猫語で読経する坊主の話

猫語で読経する坊主の話

猫語で読経する坊主の話
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

 

私事ですが。
今日は法事でした。

 

 

早朝から片付け,掃除,準備…
バタバタと動き回っていて
ヘトヘトです。

 

なので,
今日はヘトヘトなりのネタを
お伝えします。

 

頭空っぽにして
読んでもらえると…
丁度いいでしょう。

 

商品やサービスの提供時に起こりうる恐怖体験です。

 

最後までお付き合いください。

 

 

 

猫語で読経する坊主の話

 

 

 

準備に追われ
バタバタしていたところ…
約束の時間の15分くらい前に,
突然大きな音で玄関の扉が開き…

 

その瞬間に家中に響く声で
あいさつされました。

 

頭が真っ白になって…
それから…
ああ,坊さんがフライングで来訪
したんだな…と思考が再開。

 

インターホンくらい鳴らせばいいのに…
と思いつつ,あいさつを返して
案内しました。

 

まあ…この坊さんは,
海千山千というか…
一癖も二癖もある人柄で…

 

 

なんとも「食えない」坊さんでしたが。

 

 

そんな話はさておき。

 

 

参加者の個人情報を
根掘り葉掘り探るような質問を
延々と繰り返して,
なかなか始まりません。

 

 

ようやく始まった…と思ったら,
ずっとウニャウニャ読経しています。

 

もともと,
仏教の経典の内容を
把握しているわけではないので…
何を言っているのかはさっぱりですが。

 

でも…
言葉を言語として耳を通り,
ただ意味が理解できない。
というものでしょう。

 

でも,
このときの読経は,
じっと聞いていても,
ウニャウニャ言っているだけなのです。

 

 

見た目に,
老齢にさしかかった坊さんですが…
読経できないから,
ウニャウニャ言いながら
ごまかしているのだろうか。

 

 

それとも…
数ある仏教の宗派のひとつに
猫語での読経が
スタンダードなのだろうか。

 

 

考えていたら…
足がしびれてきました。
正座していますから
当然ですね。

 

歯を食いしばり,
じっと忍耐しつつ,
ウニャウニャを聞き流して…

 

蛇腹になった
経典も最後まで行き…

 

足がしびれた,
でもこれでついに終わる!

 

 

…と思った瞬間。

 

 

そう,蛇腹状の折本なのです。

 

折本とは,
横に長くつなぎ合わせた紙を
一定間隔で蛇腹状に折った本です。

 

つまり…

 

 

この蛇腹状の折本の
最後まで読経したら…
ひっくり返して,
裏面の最初から
読経を続けたのです。

 

 

足だけでなく
頭もしびれてくるような感覚でした。

 

 

さて。
問題はこの後。

 

 

いつまでも
こんな「曲者」な坊さんに
居座られていたら
いろいろと神経がすり減るので…

 

 

ちょっとした小技を使って…
早々に帰っていただいた後の話です。

 

 

この時に参加していた
別の方々との間で

 

 

あのウニャウニャ読経を

「あんなだったけ…?」

「あんなにはひどくなかった」

などと
しばらく話題になりました。

 

私は,
上述の通り…
ウニャウニャ宗派の可能性も
否定できないな…

 

と思っていただけに,
古くからこのお寺と付き合いがある方が

 

「あんなだっけ…?」

 

というやり取りを聞いて…

 

ああ,さすがに
ウニャウニャはスタンダードでは
なかったんだな…
と思った次第です。

 

 

サービス提供者が出くわす恐怖体験

 

 

そして…
今日のお題はここから。

 

 

その場で,
周りの人が

「あんなだったっけ…?」

という話になった後。

 

その場に居合わせた人が,
このように言いました。

 

「私は葬儀会社に勤めているので,
毎日のように,様々な宗派の
様々なお経を聞いている」

「今では,お経を聞くだけで,
どの宗派なのかもすぐにわかるようになった。

あとどれくらいで読経が終わって
次の流れになるのかまでわかる」

 

「だけど…
今日のように
あんなにも何を言っているのかわからない
言葉を崩したお経ははじめて聞いた。

 

もとの言葉を知っているから,
今この瞬間に…って言ったのか,
と思うことはまれにあったけど,
本当に何を言っているのか
さっぱり聞き取れなかった」

 

 

 

こんな意見が出て…
その場の空気感として
「本当に酷い読経だった」
となりました。

 

 

さて,
ここでは宗教の話なので,
単純にそのまま市場原理を
適用するわけには行きませんが。

 

 

この葬儀会社の方のコメントで,
この坊さんへの評価は
どん底になりました。

 

通常の市場原理に基づく
サービスだったとしたら…

 

 

ネット上で★1で評価され,
リピート購入は望めないでしょう。

 

 

この坊さんの読経について,
擁護する気もそれができるだけの
知識もありませんので,
ここまでにしておきますが。

 

この話。
すごく,怖いと思ったのでは
ないでしょうか。

 

 

つまり,
専門知識をしっかり持った
その道に詳しい人が
普通に混じっていて…

 

 

その立場から
自分の見えないところで
一方的に批評されるということです。

 

 

ここでは…
坊さんの読経について
葬儀会社の方が,

「これまでにあんなにひどい読経は
聞いたことがない」

という評価がくだされ,
周りがそれに追随しました。

 

これを
私に置き換えると
どうなのでしょうか。

 

私が
マーケティング関連の
セミナーを開催したとします。

 

その中に…
同業者が混じっていて…
その同業者が,

 

「このセミナーは酷い。
なぜなら…」

などと言って回ったら
どうなるのでしょうか。

 

 

マーケティングにおいては
様々な立場や考え方があるので,
一概にどれが優れていて
どれが劣っている…
と断言できるわけではありません。

 

 

(だから,それそれのマーケッターが
自分の考え方立場スタンスをしっかりと
つたなければなりません)

 

ですが…
自分の立場から,
相手の見えないところで
一方的に批評される,
というこの現象。

 

実に恐ろしいですね。

 

 

では,
どうしたらいいのでしょうか。

 

 

正直,どうしようもありません。
批判されることは
避けて通れないのです。

 

 

ポイントは…
この坊さんの話では
何が問題だったのでしょうか。

 

特定の宗派であれば,
読経する内容…経典の中身は
決まっており,同じです。

 

つまり…
中身が同じなら,
その内容をどう読経するか。
その「姿勢」に,
その人のスタンスが見えるということです。

 

 

葬儀会社の方は…

 

「なんとなくそれっぽく,
経典に向かって
頭を下げて…
ブツブツ言っていれば

一般人からみたら,
それらしく見えるからね…」

 

など行っていましたが。
一般人ではなく
多角的に見て判断できる人が
混じっていたという話ですね。

 

 

結局のところ…
目の前の仕事を
真摯に取り組んでいるかどうかは,
知識のある無しによって
変わるものではないという話です。

 

もし,
この坊さんがウニャウニャではなく,
真摯に読経して…
法事として,勤めを果たそうと
取り組んでいたら…

 

仮に葬儀会社の方が,

「こんなに酷い読経は聞いたことがない」

などと言っても…まわりは

 

「そこまで酷いかな…?」

 

と思うのではないでしょうか。

今回は…

「やっぱりひどかったってことね,アレは…」

 

となったわけですね。

 

 

いつどこで
自分よりも詳しい,
自分よりも立場が上の方が
混じっているかもわらない話です。

 

目の前のことは
きちんと丁寧にやっていく
思考習慣を身に着けたいものですね,

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平

 

 

 

 

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