会社を冒す売上・利益が伸びない不治の病の原因

会社を冒す売上・利益が伸びない不治の病の原因

会社を冒す売上・利益が伸びない不治の病の原因
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

 

唐突ですが。
医者という職業が尊敬され
大変な仕事だとされる理由は
その専門技術だから…ではなく…

 

 

病気を治したり
改善したりとかいう技術に関しては
医者よりも優れた人達は
おそらくいっぱいいるでしょう。

 

 

 

ただ単に医師免許を持ってるか持ってないかの
違いでしかありません。

 

 

あくまでも個人的な見解ですけどね。

 

 

その上で私が医者という仕事が
本当に大変で気高い仕事だと思う思えるのは
ただ一つ。

 

人間という一種の生命体…
宗教観は一旦脇に置くと,
この生涯,
命はひとつしかしかありません。

 

このたったひとつしかない
命について,
「あなたはもう助かりません」
という死の宣告をしなければいけない。

 

 

というその過酷さ,苛烈さ
ゆえに医者という仕事が
いかに大変な責任を
背負っているのではないでしょうか。

 

 

繰り返します。
あくまでも個人の見解です。

 

 

深刻な病気の場合に
助からない
助かる見込みが薄いということを
伝えなければならないの本当に大変なことです。

 

 

それを考えると
私のようなマーケッターは
気が楽といえば楽ですね。

 

 

もちろん会社がもうどうしようもない
破産するしかないという状況になった時に

 

「あなたの会社どうしようもないです」

 

と言わなければいけないとしたら
それは本当に過酷なことですが。

 

 

それでも人が死ぬ生きるの瀬戸際の時に
「あなたはもう命が助からないです」
と言わなければならない医者に比べたら
大したことではありません

 

ということで
今日は病気の話をします。
病気と言っても私は医者ではないので
あくまでをマーケッターとして
考えた場合。

 

 

会社が冒されるある病気の話です。

 

 

この病気に罹ると改善の見込みが…
率直に言って絶望的です。

 

その症状は
会社の利益があがらなくなり,
売上も抑制される
というなかなか深刻な事態を
もたらします。

 

 

その病気の正体はなのでしょうか。

 

 

会社経営におけるある大罪

 

 

以前は生産性の観点からお伝えしましたが。
今日は会社経営における大罪という観点から
お伝えします。

 

 

向いてない人に
向いてないことをさせることです。

 

 

少々,
極限的な例え話をします。

 

 

ある人が消防士をしています。
ただし,
その人は火を前にすると過去のトラウマから
体が動か硬直して身動きが取れなくなってしまいます。

 

そんな人が消防士を行っていたとしたら
それは向いているのでしょうか
向いていないのでしょうか。

 

 

トラウマ持ってること自体
その人の人格がどうこうという話でありません。

 

 

ただ,消防士としては致命的。
さてこの人が消防士をやると
どんなことが起こり得るでしょうか。

 

 

助かる人が助からなくなるのです。
人が死ぬことがありうるのです。

 

…ということは
この人消防士として活動させることは
大きな罪だと言わずして
何て言えばいいのでしょうか。

 

 

向いてない人に
向いてないことさせることは御法度,大罪です。

 

ではこの観点から捉えた場合
会社経営における大罪は何なのでしょうか。

 

明らかに
社長に向いてない人が社長をやることです。

 

なぜなら
その会社の従業員もしくは
取引先,顧客に対して
大きな影響を及ぼすからですね。

 

 

 

では何を以て社長に向いている
向いてないと
判断したらいいのでしょうか。

 

 

 

社長は能力がある人がやるべき?

 

 

ある人と話していた時に
一つ考え方としてフィードバックしたものが
あります。

 

社長という人材は
基本的に優れた人材…
ということでありません。

 

 

優れた人が社長をやる,
ということではないのです。

 

 

この日本社会において
義務教育で9年間。
高等教育専門教育まで入れると16年間ですかね。
日本国内の教育制度に基づいて
教育を受け続けるということです。

これは何を意味するのでしょうか。

 

 

うがった言い方をするならば
社畜の英才教育です。

 

 

なぜなら教育課程を作る人たちが
社畜ですからね。

 

まあ,
公務員を社畜という表現は
もしかしたら不適切かもしれませんが。

 

 

そういう勤め人としての資質に合わせて
教育課程が作られます。

 

 

ですので
会社員…社畜という存在は
そんな教育課程に適合した人たちに
向いていると言えます。

 

 

別の言い方をするならば
社長という存在は,
こういった教育課程における不適合者であり
会社員,社畜の不適合者だということです。

 

 

単に向き不向きの問題ですね。
ですから社長が特に優れている
劣っているもしくは
社畜が優れている,劣っている…
そういった話ではないのです。

 

 

 

向き不向きの問題です。
ですので社長業に向いてない人は
とことん向いてないということが起こりえます。

 

 

 

社長に向いてない人

 

 

というわけで
散々前置を並べてきました。

 

端的に言えば,
社長に向いてない人は職人気質の人です。

 

 

この人は社長に向いていません。

なぜでしょうか。
売上を上げること,
利益を上げることに向いてないからです。

 

 

職人という人たちは
基本的に
より良いものを作り上げることに特化している人。

つまり良いものを
時間かけて作り上げ
磨き上げるのが本分ですね。

 

 

そのような人が
商品開発や供給,改善の部門を担当するということであれば
とても素晴らしいでしょう。

 

 

ですがその人が
社長やってしまうと何が起きるのでしょうか。

 

 

これが,会社が冒される
不治の病の正体…

 

 

つまり利益が上がらない
売り上げが上がらないという病気です。

 

 

 

職人は
より良いものを磨き上げるのが仕事です。
…つまり,
たくさんの仕事が入ると何が起きるのか。

 

 

売上を下げる努力を始めるのです。

 

 

たくさん売上が上がるということは
短い時間でたくさんのものを
供給しなければいけないということになります。

 

職人気質として
自分の思う品質のものを
十分な時間を掛けて生産できなくなる
ということを意味します。

 

 

だから売上を下げて,
受注件数を減らし,
生産に掛けられる時間を増やす努力をするのです。

 

 

 

受注件数を減らし
自らの望むクオリティのものを
作り上げようとするのです。

 

 

会社というもの営利団体です
営利団体というものは利益を追求し
伸ばしていくことが使命です。

 

 

 

 

…にも関わらず
自分が作りたいものを思うままに
作り上げようとするのは
職人気質のエゴという他なく…

 

 

その気質の人が会社の社長やってるということは
会社の成長・繁栄にとって
害悪でしかなく大罪とも言えます。

 

 

そしてこの職人気質の考え方というのは
改善できるものではないので
不治の病ということですね。

 

 

職人気質の人を非難したり
悪いものだと決めつける意図はありません。

 

 

あくまでも向き不向き,
適材適所です。

 

ネジを締めるのに必要なのは
ドライバーであって,
トンカチではありません。

 

トンカチが劣っていて,
ドライバーが優れている…
という話を言い出す人がいたら,
おかしな話です。

 

それと同じですね。

 

 

職人気質に基づいて,
徹底的に磨き上げて
素晴らしいもの作り上げるというものは
本当に素晴らしい。

 

 

そして
世の中,そういった人たちが引き起こす
イノベーションが
人々の生活を改善していくのです。

 

 

ただそのような人で
しかも売り上げをしっかり伸ばし追求し,
利益確保まで考えていけるような人というのは
本当に稀です。

 

そんな人は…
歴史に名を残すような
名経営者くらいでしょう。

 

 

そうでない…
単に職人気質な人が
ワンマンで会社の社長をやってしまうと
そこの会社に勤めている人は,
本当にかわいそうです。

 

 

まさに不治の病という他ありません。

職人気質の人は
社長をやるのではなく
社長以外…生産開発部門において
力を発揮する体制を作ることが
理にかなっています。

 

 

職人気質を捨てて
利益追求をしろというのも
これも馬鹿げた話です。

 

 

その人が向き不向きを
発揮できるような体制を作れるのは
稀でしょう。

 

もしくは
しっかりと利益を伸ばせるような人を
番頭にしてその人を中心に
会社が活動できればいいのですが。

 

 

なかなかそういった事ができる会社も
少ないかもしれません。

 

 

今日の話はある意味
結論の出ない話です。

 

ある意味,医者が死の宣告をするかのように
どうしようもない話をしました。

 

 

理想論としては…
経営者気質の人が…
職人気質の人を見つけ出して,
社内で力を発揮してもらう体勢を作れれば
いいんですけどね…

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平

 

 

 

 

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