こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表，
経営軍師の飯山です。
今日は，
成約率を上げる，
基本中の基本…
の中の１つについて
解説します。
とても
「あっさり」
した記事に仕上げる予定です。
まあ…
逆にあっさりしすぎて，
実践できる人は
どれだけいるやら…
でも…
これができなければ，
成約率アップは
なかなか厳しいでしょうね。
早速，お伝えしていきます。
あっさりしている理由
なぜなら…
できている人には
「当たり前」
とすら思わないレベルの
話だからです。
そうですね…例えば…
今日，
何回息を吸ったでしょうか。
…なんて，
カウントはしていませんよね。
空気があって
呼吸するのは
「当たり前」
です。
いちいち，
そんなことは意識しません。
このように
「息を吸って吐く」
くらいに当たり前に
できている人は
います。
一方…
できていない人は，
やはりできていないのです。
LPで見かけた残念な広告コピー
ある経営者がいました。
その経営者は…
過去に２社，
「上場」させた
経験の持ち主です。
その経験を生かした
講座を販売することにしました。
講座のコピーに，
会社の規模や業種、
業態に関わらず効果を発揮する。
もちろん、社歴や社員数もまったく関係ない。
どのステージの企業であっても効果を発揮する
とありました。
さて，
この講座。
あなたは興味あるでしょうか。
このひねくれ者の私ですので，
このような広告コピーを見かけたら，
「難癖つける」
とあなたは思っている…
かもしれませんね。
まあ，その通りなんですが。
実際，
このコピー，
何が問題なのでしょうか。
ちょっと考えてみてください。
「コレ」は売りになりますか？
あなたに質問。
コンビニに行って，
ペッドボトルの水を買うとします。
まあ，いろいろありますよね。
さて，
この中でひとつ。
こんなPOPが書いてある
水があったら，
あなたは買うでしょうか。
このペッドボトルは，
飲んでも血を吐いて
倒れることはありません。
安心してお買い上げください。
まっとうな
商品であれば，
血を吐いて倒れる
なんてことはないですよね。
あえて言うならば，
タバコを吸い続けたら
血を吐いて倒れるかもしれませんが。
少なくとも，
日本国内で流通しているような
まともな商品の場合，
異物混入でもしていない限り，
血を吐いて倒れることは
ないでしょう。
当たり前，ですよね。
はたしてこんな
「当たり前」
のことをアピールして，
「売り」になるのでしょうか。
これは嬉しいのか
では別の例を紹介します。
あるダイエットサプリがあるとします。
「魔法の薬」
みたいなものです。
それを飲むと，
確実にダイエットに
成功します。
単に痩せるだけではなく…
１回飲むだけで。
適正体重になって，
少なくとこ今後１０年は，
標準から外れるほど
「太る」
ことはなくなります。
しかも…
価格は１万円。
手が出る金額です。
さて，
あなたはこれ，
欲しいでしょうか。
おっと。
ひとつ，
この「魔法の薬」の効果の
説明が抜けていました。
なんと。
これを飲むと…
確実に
自分「以外」の誰かが痩せます。
検証したところ，
地下鉄で隣り合わせになった
「見ず知らずの方」が
痩せる確率が９０％以上です。
けれど，
確実に痩せます。
さて。
この「魔法の薬」ですが，
ほしいでしょうか。
あるいは，売れると
思うでしょうか。
かの有名な
「三尺三寸箸 極楽の長い箸」
のように…
自分がこれを買って飲むことで
誰かが痩せてくれるなら…
巡り巡って
自分のために誰かが
飲んでくれるかもしれない。
…という
価値観的な話ではありません。
まあ，そもそも
ダイエットを薬１つで済まそう…
なんて発想の持ち主が，
「誰かのために〜いつか巡り巡って」
なんて価値観は持ち合わせるはずないですね。
ということで，話を戻します。
その商品やサービスのメリットって，
「他人のため」
だったとしたら…
どれだけ魅力があることでしょうか。
成約率を上げる秘訣
それは，Best For Me です。
私のための最善の解決策が
欲しいのです。
もう一度繰り返します。
会社の規模や業種、
業態に関わらず効果を発揮する。
もちろん、社歴や社員数もまったく関係ない。
どのステージの企業であっても効果を発揮する
会社の規模や業種、業態に関わらず
だなんて，どうでもいい！
どのステージの企業？
知ったことではない。
「私」に効果があるかどうか。
つまり，その広告コピーを見た
「その人」に効果があれば，
他の人に効果があろうとなかろうと
「どうでもいい」
という他ありません。
そして…
万能薬は成約率を下げる
これも昔から言われ続けていることです。
ある薬を開発して
薬局においたところ，
ちっとも売れない。
効果効能は非常に多岐にわたって
「万能薬」化してしまったから。
そこで，
その薬は
「生理痛に効く！」
と謳ったことで一気に売上を伸ばしました。
そう，あなたも知っているかもしれない，
あの薬ですね。
もちろん実話です。
だから…
今回のこの広告コピー。
どんな会社にも使えるかもしれませんが，
それは単なる
「売り手のエゴ」
であり
「売り手の手抜き」
です。
その広告コピーを見てくださっている
見込客にとって，Best for Me
になっていなければ…
たとえ
その人に効果があったとしても，
「その人を含むその他大勢に効果がある」
商品になります。
さて。
「その他大勢」
に括られて，嬉しい人っているのでしょうか。
Best For Me
シンプルですね。
シンプルだからこそ…
やっている人は当たり前のように
やっているし…
この広告コピーみたいに
「手抜きでエゴ」
な会社は実践できていない，
ということです。
私も…
手を抜きたくなるので，
気をつけたいものです。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 飯山陽平
追伸
３月２３日（月）１３時〜１７時，
東京から師匠を呼んで
特別な講演をしていただきます。
師匠の話は，
「誰が聞いても」
かならず役に立つ話
ではあるのですが。
今回は，
従業員の生産性，
やる気の無さに
問題意識を抱えている
経営者のための内容にする予定です。
まだ，
詳細は決まっていませんので，
興味ある方は，
予定を空けておいてください。
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