こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表，
経営軍師の飯山です。
昨日の記事で社長に向いていない人の話を書きました。
具体的には職人気質の人が社長をやると
売上を下げる努力を始めてしまうという
話をお伝えしました。
この問題どう捉えたら良いのか。
昨日の記事の中では
基本的に解決しない問題，
深刻な病気だということで
お伝えしました。
今日は，もう少し詳しく
解説していきます。
古くから
「医者が匙を投げる」
なんてことわざがありますが…
匙を投げるパターンと，
投げなくても良いパターンがある，
…すなわち，
深刻であっても，
まだ救いがある場合とない場合があるのです。
三つのパターン
昨日の記事では医師と病気の話について
例えてお伝えしましたので
今日も同じように
病気に例えてお伝えしていきます。
ある人が
日頃から暴飲暴食を繰り返して
周りがどれだけいさめても
止めようとしないという状態が
続いていたとします。
別の言い方をすると
寿命を縮める努力をしているとでも
言えばいいのでしょうか。
このような状態において
解決策は何があるのか。
三つのパターンがあり
この三つのパターンのどれかによって，
解決できる場合
解決できない場合があるのです。
一つ目のパターンは
手遅れです。
どうしようもありません。
自覚しない…
別の言い方をすると
病院に行って検査を受けて
検査結果などから
いかに深刻な状態なのかということを
医師から説明を受けて
改善しなければいけないということを
言われれば…
解決しようとするかもしれませんし
解決しようとしないかもしれません。
が。
このパターンは，
「大丈夫，大丈夫！」
と繰り返して何もしない。
実際，体調が悪くても，
何もしないのです。
このような状態では
問題の本質に直面することができないので
解決しようがないのです。
このような人に何言っても無駄でしょう。
これがパターン1だとすると…
パターン２は病院に行った場合です。
病院に行って検査を受けた結果，
いかに深刻な事態なのか
もうすでに病巣が発見され，
命に関わる事態である。
このままだと確実に
近い将来命を失う，
ということが医師の口から
はっきりと伝えて…
今なら間に合うかもしれない。
そんな話をした場合です。
知ったことかとばかりに
今まで通りの生活を繰り返す。
「医者に何がわかるんだ，
自分の体は自分がよくわかっている」
…とうそぶいて，
暴飲暴食を続ける。
このような状態では
改善することもなく
寿命が早々に尽きることでしょう。
これがパターン ２です。
最後唯一救いがあるのは
このパターン3です。
すなわち
その検査結果や
医師からこのままだと確実に早逝すると
言われたことを真摯に受け止め
しっかりと生活を改善し
健康を取り戻していくというパターンですね。
これができれば助かる道は
見えてくることでしょう。
これがパターン3です。
さてこれを昨日の話，
会社経営において
当てはめていくとどうなることでしょう。
パターン1の，
病院に行こうともせずに
暴飲暴食を繰り返す人とは
どのような状態なのか。
例えるならば
職人気質の人が
良い商品やサービスを提供していれば
宣伝などせずとも
売り上げなど上がっていく
と言い張って
現実を一切直視しないことです。
世の中には
残念ながら宣伝が上手いだけで
売れてる粗悪商品やサービスは
いっぱいあります。
むしろ良い商品よりも
そちらの方が売れてしまってることが多いぐらいです。
これが現実です。
この現実を見ようともせずに
「良い商品であれば売れるに違いない」
と言い張って
その良さを伝える努力を一切しない社長。
こういう頑固一徹職人気質の社長は，
本当に売上が上がってきたとしたら
売上が下げる努力を始めて
会社の命運をどんどんと短くしていくのです。
まさに，会社の一番のがん細胞でしょう。
もう，どうしようもありません。
次。
パターン2の場合ですね。
ある意味，
これが一番，質が悪いと
言えるかもしれません。
自分が間違っていないことを証明しようと
努力をする人です。
すなわち
周りからの意見，
専門家のアドバイスなどを耳にして
…例えば，
マーケッターから
「良い商品やサービスも
その良さをお客に伝えないと，
顧客が理解できず，
買ってもらうことはできない」
という至極当たり前の意見を耳にした時に
「いやそんなことない」
「必ず自分の商品の良さは顧客に理解できるはずだ」
と自分が正しいことを証明するために
頑張ってしまう人です。
もちろんこれがうまくいくはずがない。
本質に直面できていないのです。
周りからの意見を聞き改善するきっかけがあったにも関わらず
一切直面しようとしない。
これがパターン2です。
病院に行ったけれど
医師から
「このままでは早々に死ぬ」
と言われても
その結果に直面セず，
何も改善しようとしない人です。
パターン3
すなわち商品やサービスの質の良さは大事。
その上で，
それだを伝える努力をしなければいけない，
という点について，
必要な努力を欠かさないようにしようとする人のことです。
別の言い方をすると
このような方が
弊社の顧客になり得るということで。
パターン1とパターン2の場合，
弊社…だけでなく，
どんなマーケッターも
何もできることがないからです。
そもそもパターン１の場合，
マーケッターと話をすることもありませんが。
「私は大丈夫だろうか」という疑問
世の中には
本当に危険な人がいます。
危険な人と付き合ったり
取引をすると
会社に大きな損害をもたらしたり
メンタルに甚大な
ダメージを被るのです。
そのような人と関係を持ち，
取引をすることは
会社にとって大きなリスク要因となります。
いかにそのような人を見抜いて，知って
避けることが重要なのか。
…ということも
弊社のコンサルティングで
触れることがあります。
その捉え方，
見抜き方，
分類の仕方，
対処法などを説明すると
弊社のクライアントのほとんどが
ありがたいことにこんな質問をしたり
疑問を持ちます。
「私がもしそのような人だったらどうしよう」
という疑問です。
この疑問が出た時点で
解決しているということは
お分かりいただけるでしょうか。
いかに邪悪で非人道的な振る舞いをしてるのか。
本当に危険な人というのは
それが当たり前で
それが正しいと思っています。
自分が常に絶対に正しく，
周りが常に絶対に間違っているのです。
自らを省みるということが一切できません。
省みることができないから，
改善もできないのです。
その人たちは
常に自分が正しいのですから
周りから言われようと
全部周りの意見からは耳を貸さず
自分が正しいと思う道をそのまま突き進み，
人を傷つけ貶め続けていくのです。
本当に邪悪な存在というほかないのですが。
ここでのポイントとしては
自らを省みること一切できないということです。
「もし自分がそのような人だったらどうしよう」
という疑問が出た時点で
もはやその問題は解決しているのです。
決してそんな邪悪な存在であることはないのです。
同じように今日このブログを
ここまで読み進めた人がパターン1であるはずがありません。
問題はパターン2の見ぬふりをしてしまうかどうかですが。
そこについては残念ながら何とも言えません。
ここまで読み進めているならば，
概ねパターン2にも該当しない可能性が
高いですが…
私が間違っていることを証明するために
読み続けている場合もありますからね。
パターン3の人達だったら
なんとかなるとも言えます。
すなわちマーケティングの大事さを
おぼろげながらとはいえ，理解し…
何とかしようとする。
何とかしたいけれどどうしようもないからこそ
色々と知識を取り入れたり
専門家に指示を仰いで
出来ることしようとする。
改善をの姿勢を見せる。
これができる人だったら
大丈夫です。
結局のところ…
社長に向いてないというのは，
このパターン3以外の人のことをいうのでしょう。
もしあなたが職人気質で
会社をの売上を下げる努力をしてしまった
…ということに対して自覚を持ったことがあるなら。
パターン3であることを心から願います
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
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