こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

 

昨日は，
国家資格を手放して
なぜマーケッターの道を選んだのか。

 

 

いただいた質問の回答のあわせて，
思うことを書いていきました。

 

 

今日は，
マーケッターという立場から
マーケティングというものの魅力について
考えていきます。

 

 

かつて，
国家資格で独立開業して…
資格を捨てて，
マーケッターの道を選びました。

 

では，
今なおなせマーケッターを
続けているのでしょうか。

 

続けるだけの魅力は
何なのでしょうか。

 

 

社長・経営者にとって
マーケティングは必須です。

 

やらなければいけないものです。

 

いけないものですが…
義務感だけでやっていると，
何か苦痛ですよね。

 

 

まるで，学生時代の勉強は
テストがあるから，
単位を取らないと進級・卒業できないから
無理やり勉強した。

 

 

でも，
社会人になってする勉強は
義務感からするものではないですから，
ひと味ちがいますよね。

 

 

マーケッターひとりひとり，
考え方は違います。

 

 

私というひとりのマーケッターが考える
マーケティングの魅力について
考察していきます。

 

 

以下，お付き合いください。

 

 

夢を実現させる戦略体系

 

 

数年前の話です。

 

 

ある人と話をしていました。
仮にAさんとします。

 

Aさんは，何年もある悩みを
抱えていました。

 

ネットでいろいろ調べても
解決策が見つからず…

 

いろいろな専門家に直接あって
話を聞いても…
ピンと来なかったり，
そんなやり方は絶対に受け入れられない！
みたいなものばかり。

 

解決できないまま，
どんどん時間だけが過ぎ，事態は悪化していく。

 

そんなある日。

 

 

Aさんは，Bさんに出会いました。
Bさんは，Aさんの抱える問題について
解決することのできる専門家です。

 

長年，この問題に取り組んできて，
実績もあります。

 

なによりも，
考え方，基本コンセプトが，
Aさんにとって，とても親しみやすく
この考え方なら採り入れやすい。

 

Bさんから指導を受けつつ，
その問題の解決にどんどん取り組んでいきました。

 

 

私がAさんに出会った時は…
AさんにとってBさんがどれほど偉大な人物なのか。
Bさんのコンセプトはどれだけ優れているか。

確か，2時間くらいだったでしょうか。
それだけの時間，熱く語っていったのは
よく覚えています。

 

スタバで話をしていたのですが…
おかわりコーヒーで2杯目のアイスコーヒーの
氷が完全に溶けてしまっていました。

 

 

そして。
これからは，
自分と同じように，
この問題で苦しんでいる人はたくさんいるはず。

そういった人たちのために，
Bさんの考え方を伝え，広げていきたい。

 

 

鼻息あらく，語っていました。

 

というのも，
Bさんは個人で活動しているため，
そのもともとの問題の解決の手助けに
時間を割くことが多くなりがちです。

 

どうしても，その考え方を
広げていくための時間，余力，
ノウハウやリソースがありません。

 

だからこそ，
Aさんが，Bさんの考え方を
広げていきたい！
ということでした。

 

 

その問題の市場規模，
潜在ニースなどを考えると…

 

「きちんとマーケティングをすれば」

 

いくらでも集客できるし，
客単価も上がる。

 

 

ただ，
その問題を解決できるのが
Bさんだけだったとしたら，ボトルネックになるかな…

 

くらいに思っていたのですが。

 

私は仕事とは全く無関係の立場で
会ったため，

「頑張ってください！」

 

とだけ伝えました。

 

コンサルタントが
絶対にやってはいけないことは
頼まれていない時に
アドバイスすることですから。

 

それから，約半年。

 

あれだけ鼻息荒く…
熱く語っていたのですから，
Aさんはどれだけ頑張っているのだろうか。

 

たまたま，Aさんに再会する機会があったので，

 

「あれから，どうですか？」

 

と，尋ねてみました。
すると，Aさん。

 

「実は，あれからまだ何も進んでいなくて…」

 

 

何をどうしたらいいのか，
まったくわからないとのこと。

 

 

まあ，そりゃそうだ…としか言えません。

 

確か，
最終学歴後，
ずっと事務職を続けてきた方です。

 

 

人に何かを伝える…
という技術を体系的に学んで
駆使する経験がありません。

 

そこで，
このブログでも紹介している，
マーケティングの基本コンセプトを解説した
書籍を何冊か紹介しました。

 

数カ月後にまた再会した時に…

 

 

「あれから，どうですか？」

 

 

また尋ねてみました。
すると…

 

 

「紹介頂いた本を読んでいます」

 

 

専用のアフィリリンクを送ったので，
紹介した翌日に注文が入ったのは判明しています。

 

 

数ヶ月前に紹介した本を，
「今読んでいる」
ということでしょうか。

 

まあ…その真偽はともかく。

 

 

仮に，
Aさんにとって，
Bさんのコンセプトを世に広めることで，
自分が抱える問題を解決するお手伝いをしたい。

 

こんな
気高い夢を抱いたとして。

 

それを実行するために，
何をどうしたらいいのか。

 

例えば，
同じような問題を抱えている人を
何人も集めて…
実際にBさんに来てもらって，
解決法をレクチャーしてもらう。

 

 

という場合。

 

 

Bさんの報酬や交通費などを考えて，
一定人数集めなければなりません。

 

言い換えると…
Aさんが，一定人数集めることができれば，
Bさんのコンセプトをどんどん広げていけるのです。

 

でも，
Aさんには，それだけの人を集める
スキルがなかった…。
だから，現状，何も動かないまま
時間だけが過ぎていったのです。

 

そう考えると，
マーケティングというものは
「夢を実現するための戦略体系」
ということができます。

 

 

夢の範囲はいろいろ

 

自己啓発っぽく。
夢，とか目標とか…
そんなガチガチに考えず，
ここではもっと曖昧に考えるとして。

 

仕事はずっと続くものです。
毎日のように行っているものです。

 

ということは，
仕事が嫌で苦痛な場合，
毎日が苦痛になっていくことでしょう。

 

その苦痛の原因は何か。

 

丁寧に分析してみるなら…

 

「例えば」
そう，例えばです。
いくつもあるでしょうけど。

 

ろくでもない，感じの悪い
顧客を相手にし続けることで
神経が摩耗していく，
ということがあるでしょう。

 

執拗に値引き要求してきたり，。
高い，と喚き散らしたり…

 

横柄ですぐに大声を出したり…

 

 

納期を守らなかったり，
約束をすぐに破って，その責任を
押し付けてくる。

 

約定にはないサービスを要求してくる。

 

 

まあ，いくらでもあるでしょう。

 

こういったろくでもない客を相手にしていれば，
仕事が嫌いになります。

 

 

当たり前ですね。

 

 

そういった客を避けて…
顧客に喜んでもらえるには
どうしたらいいでしょうか。

 

自社の商品やサービスを
喜んで買ってくれて，感謝されたら
どうでしょうか。

 

毎日，毎日…
会う顧客が，笑顔に溢れ，
自社の価値提供で，喜んでくれたら，
その仕事をどう思うでしょうか。

 

私は，
両方体験しました。

 

かつての士業の仕事で，
泣きながら，
「先生に会えて，本当に良かった
本当にありがとうございます」
いう方もいれば…

 

規定の報酬を請求したら激怒して
「こんなの聞いてない，訴えるぞ，
知り合いの弁護士事務所に行くから
覚悟してろ」
と怒鳴りつけられたこともあります。

 

この件は，
「報酬に関する説明書を渡して
説明を受け，納得したので依頼します，
と，署名押印頂いています。
その書面も弁護士に渡してくださいね。

 

…でないと，あなたが弁護士から訴えられますよ」

 

と言ったら，以後まったく音信不通に
なりましたが。

 

 

出会いたい人に出会うのも
マーケティングです。

 

出会いたくない人に出会うのも
マーケティングです。

 

私は特に，コミュ障で
人の好き嫌いがはっきりしているから，
後者…

 

出会いたくない人に出会わない
マーケティング技術は
とても重宝していますね。

 

 

自分の夢や目標のために，
伝えたいことを
伝わるように伝えることができること。

 

それによって，
出会いたい人と仲良くなる機会を作ったり。

 

出会いたくない人をうまく避けて
モチベーションダウンしないようにするのも，
マーケティングなのです。

 

 

売上アップや集客，
成約率…

 

そんな一面だけではなく，
自分の人生，日々の生活に落とし込んで
考えてみた場合。

 

 

明日，会う人が
素晴らしい人なのか。

それとも，嫌悪感が表情に出るのを
必死で抑えなければいけない人なのか。

それによって
前の晩の眠りも変わってくるのではないでしょうか。

 

 

朝起きた時に，
どんな気持ちで布団から出られるでしょうか。

 

 

これが，
マーケッターから見た，
マーケティングの魅力です。

 

ビジネス上の数字だけではなく，
人生の質…幸福度に直結する技術なのです。

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ　飯山陽平