過去の自分の仕事を振り返って気づいた話

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過去の自分の仕事を振り返って気づいた話
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

 

今日は…
特にテーマはありません。

 

ちょっとしたきっかけがあり,

 

長い人生の中で,
自分の仕事と,顧客への貢献について,
いろいろと思うことがあったので,
ざっくばらんに,書き出してみました。

 

自分のこれまでやってきた仕事を
振り返って見る機会。
実際にはそれほどないのが
現実ではないでしょうか。

 

私はたまたま
そのきっかけがあったので,
お伝えします。

 

 

役に立つとか,
これをやったほうがいいとか
そんな話ではないので…

 

 

ざっくばらんに最後までお付き合いください。

 

 

書類を見ながら過去の仕事を振り返る

 

 

最近は,
手が空いたときには,
書類の整理をしています。

 

正確に言えば…
整理ではなく処分ですね。

 

 

前職において
士業の仕事をしていたのですが,
仕事はしなくなっても,
法律において書類の保管期間が
あります。

 

 

その保管期間が過ぎた物を
どんどん処分しています。

 

 

もちろん,
仕事をしなくなっても,
守秘義務自体は
なくなったわけでは
ないので…

 

そのまま捨てることは
できません。

 

 

書類の量は
凄いので…
チェックして,
個人情報がないものは
紙ゴミに。

 

そうでない…
顧客の個人情報が
載っているものは,
片っ端からシュレッダーです。

 

 

シュレッダーが加熱して
動かなくなるまでの間
どんどんシュレッダーに掛けて
処分していきます。

 

 

それらの作業をずっと続けていると,
「人生とはなにか」
なんてことを考えてしまいます。

 

 

まあ,仕方がないことです。

 

 

なぜなら,
扱っていた案件は…

 

債務整理
自己破産や民事再生。

 

…といったものもあれば,

 

不動産売買,
相続,離婚。

 

相続や遺言。

 

会社設立。
会社の閉鎖や清算手続き。

 

…なんてものもあります。

 

出てくる膨大な書類と…
顧客の名前を見ながら…

 

「あの案件は…だったなぁ」

 

と思いながら,
人生について
思いを巡らせるのです。

 

 

前職は,
最後まで自分は向いているとは
思えなかったけれど…

 

様々な案件に携わることで…

 

顧客の人生の
「分岐点」
に携わっていた,
ということを実感します。

 

 

例えば,
遺言書作成の下書きや
原案の書類を見て…
あの人はこういうひとだったな。

 

あの人はいまどうなっただろう。

 

…と思ったり。

 

 

あるい11ヶ月,
依頼者と二人三脚で
法廷闘争した,離婚案件。

 

私は弁護士ではないので
直接相手方とは対峙しませんでしたが,
弁護士から,裁判所を通して
送られてくる書類を見て…

 

依頼者と何度も打ち合わせをして
書類を作ったことをも
思い出されます。

 

書類整理中なのに,
判決正本をつい最後まで
読んでしまいました。

 

 

ある依頼者の
ファイルを処分する時は…
当時のことを思い出して,
少し胃が痛くなりそうです。

 

 

女性が一人で
借金関係の相談に訪れ…

結婚していて,
夫も借金だらけだとわかっている。

 

夫と一緒に借金を整理しないと
解決しないから…
夫と一緒に再度相談に来て欲しい,
というと…

 

「3日前から行方不明です」

と言われたときの,
その相談者の無表情。

 

翌日電話があり…,

「先程,警察から電話がありました。
(浜辺で遺体が)見つかったそうです」

という声の平坦さ。

 

今もよく覚えています。

 

 

結局,
様々な手続きの代行をする仕事でしたが。

 

今,当時の書類を処分しながら,
いろいろと考えるわけです。

 

 

私は,
この依頼者の人生において,
貢献し,役に立てる存在だったのだろうか。

 

 

 

点から線へ

 

 

…この問いに対して
明らかに言えることが一つあります。

 

 

役に立てたかもしれないが,
それは別に私でなくてもよかった,
ということです。

 

 

なぜなら,
それが士業だからですね。

 

 

弁護士のような,
特殊な士業ならともかく。

 

私が当時やっていた
手続き代行をするための
士業の仕事で考えると…

 

 

極論を言うと,
「誰がやっても
結果は変わってはいけない」
ということです。

 

基本的に,
自分がやったらうまく行くけど,
他の人ではうまくいかない。

 

ということは,
手続代行の仕事では
そうそうありません。

 

あるのかもしれませんが,
決定的なものではありません。

 

つまり,
誰がやっても変わらないことを
やるだけの仕事だったわけですね。

 

 

別に,
自分にしかできない
唯一無二の仕事を
こなしたい。

 

…という強い願望をもっていた
とかそういう話でもない。

 

 

単に…
手続きをこなすことを目的に
手続きをこなしていた。

 

 

そして,
その仕事の在り様は,
自分になじんでいなかった気がします。

 

 

そしてそれはなぜなのか。

 

 

点の仕事だったからです。

 

顧客の長い人生において…
「分岐点」
で手続代行をするだけ。

 

 

職業に貴賤はないし,
それはそれで本当に必要だし
大事な仕事ではあるのですが。

 

 

やりがいを以てできるか,
好きになれるか。

 

…と言われたら…

 

何も言えないのです。

 

 

振り返って考えると…

 

今の仕事,
コンサルティングのしごとは,
金額が高くても低くても,
やりがいを感じて,
取り組めている理由は…

 

仕事が,
顧客の長い人生において,
特定の一点だけでなく,
線で関われるから。

 

 

その分,
数はこなせませんが,
もともとがコミュ障で,
たくさんの人と
同時期に仲良く慣れるような
器用さはありません。

 

 

少ない顧客に,
貢献するためにどうしたらいいかを
考えてやっていく。

 

その方が自分の性にあっているのでしょう。

 

 

 

やっぱりマーケティングは楽しい

 

 

そして…
改めて思うのは,
マーケティングという仕事が
楽しいということ。

 

 

不動産売買手続きは…
本当にただの事務代行だし…

 

 

借金や離婚,
相続の相談などは,
メンタルにくるものがあります。

 

 

一方。
マーケティングで,
いかにして売上を上げるか。

 

その前提として,
会社や商品の強みや魅力,
価値は何なのか。

 

それをどのようにして
伝えたら,顧客に伝わるのか。

 

どのような戦略を取ったら,
効果的に,伝え続けられるように
なるのか。

 

もちろん,
会社存亡の危機において
受ける相談は,非常に重いですが。

 

でも,
それ以上に,マーケティングで
顧客に貢献する。
それも点ではなく,線で
関われる。

 

これは,
本当にやりがいのあることだし,
楽しいことです。

 

 

また,マーケティングだけでなく,
生産性を上げるにはどうしたらいいのか。

 

経営者の生産性を高める。
あるいは,問題を解決して,
どんどん前に進んでいけるようにする。

 

そのために必要なアドバイスをする。

 

これもまた
やりがいのあることですね。

 

顧客から,

 

「○件,成約が取れました!」

 

という成果報告も嬉しいですが。

 

コンサルティングにおいて,
顧客が抱えていた不安や問題を解消して,

 

「すっきりしました。
明日からがんばります」

 

と言ってもらえることも嬉しいものです。

 

 

私自身も,
人生において…
今はほんの過渡期に過ぎません。

 

 

つまり,
今はよくても
これから何があるかわからない。

 

 

 

今のような仕事の仕方は
これから先ずっと続けていくことは
出来ないかもしれない。

 

 

それでも…
少なくてもいいから,
細々とでもいいから,
続けていきたいですね。

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平

 

 

 

 

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