社長・経営者として精度の高い決断ができるように鍛える方法

社長・経営者として精度の高い決断ができるように鍛える方法

社長・経営者として精度の高い決断ができるように鍛える方法
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
集客代行業をしております
セールスコピーライターの飯山です。

 

今日は…
非常に難しいテーマについて,
お伝えします。

 

 

「社長・経営者としての決断」
に関して,です。

 

私15年以上前に独立起業して
個人事業を始め…
今年に法人化をしました。

 

法人化が基準であれば,
「経営者歴0年」ですが…

個人事業主から入れても
通算16年目。

 

 

とはいえ,
もっともっと経験豊富な方は
たくさんいます。

 

ですが…
そんなことを言っても
キリはないので。

 

今の私が
思っている
「社長・経営者としての決断」
についてお伝えします。

 

 

社長や経営者をやっていれば,
良いこともあれば,
そうでないこともあります。
時には厳しい決断が迫られることも
あるでしょう。

 

 

そんな時に,
思い出してみてください。

 

 

 

京都から来た女の子

 

かつて,
私が人口2万人足らずの
北海道の小さな田舎町で
士業をしていたときのことです。

 

いずれ,
私の右腕になって…
いずれは事務所を継いでもらうことも
視野に入れた,
「幹部候補生」
の採用活動をしていました。

 

もちろん,
あまりにも田舎すぎて,
応募はちっともありませんでした。

 

 

ところが。

 

ある日。
京都の女子大生から
応募があったのです。

 

大学は…
関西方面では
かなり有名な高ランクの学校です。

 

京都から…
この小さな町に引っ越して
私の事務所で頑張りたい。

 

 

この意気込みを買って,
採用しました。

 

 

…今も思い出す
「後悔」の始まりでした。

 

もともと,
声の小さな女の子では
あったのですが。

 

とにかく,
声が聞こえない。

 

そして…
あいさつを全くしない。

 

古株の事務員から,
「未だに一度たりとも
あいさつしてもらったことがない」
という声を受けて…

 

あいさつの仕方を
何度も見本を見せたのですが,
やらない。

 

 

仕事に関しては…
今でこそ,
さほど聞かなくなりましたが。

 

当時はよく耳にした
「ゆとり世代」
の子でした。

 

なので,
逆に言えば
「ゆとり世代は『言われたことはしっかりやる』」
と聞いていたのですが。
言われたことすら,満足にやらない。

 

 

そして,
他の同僚にも一切あいさつしない。
事務所の雰囲気も悪くなっていました。

 

そりゃそうですよね。

 

何度も何度も説明して指示しても
「やらない」
のです。

 

私もきつく叱るほか
ありませんでしたから。

 

きつく叱る私を見て,
他の事務員も萎縮したり
「やめる」
と言い出す始末です。

 

 

そんなある日。

 

 

当時,よくお世話になっていた
寿司屋に家族と食事に行きました。

 

 

平成天皇陛下が,
この町を御幸された際に
料理を振る舞った
凄腕の寿司屋です。

 

<参照>この記事にも登場した寿司屋です。

 

接客もすばらしく
店員もみな,
非常に快活で元気よく
あいさつします。

 

なので,
私はマスターに,

 

「ウチの子,
ここであいさつの仕方を
修行させてもらませんか?」

 

とお願いしました。

 

すると,
マスターは…

 

 

「どうしても,
と言われれば
やらなくもないけど」

 

「でも,結論,
出ているんでしょう?

 

心のなかで,
どうすればいいか
わかっているんでしょ?」

 

 

そうです。
全部,
わかっていたのです。

 

こちらの質問に対する
応答の仕方。
行動,発言,立ち振る舞い…

 

そういったひとつひとつが
「本来の採用基準」
から外れていたのです。

 

京都からわざわざ…
という意気込みを買って,
それらに
「目をつぶってしまった」
のです。

 

そして…
その
「目をつぶってしまった」
ことに自分で気がついてながら,
ずっと目を背けて,
なんとかこの子を頑張って
教育しようと,
躍起になっていたのです。

 

そこを,
マスターは

「結論,出てるんでしょ?
どんなに頑張ったって,
その子,ものにはならないって
わかっているんでしょ?」

 

…と私を諭したのです。

 

 

わかってはいたのです。

 

目をつぶってしまったことを。
目をつぶったことに
目を背けているということも。

 

京都から来て…
安くない金額を掛けて,
アパートの契約をして,
引っ越しをして来ていることも
わかっています。

 

 

そして…
6ヶ月で試用期間満了で
契約終了…ということが
彼女の経歴に傷がつくことも
おそれて…

 

 

契約終了を言い出せなかったのです。

 

 

寿司を食べてから帰り…
その日のうちに,契約終了の通知書を作成。
翌日,彼女に伝えました。

 

 

 

決断を邪魔する要素

 

 

決断は…
するだけならなんとでもなります。

 

 

けれど…
様々な要因により
決断を先延ばしにします。

 

今回の私のように。

 

 

そして…
多くの場合,
決断が先延ばしになればなるほど
事態が悪化することになります。

 

ではどうしたらいいのでしょうか。

 

 

ここでのポイントは…
もっと早く,
彼女の首を切ればよかったという話…

 

ではありません。

 

そもそも,
彼女を面接した時点で
「アウト」
だったのです。

 

 

アウトだったにも関わらず…
ずっとずっと
良い人材から応募がなかった焦り,
そして何よりも
京都からこんなド田舎の事務所に
来たいという意気込み。

 

そこに目がくらんでしまったのです。

 

人間には感情があります。
欲があります。
観念があります。
そして先入観があります。

 

これらが正しい決断を
邪魔してしまうのです。

 

 

 

日頃から訓練する要素

 

もちろん
「こうすればいい」
で済むなんて
話ではありません。

 

決めたところで,
上述の通り
実行できない…
ということにもなります。

 

だから,
これから私がお伝えすることは
あなたの役に立つかどうかは
わかりません。

 

それを承知でご覧ください。

 

私の場合,
「間違った決断」
をしようとすると,
「体が反応する」
のです。

 

感情
欲求
観念
先入観

 

 

これらを飛び越えて,
体が警告を発するのです。

 

その体の反応を見逃さないこと。
そして,その反応に従うことです。

 

私はここで
「体の反応」
と書きましたが。

 

 

多くの方の場合は
「直感」
とでも言うべきでしょうか。

 

 

 

悪魔を突き止めた警報装置

 

先日も…
明るくて快活で感じの良さそうに見える
「ある人」
と話す機会があったのですが。

 

 

体が警報を発令しました。

 

そこで…

 

感情
欲求
観念
なによりも先入観。

 

これを一旦脇において,

 

ただ
「知識」
ここでは,
相手を判定する
基準だけでその人を
識別したのです。

 

…真っ黒でした。

 

私の
「知識」
では,
アウトな要素がいっぱい
あったのです。

 

そして…
結果的に,
その人と
「取引したことがある人」
から実態を聞き…

 

「警報が正しかった」

 

ことがわかりました。

 

 

直感を磨く

 

直感とは…
論理的な分析・判断を
かっ飛ばして
結論だけを手にいれる…
というものです。

 

よく,
プロの棋士が,
3分考えて指す手と
3時間考えて指す手は
9割以上も同じである…
なんて話を耳にします。

 

 

プロの棋士の頭の中には
膨大な過去のデータが詰まっていて…
それを「早く」処理しなければ
ならない時に,
「直感」
という方法になるのです。

 

なので,
この直感のデータ処理は,
磨けば磨くほど
精度が高まります。

 

起業1年生よりも…

 

起業して20年…という
経営者のほうが,
より優れた
「直感」が働きます。

 

それは,データ蓄積量の問題です。

 

だから,
起業して日が浅い方は
直感に頼って
痛い目にあうのは…
仕方がないことです。

 

 

だから,
直感を磨くほかないのです。

 

 

直感に頼った後すべきこと

 

 

最後に。
直感で「ダメ」だったら
諦めてください。

 

なぜなら…
上述の棋士の例で,
3分考えても
3時間掛けても…
という話をしました。

 

経営者は,
長考する時間的余裕が
あるかどうかが
わからないのです。

 

 

即座に決断しなければならないことも
どうしてもあるのです。

 

 

あるいは
決断が長引けば長引くほど
事態が悪化するのです。

 

限られた情報
限られた判断材料で
決断を迫られるのが
経営者や社長なのです。

 

だから…
日頃から直感を磨いておき…
「その時」が来たら…
その直感による決断をする。

 

あとは…その決断について
後悔している暇はありません。

 

最悪の事態を想定した上で,
出来得る限りの
善後策を打てばいいのです。

<参照>

 

今日は,
書いていて,
胃が痛む話でした。

 

本当に願わくば…
今日の記事が役に立つような
「厳しい決断が迫られる」
状況があなたに訪れませんように。

 

 

でも…
どうしても「その時」が来たときは,

 

 

感情
欲求
観念
先入観

 

に負けずに,
直感が働きますように。

 

願っております。

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 飯山陽平

 

追伸

私はあなたの
「決断の肩代わり」
はできません。

 

…が。
決断する
「選択肢」
と,その選択肢ごとの
メリット・デメリット,
リスクなどについて
整理することができます。

 

私も…
クライアントから
よくこの点で
相談を受けたり…
必要であれば
背中を押すこともあります。

 

一人で悩んで,
判断に困って
途方に暮れて
孤独に苦しんでいる方へ。

 

私へご相談ください。

 

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