こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
集客代行業をしております
セールスコピーライターの飯山です。
今日は…
動画コンテンツなどの教材,セミナー,書籍など,
様々なものを学ぶ上で
「あまり気にしていない」
方が多い,ある点について解説します。
実は…
この点を見落としたまま勉強しても,
「学びが深くならない」
のです。
学びが深くならない…
ということは,
それを自分に落とし込んで,
使いこなすことも出来なければ,
成果につなげることもできない
ということです。
何よりも…
わかった気になっているだけ。
その程度の浅知恵を
人に伝えようものなら最悪ですね。
例えば,
薄っぺらい学ぶをブログに書いたり…
…ということで,
過去の記事を読めば読むほど
ブーメランになると思うので,
過去は棚に上げて,
解説します。
シンプル故に
分かりづらい記事になることでしょう。
ちょっと上級者向けになるかもしれません。
読んでいて理解できないもの
例えば,ですが。
ダン・ケネディという方がいました。
全米屈指のコピーライターで,
「億万長者メーカー」
と称賛される,
マーケティングコンサルタントです。
さて,
彼は業界の最前線で,
ずっと成果を出し続けて来た方です。
30年以上,
ずっと最前線だったことでしょう。
ということは,
彼の中にある
体系化された原理原則を学べば,
「時代を越えて通用する」
ということになりそうです。
ということで,
彼の本を読んだりすると…
これがまあ,よくわからなかったり
難しかったり
することもあります。
その難しさが
ハードルになって,
学びを妨げてしまうことに
なりかねません。
それは…
世界ナンバーワンマーケティングコンサルタント,
ジェイ・エイブラハムも同じでしょう。
特に…
ジェイの
「卓越の戦略 上級編」
という文献は…
まったくもって意味不明でした。
200回ほど読みましたが,
果たしてどこまで正確に
理解できていることやら…
<参照>
とはいえ,
彼らは世界最高峰なわけですから,
彼らから学びたいわけですね。
でも…
本とかは難しくて
よくわからない。
この「難しさの正体」は
何なのでしょうか。
時代で変わるもの,変わらないもの
彼らの中にある
原理原則というものは,
そうそう変わるものではないでしょう。
30年,40年と成果を出し続けてきたことは
確かですからね。
けれど…
「揺るぎなく変わらない原理原則」
と,
臨機応変に変わっていかなければならないものが
あります。
そして…
彼らは,
「変わるべきではないものと
変わっていくべきもの」
の見極めが上手い…
のではないでしょうか。
つまり…
時代の移り変わりとともに,
淘汰していくものと,
残して強化していくものを
選別するわけですね。
そして…
残ったものは,
より強化されていくわけです。
それこそ,
彼らの生き様と,
日頃の仕事の中で,
徹底的に強化・濃縮されているわけです。
例えば,
アルコールに弱い人でも,
カクテルとかビールくらいなら
1杯くらいは飲める…かもしれません。
が。
同じ1杯がスピリタスだったら?
中ジョッキ1杯のスピリタスなんてものを
飲んだ日には,
命の危険の瀬戸際でしょう。
冗談はさておき。
そんな濃いものを,
いきなり理解できる人はいません。
例えば,
セールスコピーにおいても,
奥義として,
「顧客が求めるものを書きましょう」
みたいなことを書いたところで,
それが真実であっても
噛み砕いて実践はできませんよね。
だから…
ダンも,ジェイも,
噛み砕いて説明するわけです。
そして…
彼らがそれを学んだ時の話だったり
実例を踏まえて解説するわけですね。
そして,
それがなかなか理解が難しい
という問題があります。
あらためて,
「難しさ」の正体は何なのか
セミナー参加者は,
彼らの教えを
「なるほど!」
と理解して,それを実践。
成果を出すわけですね。
だから…彼らは
最高峰の地位にいるのです。
では,
その彼らの教えが難しい…
理解しづらい…
その原因はなにか。
もちろん,
教材で学ぶ私達が,
ライブで学ぶ人達よりも
アホだった…
なんてオチではありません。
単純に
「背景への理解」
の違いです。
その
戦略から戦術に掛けての流れの
「その背景」
を理解できていれば,
学びが深くなるのです。
例えば…
上述の例で,
スピリタス。
普段はすぐに解説を入れますが,
今日は敢えて後回しにしました。
スピリタスは,
アルコール分96%ほどのお酒です。
アルコール分がやばいお酒である…
ということを知っていれば,
すぐに理解できる文脈となります。
が,スピリタスを
知らない方には,
理解しづらい文脈となります。
そして…
時代背景・文化的背景を
共有する人たちにしてみたら,
いちいち背景の共有はいらないわけですが。
そうでない人にしてみたら,
その背景が「前提」となっているわけですから,
理解しづらいわけです。
なお,
スピリタスについては,
単なるこれは単語の問題です。
では,
時代背景で考えるとどうなるのか。
女性差別説の真相
日本人なら,
誰でもこの固有名詞は
聞いたことがあるでしょう。
清少納言。
枕草子の著者ですね。
紫式部。
源氏物語の著者です。
清少納言も,紫式部も
実名ではありません。
彼女たちいずれも
実名は判明していません。
それはなぜか。
自分の作品に実名を残すことが
許されない…
女性差別の時代だった。
そんな教えを耳にした記憶がある方,
いらっしゃるのではないでしょうか。
なぜか。
まずはじめに
前提として,
「実名が知られていない理由は,
明確な根拠として証明されたものはない」
という前提でごらんください。
その上で。
その女性差別説が台頭したのは,
「教育内容」
を確立した時代背景の影響ではないでしょうか。
もっと言うならば,
日教組のプロパガンダ…とかになりますね。
まあその話は脇において。
教育基本要綱案が出たのが,
昭和21年11月29日。
(文科省HP参照)
つまり,
これが時代背景となって,
この考え方が
出てきた…と推測されます。
では
実際のところ,どうなのか。
叢書「日本の歴史」(平凡社)に,
紫式部や清少納言の実名が
知られていないのは
実名敬避のためである,
と書いてある(中略)
古代の女性は両親を除けば
夫にしか実名を明かさず,
実名を明かすことは求愛を
受け入れることを意味した。女性にとって実名はそれほど
大切なものであった。これを考えれば,作品に実名を
付さないのも当然であろう。株式会社双葉社 1994年9月10日
呉智英著「言葉につける薬」P214
当時の文化・風俗的な背景からは
実名敬避が一般的だったようです。
今風に受け入れるなら,
実名を明かす…というのを
「プロポーズの承諾」
を意味するようです。
また,同書にて,
『日本の歴史』は一九六三年初版発行以来,
二〇年は版を重ねている。それなのに,
しかし,女性差別原因説は強固である。(同上)
この後は,
この実名敬避説の根拠が
ずっと展開されていくのですが,
そこまでは引用を省略します。
当時の時代背景を知らないと,
間違った理解になるわけですね。
さしたる根拠もない
プロパガンダを信じてしまうわけですね。
今日は「歴史の講義」ではないので
ここまでにします。
時代を越えて活躍する人の話が難しい理由
例えば,ダン・ケネディ。
彼は1955年生まれだったとした場合。
※正確な生年月日は存じません。
先日の訃報にて,
「享年64歳」という表示は
多く見かけたので,これを準拠にします。
彼の様々な著書やセミナー音声などによれば,
18のときにはすでにバリバリ働いていたのが
わかります。
ということは…
彼の教えは…
1973年頃以降,
ということになります。
ざっくり45年ほど前ですか。
ウィキペディアによれば…
いくつか適当に引っ張ってきました。
水俣病訴訟で、チッソ水俣工場の廃液が原因であったことを認める判決。
コナミ設立。
山口百恵がシングル「としごろ」で歌手デビュー。
大関・輪島が第54代横綱に昇進。
松下電器産業は創業者の松下幸之助会長が相談役に退き
日本赤軍によるドバイ日航機ハイジャック事件発生。
巨人が(中略)日本シリーズ9連覇(V9)達成。
まあ…1973年は,
私もまだ生まれていないので
リアリティは全く無いですね。
分かる人には
わかるかもしれません。
これが「時代背景」というものです。
この時代背景を理解せずに
上辺だけを理解しようとしても,
本質的な理解につながらない。
そして…
ダンやジェイみたいに,
時代を越えて活躍する人は,
「いつの時代を背景に話をしているのか」
が異なるので,理解しづらいのです。
文化的背景…というところでは,
アメリカ人が,
アメリカの国内でアメリカ人に
解説しているので,
文化的背景は理解しやすいのです。
日本人は,
アメリカの時代背景・文化的背景まで
しっかり理解しないと,
本質的な理解には至りません。
表層の
「偉人の名言」
だけを抜き出したところで
まったくもって効果はない。
ただの快楽行為でしょう。
よく,
「本質を学べ」
と言う人がいますが。
その本質の学び方の
具体例として,
「背景」の話をしました。
本質は学ぶのが
いかに大変か…
だから,小手先のテクニックで
「これをやれば儲かる」
ということを鵜呑みにして,
カモられる人が後をたたないわけですね。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 飯山陽平
追伸
だから私は,
簡単でなくとも,
時代を越えて,
文化を越えて
輝き続ける
原理原則を理解することを
推奨しています。
とはいえ,
日本人による日本人のための
集客の話とかしたほうが,
理解しやすいことは確か。
近々,
戦略まで組み込まれた
集客法の話をお伝えします。
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