なぜ人は怒るのか…3つの原因とパターン分析

なぜ人は怒るのか…3つの原因とパターン分析

なぜ人は怒るのか…3つの原因とパターン分析
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

 

今日は…
少し雰囲気が違う話をします。
お題は,「怒り」についてです。

 

人はなぜ「怒る」のでしょうか。

 

 

私みたいなコミュ障は特に…ですが。
人間理解を深め,人の反応はなぜ
そのようになるのか。

 

 

そういったパターンと原因を知れば知るほど,
人間理解における
「不可解さ」
の原因がわかります。

 

 

わかればわかるほど…
その不可解さに振り回される頻度が減り,
生きやすくなっていくのです。

 

 

あの人はあの場面で
なぜあんなことを言ったのか。
その背後にある原因と
仕組みを理解すれば…

 

 

知らないでいることで
振り回される頻度が減っていくのです。

 

…一部のクライアントは,
そういったメカニズムを
質問してくる方もいます。

 

知れば…
「あ,なるほど…」
と腑に落ちて,スッキリしますからね。

 

 

そんな,
人間理解のひとつ。

 

 

怒りについてです。
今日はかなりメジャーな話をするので
あなたも聞いたことがあるかも
しれませんね。

 

 

 

 

以下,最後までお付き合いください。

 

 

 

怒ることで得られるもの

 

 

ちょっとしたクイズです。
ぜひ考えてみてください。

 

 

 

分かる人には
「なにを今更,当たり前でしょ」
と思うでしょう。

 

そうでない方は…

 

「…ん?逆じゃない?」

…と思うかもしれませんね。

 

 

登場人物は,
会社の上司であるAさんと
部下のBさん。

 

会社に泥棒が入りました。

 

 

現場検証の結果,
入口の戸締まりを
していなかったので
簡単に侵入できたことがわかりました。

 

そこで…

 

AさんはBさんに,

 

「お前がきちんと戸締まりしなかったら
侵入されたんだ,責任を取れ」

 

と言い出したとします。

 

 

ここで問題。

 

Bさんは,
その戸締まりをしていなかったことに
心当たりがある場合。

 

心当たりがまったくなく
濡れ衣であることに確信がある場合。

 

 

前者と後者では…

 

「Bさんが激怒する可能性が高い」

 

のはどちらでしょうか。

 

 

 

自分がやらかしたことに
自覚がある場合。

 

 

まったく見に覚えがなく
潔白だという確信がある場合。

 

 

Bさんがより激しく怒り出す
可能性が高いのは,前者です。

 

なぜなら…
後者の場合。
本当に自分が正しいという確信があるなら,
いざとなれば
「出るところに出る」
こともできるので…
怒り狂う必要はありません。

 

裁判所でも,労基署でも…
事実に反するとして,
何らかの手段に出る。
(その訴えが認められるかどうかは
わかりませんが…)

 

怒るのは,
その「後」となります。

 

 

自分が悪い…とわかっていながら,
その悪さを受け入れるわけには行かないから
怒ってごねることで
ごまかそうとするのです。

 

 

この場合,
「正当化」
として怒りの感情を
用いるのです。

 

正当化とは,
自分が間違っていることを
知っていながら,
それを「正しいもの」にしようとする
努力のことです。

 

つまり,
前提が間違っているのです。

 

前提が正しいなら,
そもそも正当化をする必要は
ないですからね。

 

これが怒りを使って
お茶を濁し
正当化しようとする人の
「必勝パターン」
です。

 

 

冒頭でお伝えしたとおり,
人の反応のパターン,
その背後に何があるのかがわかると
生きやすくなる
ということですが。

 

では,
この正当化というものは
何がわかるのでしょうか。

 

 

間違っているものを
正しいというゴリ押しを
しようとする人間性である,
ということがわかります。

 

そして…
会社などであれば
もっと大きな問題があります。
何か間違っているもの,
ミス,秘密を隠している
ということでもあります。

 

もしかしたら,
取引先への何らかのミスを
隠蔽しているかもしれない。

 

あるいは,
会社の備品をくすねている
かもしれないし…

 

 

または,
社内の人間とインモラルな関係に
なっているのかもしれない。

 

こういった何かを
「正当化」
しようとして,
激しい怒りを見せる,
ということですね。

 

 

今日の記事の守備範囲は,
「人間理解が進むと生きやすくなる」
です。

 

 

不相応に怒りを見せる人は,

 

「この人は何かを正当化しようと
している。
正当化の奥にある
間違ってる何かを隠蔽しようとしている」

 

という理解をすることができます。

 

その何かを
暴こうとすると…
ますます激しく怒り,
火に油を注ぐ事態になりかねません。,

 

正しい手順はあるのですは,
今日はそういった話ではなく…

 

「そういう人間をどう扱うか」

 

です。

 

 

会社の命運を左右するような
極めて重要な取引先との
「窓口」
として担当者に指定したら…
まあ,いいことは起きないでしょうね。

 

 

何かを隠蔽していたとしても
大きな影響がでないような
仕事しか任せられない…

 

あるいは,
そもそも社内においておくかどうか,
という判断にもなっていくでしょう。

 

 

そういった人の
「扱い方がわかる」
のは大事なことです。

 

 

 

もう一つの必勝パターン

 

 

実際…
いつも怒り狂って,
なにかあるとすぐに大声を出したり
机をバンバン叩く人。

 

会ったことないでしょうか。

 

その人に何かを言う。

…面倒くさいですよね。
言う気もしないですよね。

 

それが…
「怒り」
というものをつか

 

実に面倒くさいですね。

 

上述と違って
何かを隠しているとか
そういうものがあるかどうかは
わかりません。

 

 

単純に,
物事に対して
「そういう反応の仕方をする」
という人です。

 

さて,
ここでちょっと考えてみてください。

 

この人に何かを
頼もうとすると
どんな気分になるでしょうか。

 

また理不尽に怒鳴りつけられる…
と気が重くなるのでは
ないでしょうか。

 

できるなら,
他の人に頼みたいですよね。

 

 

そうやって,
面倒なこと,
厄介なことを
「怒りを使って回避しようとする」
という行動パターンです。

 

パターンとはなにか。
習慣です。

 

つまり,
ある思考や行動をし続けた結果,
考えるまでもなく
自動反応としてやってしまうことです。

 

こういう人は,
過去に怒りを使って,
厄介事を回避したことで…
「味をしめた」
のでしょうね,きっと。

 

ただ…
こういう人も扱いづらいし,
信頼することも難しいでしょう。

 

もちろん,組織において
そんな人間を重用できるはずがありませんね。

 

 

ちなみに。
こういう人に何かをさせようとする場合は,
メールや文書で押し付けるといいでしょう。

 

 

表情,雰囲気,怒鳴り声などの方法は,
文書やメールに対しては
使えませんからね。

 

 

 

最後に。
一応さらっと紹介します。

 

単純にその人の感情の状態…
表現としては
「虫の居所」
とでも言えばいいのでしょうか。

 

それが常に怒りの状態,
という人もいます。

 

いつも穏やかにニコニコ笑っている
人もいるように…

 

いつも何かに付けて
悲観的に考えて沈鬱な表情を
しているように…

 

いつでもどこでも誰に対しても
怒りの状態という人もいます。

 

 

多くはないですが…
まあ,そういう人もいる,
ということですね。

 

上述の
正当化パターンや,
常套手段のパターンな人とは
また別なのです。

 

たまに正当化パターンと
常套手段パターンの複合タイプがいます。
そんな人とは…
もう,一分一秒でも早く,
縁を切りたいですね。

 

ちなみに,私はこの最後のパターンです。
意識していないと

「怒り」

で反応します。

そうならないうように心が得ています。

だから…カピバラが好きなんですよね。,
あの…威風堂々,泰然自若とした様子。
憧れますね。

実際は…げっ歯類ですから,
落ち着いているように見えて
かなり臆病な動物ですが。

 

以上,
今日は人がなぜ怒るのか,
という点について
お伝えしました。

 

あなたの周りにいる,
しょっちゅう怒っている人…

 

そう,あなたの脳裏に浮かんだ
その人は,どのパターンでしょうか。

 

わかるだけでも
少し気が楽になるかもしれませんね。

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平

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