こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。
今日は,パクり問題について
考えていきます。
さて,
パクり問題と聞いた時に,
あなたは
どんなイメージを抱いたでしょうか。
正確には,
「パクる」側
「パクられる」側
どちらの側の立場で
考えたでしょうか。
今日お伝えするのは,
「パクる側」
の問題です。
もしあなたが
「パクられる」側を
思い描いていたならば,
わかりやすいですね。
その時偉抱いた
感情,気持ちを
抱かせてしまうことが
問題なのです。
以下お伝えしてきます。
知らなかったでは済まされない
もう10年近く前でしょうか。
SNS上でのやり取りのことです。
ある老人が,
ネットの記事を,
「全文コピペ」
「画像もそのまま利用」
「ソースを載せない」
という投稿を日常的にしていました。
たまたまきになったニュースが
その人の投稿にあったので
「ソース」
を見てみたところ,
載っていなかったのです。
これ…
完全にパクリではないか…
と思った次第です。
その人は,
直接顔見知りではないですが,
いわゆる「友達申請」で
つながっていたので…
その
パクり投稿は
しょっちゅう流れてきます。
しまいには…
パクってニュースになっている
記事を,そのパクり方で
流している始末。
さすがに…
「あなたがやっているのが
まさにそのパクリですよ」
…と
コメントしたところ,
そのコメントは速攻で削除。
その上…
「ネット上に記事を配信しているのだから,
それは自由に使っていいということ。
何がパクリだ」
と怒り心頭のメッセージが届きました。
老人が,
ろくにインターネットや
著作権的なものを
理解していないまま,
やっていたのでしょう。
繰り返します。
その人とは直接面識はありません。
ですので,
その人がこれまでの人生で
どのような偉業を成し遂げ,
どのような尊敬できる在り方で…
高潔に生きてきたのかもしれない。
ただ…
傍から見たら,
卑劣なパクり野郎だということです。
そして…
仮にその老人の主張通り,
「知らなかった」
からやったとしたら…
底には
「卑劣なパクリ野郎」
の上に
「無知蒙昧」
が付け加えられるだけ。
「知らなかったから仕方がない」
にはならないのです。
大手新聞社の記事も
平然とパクってましたから…
私は早々にブロックしましたが。
もしかしたら
訴訟になっていたかもしれませんね。
私達は,
この老人のような
「全文コピペ」
みたいなことは
しないでしょう。
ですので
ポイントは…
なにかの間違いで
周りから
「パクり野郎」
と思われるということは
どういうことか。
…ということを
念頭に置いておいたほうがいい
ということです。
許されるパクリと許されないパクリ
さらに解説していきます。
許されるパクりと
許されないパクりについて。
個別に解説していくということではなく
ここでは…
本来,
許されるパクりをしているのに,
まわりから
「やってはいけないことをしている
卑劣なパクり野郎」
と思われないか,ということです。
わかり易い具体例が,
セールスコピーライティング。
非常に有名な
「ピアノコピー」
というものがあります。
「私がピアノの前に座ると
みんなが笑った
でも弾き始めると…」
というコピーです。
これを…
スワイプ(借用)して…
コピーを書く。
これはセールスコピーライティングにおいて
昔から伝統的なやり方です。
素晴らしいアイディアなど
そうそう思い浮かぶわけではありません。
ですので,
昔ヒットしたコピーを
スワイプ(借用)して書く。
優れたコピーライターほど,
このスワイプを大事にします。
なぜなら,
我を通して自己流で書くより,
過去に成功したコピーを
スワイプして書いたほうが
ヒットしやすいからですね。
具体的には,
「私が起業すると言ったらみんなが笑った
けれど…駅前一等地の新築タワマンに引っ越したのを知ると…」
みたいな感じで,
スワイプするわけです。
そのまま使ったら
ただのコピペであり,
完全なパクり。
盗作です。
しかし,
このように
「アイディア」
をパクるのは,
認められています。
ここでは,
「嘲笑ってきた相手を見返す」
というコンセプトですね。
けれど…
これ。
手垢が付きすぎて…
「あ,またコレ系ね」
で済めばいいのですが。
「これ,パクりじゃない?」
と言われてしまう
リスクがでてきました。
そして
パクりじゃないのか…
と思われた時点で…
卑劣なパクり野郎,
というレッテルが貼られます。
もちろん,
スワイプという手段は,
ビジネス慣習上認められていますが。
それを
「知らなかった」
人から,レッテルを貼られるのです。
そして…事実がどうであろうと…
レッテルが優先してしまうのが
現実です。
わかりやすいのが
マスコミの報道。
マスコミが嘘,真実ではないことを
報道して…それが広がった場合。
それで風評被害になったとして,
「真実ではない」
とわかった場合どうなるでしょうか。
どうにもなりません。
マスコミを訴えて
勝訴して謝罪広告を出させる,
ということはあるかもしれませんが。
謝罪広告を見る人は
どれだけいるでしょうか。
最初の印象を
拭い切ることはできないのです。
話を戻します。
スワイプを知らない人が
「あ,こいつパクリ野郎」
とレッテルを貼ってきたら…
もう,その他メージを回避するのは
なかなか難しい。
ではどうしたらいいのか。
手垢が付きすぎている
スワイプは避けたほうがいい
という結論になるでしょう。
この点を突き詰めていくと
セールスコピーライティングの
ガチな話になるので…
ここまでにします。
正しくパクる
ですので…
私達がやりたいのは
他業種では当たり前で,
自業種には当たり前ではないことを
「取り入れる」
ことができたらいいですね。
例えば,
ドライブイン。
あれはアメリカ国内の
金融機関が発祥だと言われています。
それを,
ファストフード業界に取り入れて
大ヒットしたわけです。
さらに,ドラッグストアでも
取り入れられています。
今では
金融機関が発祥だと
知っている人のほうが少ないくらいですね。
さて,
ドラッグストアのドライブインを見て,
「ファストフード店のやり方のパクりじゃないか
なんて卑劣な…」
て思う人,いるでしょうか。
いたとしたら…そっと距離を取りたいですね。
今日は,
許される合法的な
「創造的模倣」
をした時に
卑劣なパクり野郎と思われるリスクについて
お伝えしました。
卑劣なパクり野郎と思われないように
気をつけていきたいですね。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
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