こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。
昨日…
スキルを身につけるためには,
どれだけ長時間の努力を積み重ねられるか,
という話をしました。
ですが…
ゼロに何を掛けてもゼロです。
昨日の記事ではテーマ外だったので
触れなかった,この部分について
今日,解説いたします。
無駄な努力を避けて,
より早く成果を出して成功したい!
…なんて思っている方こそ,
しっかり最後までご覧ください。
クイズ 成功するまで何年掛かるか
確か15年位前に聞いた話です。
非常に印象深い話だったので
よく覚えています。
ひとつの
「たとえ話」
としてご覧ください。
ある成功者がいました。
その成功者は…
自他共「成功者」となるまでに,
20年掛かりました。
そこで…
その成功者は…
過去20年を振り返って,
自分は何をやってきたのか。
何がうまく行ったのか。
何がうまく行かなかったのか。
これをまとめて,
セミナーをすることに増した。
「20年でやってきたことを凝縮して,
うまくいったことを,お伝えする」
そんなコンセプトです。
さて,ここでクイズです。
このセミナーを学んで勉強して…
実践した受講生が…
実際に成功するまでに,
何年掛かるでしょうか。
それはなぜでしょうか。
ちょっと考えてから先をご覧ください。
20年掛けて,
やってきたこと。
その中から,
何がうまく行ったのか,
何がうまく行かなかったのか。
それらのエッセンスとして
まとまったものを学んだのですから…
成功するまでに掛かる年月は…
20年です。
もし…
20年掛けてやってきたことから,
やって無駄だったことを省いて,
それを取り除き,うまく行ったことだけを
やれば…
20年も掛からないのではないか。
…と思った方,
いらっしゃるのではないでしょうか。
残念ながら,
そういうわけには行かない,
ということですね。
無駄なものの正体
無駄なものを省いて,
うまくいくことだけをやれば,
成功までの時間を短縮できるのではないか…
はい。
理屈としてはそのとおりです。
では,
何が無駄なのでしょうか。
上述の例では,
ある成功者が,
20年掛けてやってきて,
成功したので,
その中から振り返って,
うまく行ったもの,
うまく行かなかったものをまとめて
セミナーにした,
という話でした。
そして…ここで言う
「無駄なもの」
とは…
その
成功者がやって,
うまく行かなかったもの。
効果がなかったもの。
…といったものを
意味することになります。
そう,
その経営者にとって…です。
では,
その経営者から学んだ受講生は,
その無駄なものは,
本当に無駄なのでしょうか。
逆に,その成功者にとって,
必要だと思ったものが,
受講生にとっては
必要ない…ということも
十分に有り得るわけですね。
例えば…
私の実体験
かつて,
私が士業の国家資格を
取った後の話です。
試験勉強で無理が祟ったのか…
試験の翌日に病院に行き,検査して…
結局,入院して手術をして…
それから半年ほどリハビリすることに
なりました。
その半年の間に
合格発表があり…合格したのですが…
もう1回,手術が予定されていたので,
1ヶ月ほどの集合研修に
参加することもできません。
仕方ないので,
家にいて…リハビリを
していたのですが。
たまたま
あるきっかけで
セミナーで勉強することになりました。
確か,3万だったか5万だったか…
バイトすらできない身ですので
安い金額ではないですね。
そのセミナーは確か
独立開業してうまくいくには
どうしたらいいか。
なんて話でした。
そこで…
「どうやったら依頼を獲得できるか」
を学べると思ったら…
「目の前の仕事を真摯にやっていれば,
いつか,どこかしらから,仕事が
舞い込んでくるようになります」
とだけで説明は終わってしましました。
今だったら…
返金請求の対象になるか,
詐欺扱いで,消費者センターに
通報モノですね。
ですが…
当時はこれが…
士業というぬるま湯の腐った世界では
標準だったのでしょう。
このぬるま湯に20年も30年も
浸ってきた人の話に価値はあるのか。
それから何年も経ち…
士業の世界にもマーケティング
という発想が出てきました。
…ということは,
マーケティングマインドを身に着けた人が…
その人から学んだところで…
その人にしてみたら,
20年掛けて
「マーケティングマインドは大事」
という学びを1つ得たのかも知れませんが…
競争が激化した後に参入する人にしてみたら,
マーケティングマインドの大切さは
「前提」
ということになります。
あらためて学ぶ必要などないのでしょう。
ということを考えると…
本当に,
「何が無駄で何が無駄じゃないか」
なんてことを,
一律に決められるはずがないのです。
だから…
上述のたとえに,話を戻します。
20年掛けて成功した人にとってみたら,
無駄で意味のないもの…として
切り捨ててしまったものが…
受講生にとっては
成果を出す決定的な要因だった…
ということもありうるわけですね。
そして…
そのセミナーで,
「それは無駄です」
と言われて,その要因を避けてしまったら…
成功は遠のいてしまうのです。
だから…
単純に考え方としては,
20年掛けて成功した人から,
学んだところで,その期間が
1年とか3年とか5年とか…
と,短縮するわけでもないので…
上述では
正解は
「20年」
としました。
もしかしたら,
15年で成功するかも知れないし,
25年掛かるかも知れませんが。
無駄な努力
ですので
スキルを身につける。
そのスキルを駆使して成果を出す。
そのためには,
長時間の努力と研鑽,
試行錯誤が必要であり…
どうしても避けて通れないのです。
だから,
今日は,
「やっても無駄な努力」
というコンセプトでお伝えしますが。
それがもしかしたら,
あなたにとっては,
かけがえのない必要なもの,
という可能性も十分にあり得る
ということですね。
それを前提に…
けれど,やっぱり無駄で
空振る確率が高そう…
というものは何なのか。
いくつもありますが…
より確率が高そうなものを
1つだけ紹介します。
効果のないことを繰り返すことです。
つまり…
何度も実行して,
成果が出ないことは確からしい
状況において…
それを繰り返すことです。
テストマーケティングにおいて,
「成果が出ない」
事がわかったら,
「改善」
しなければ,成果が出るはずがありません。
…が。
成果が出ない…
とわかっていながら,
同じことをひたすら繰り返す。
これはある種の精神異常のようです。
なぜなら,
同じ行動を繰り返して
違う結果を望むのですから。
結果が変わるはずがないのです。
けれど…
当たり前にもかかわらず,
忙しさにかまけて…億劫になり…
つい,同じことを繰り返してしまう。
そして…
「がんばった気になってしまう」
…努力したつもりになってしまうのです。
もちろん,社会情勢の変化により,
成果がなかったものが
成果が出るようになることも
あるかもしれません。
例えば,戸別訪問のルートセールスとか。
昔は成果があったけど,
共働き世帯の増加によって,
留守の家が増えたため,
戸別訪問のルートセールスは
うまく行かなくなる…というのが
時代の流れ…でした。
ですが,
リモートワークの発達で
在宅勤務者が増えたので,
今ならルートセールスも
うまくいく…かもしれません。
ですが,それはたまたまの話です。
成果がなかったものを
続けたところで,
「基本的に」
成果が出るようにはならならいのです。
…という,
効果のない努力を
1つだけ紹介しました。
それ以上に…
何が無駄で何が無駄ではないか…
なんてものは,人生において
測りかねる…という考えの方が
大事ですね。
効率を突き詰めたからといって,
より早撃効果的に成果が出るとは
限りません。
<参照>
結局のところ,
急がば回れで…長時間,適切な努力を
積み重ねてきた人のほうがうまくいくのです。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
アップスタッツ合同会社のブログを
メールで受け取りませんか?
ブログ記事の内容を,メルマガで配信いたします。
ブログ記事内容とは別に,
メルマガ読者限定コンテンツの
配信もあります。
毎朝午前5時に,ブログ記事をメルマガ配信。
午後5時過ぎに,
メルマガ読者限定記事を配信いたします。
特に,ブログでは公開しづらいノウハウなどは,
メルマガ限定でご案内いたします。
今すぐ下記フォームよりご登録ください。