早く
時間も手間も掛けずに
強くなるゲームは…
すぐに飽きてしまうということです。
強くなれたら，
敵を鎧袖一触で
なぎ倒せるようになるのに，
なぜ飽きてしまうのでしょうか。
ゲームになっていない
これが原因でしょうね。
ゲームは…
障害を乗り越える過程に
楽しみを見出すものです。
映画だとわかりやすいですね。
主人公が難敵に挑戦して
敗北して挫折して…
そこから紆余曲折を経て
再起して…強くなっていき，
その一度は膝を折った相手に
打ち克つ。
これが
「黄金パターン」
とでも言えるでしょう。
昔から，
「神話の法則」
などと言われる，
ストーリー展開です。
それを…
自分がプレイヤーとして
操作できるのが，ゲームです。
つまり…
映画で言うところの…
最初から，資本を投入して，
主人公をひたすら強化して…
出てくる敵を，一瞬でなぎ倒し，
逆境や苦境，敗北や挫折を
一度も迎えることなく，
ハッピーエンドを迎える。
そんな映画では，
間違いなく売れない，
ということです。
ゲームも…
ソーシャルゲームであれば，
「待機時間を解消するもの」
を課金で解消するのはありにしても…
その待機時間を解消した，
浮いた時間を，ゲームのプレイに
費やしてもらわないと，
ゲームコンテンツとしては，
長続きしないということですね。
そして…
長時間プレイしたプレイヤーの
主人公チームは…
本当に強い…
それこそ，課金でちょっとなんとかしただけでは
手も足も出ないような…
初心者が見たら，目を剥くような強さになるのです。
どうやっても
長時間費やさないと到達できない
強さであり…
それだけの時間を捻出したことを
意味するのであり…
それを揶揄して，
「ネトゲ廃人」
なんて言葉もあるようですね。
スキルを鍛える方法
さて，
この話の流れから，
もうわかるのではないでしょうか。
スキルを鍛えるには
どうしたらいいのか。
そう，
「そのスキルを鍛えるために
どれだけ時間をつぎ込んだのか」
です。
これが最終的にモノを言うのです。
「期間の長さ」
ではなく…
実際に費やした時間です。
例えば，
１年間学んだ人でも…
１年のうち，
１週間に１時間と，
１日１時間とでは…
絶対量が天と地ほど違います。
その積み重ねが，
どれだけスキル上達に身につくかどうかです。
もちろん，
長くやればやるほど，
上達に対して，逓減していくのですが。
それを
「正当化」
の理由にして…
長時間努力「しない理由」に
する人がいます。
確かに，
意味のない努力はどれだけ積み重ねても，
意味はないですが。
けれども，それはそれ，これはこれ。
価値ある努力を
１０００時間費やしてスキルを磨いてきた人は，
何をどうやっても，
価値ある努力を
１００００時間費やしてスキルを磨いてきた人には
及ばないのです。
実際に，
少ない努力で，
上回っている人がいるではないか…
と思うかも知れませんが。
それは
「悪魔の囁き」
です。
つまり，
長時間努力したくない…
という怠け心が出ているだけです。
１００００時間を
努力してきた人が…
５０００時間努力してきた人に
及ばない…なんてことも
あるのではないか。
と思うことがあったとして…
けれど，
５０００時間の前に，
別の努力を５００００時間
つぎ込んでいてい，
その努力の一部を流用できる，
ということも
よくある話ですから。
ですが，
表層だけを見て，
５０００時間と１００００時間で
５０００時間が上回っているという
「例外」
事例を見つけてきて，
「効率が大事だ」
などと言って，
努力しない理由にしてしまうのです。
例えば…
会社員で１０年間，
事務仕事をしてきた人が
起業しようと一念発起して，
３年セールスコピーライティングを
努力してきた人がいて…
セールスコピーを学んで３ヶ月の人に
あっさり成果やスキルの度合いにおいて
抜かれる…
まあ，よくあることですね。
その表層だけ見て，
やっぱり
「努力よりも，効率やコツ…才能ではないか」
などと思ってしまうということです。
けれど…
その，セールスコピーを３ヶ月，
という人は…
１０年間，
セールスマンとして，
第一線で活躍してきた人だったら？
事務を１０年やってきた人が
セールスコピーを３年学んできても…
セールスを１０年やってきた人には
逆立ちしても勝てないでしょう。
けれども，
上辺の，３ヶ月と３年で比較してしまうのです。
ゲームもスキルも同じ
難しいものを，
努力を積み重ねて克服して
できるようになる。
これは，
ゲームも，スキルも同じです。
にもかかわらず…
それを効率化して，
短時間で適当にあっさり
済まそうとするなら…
そのスキルを使ってするものに対して，
どんなやりがいや充実感や楽しみを
見出すことができるのでしょうか。
結局は，時間をどれだけ積み重ねたか。
これが決め手であり…
「そうではない」
という「誘惑」に任されないことが，
スキルを上達させるために
必要なことなのです。
今日は，時間を掛ける大切さについて
思うことを書きました。
適性の話や，不可の掛からない努力の無意味さは
また別の話です。
なたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
アップスタッツ合同会社のブログを
メールで受け取りませんか？
ブログ記事の内容を，メルマガで配信いたします。
ブログ記事内容とは別に，
メルマガ読者限定コンテンツの
配信もあります。
毎朝午前５時に，ブログ記事をメルマガ配信。
午後５時過ぎに，
メルマガ読者限定記事を配信いたします。
特に，ブログでは公開しづらいノウハウなどは，
メルマガ限定でご案内いたします。
今すぐ下記フォームよりご登録ください。