本当に好きな仕事をしている人はそれが伝わってくるという話

本当に好きな仕事をしている人はそれが伝わってくるという話

本当に好きな仕事をしている人はそれが伝わってくるという話
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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

 

今日は…好きな仕事とは
どういうことかについて
考えてみます。

 

 

以前,引っ越しをする際に,
ある不動産業者の方に
お世話になる機会がありました。

 

その方曰く,
私と同年代とのことなので,
そういうことにしておきましょう。

 

 

その方いわく,
「最近の若いものは…」
的なノリで,
苦笑いしながら
仰ってたのが…

 

その最近の若者は,
2年置きに引っ越しをする人が多い,
とのことです。

 

そんなに引っ越しばかりしていたら
支出ばかり増えるので,
資産形成などできないし,
引っ越し貧乏になってしまう…

 

という懸念でした。

 

どこそこの
デザイナーが建てた
コンセプト物件に住んで,
2年ですぐにまた引っ越してしまうとか…。

 

 

 

「少し前に,
5~6年くらい住んでから
引っ越しされた方がいて,
その方は久々に
長く住んでくれたなぁ…と
いう実感を持ちました」

 

 

…と,嬉しそうに
おっしゃっていました。

 

 

 

私も,
その時は
新しく住む場所を探すために
お世話になっているとはいえ…

 

 

その時の都合で,
早めに引っ越しをしなければいけない
事情がありました。

 

 

私は若者ではないですが…
とりあえず引っ越しをしなければならないから,
2年住んで…その間に,
またじっくりと長く住めるところを
探せばいいか…

…と内心思っていただけに,
ちょっとドキっとしたものです。

そこで

 

「引っ越しばかりだと
お金かかって大変ですよね。

私も,長く住めるに越したことはないと
思うのですが…」

などと,
社交辞令っぽく返したら…

 

その方は,さらに
こんなことをおっしゃいました。

 

 

「大丈夫ですよ。
焦らなくてもまだ時間はあります。
それまでの間に
私が,ちゃんと長く住める物件を見つけますから」

 

私はそれを聞いて,
まだ最高の物件を探し当てたかどうかは
わからないけど…

 

 

少なくとも最高の不動産屋の担当者を
引き当てた,
という時間を持ちました。

 

 

不動産業者と言えば,
海千山千の人も多く…

 

前職との兼ね合いで,
いろんな業者とも付き合いがありましたが。

 

それまでに会ったことのない
タイプだという実感ですね。

 

端的に言って…
本当に

「この仕事を好きでやっているんだな」

ということが伝わってきました。

 

言うのではなく見せる

 

本当に昔ですが…
筆箱のテレビCMがありました。

 

「象が踏んでも壊れない」
と言って,
本当に象が踏んづけているCMです。

 

これ,
頑丈で壊れない,
ということを100回言うよりも,
よほど説得力がありますよね。

 

かの世界ナンバーワンマーケティングコンサルタント,
ジェイ・エイブラハムは

 

「言うのではなく見せろ」

 

と言います。

 

 

口で言うだけなら,
なんとでも言えるから…
目に見えるように見せろ,
という話ですね。

 

 

なお…
「言って見せる」
パターンもあります。

 

ドミノ・ピザです。

 

ドミノ・ピザは,
早く届く…ということを
100万回言うよりも,

 

「30分以内に配達できなければ
お代はいただきません」

 

口では言っていますが,
保証を宣言することによって,
「言って見せている」
パターンですね。

 

 

宣言した以上,
本当に30分以内に配達できなければ
赤字ですから…

その宣言と覚悟を「見せた」のです。

 

 

 

さて,
話を戻します。

 

上述の不動産営業の担当者。

 

 

すごいですね。
不動産という仕事に携わっていれば…
本当に完璧な物件なんてないし,
完全に満足できるような物件を探すのも
難しい…ということは
十分にわかっているはずです。

 

でも,

「私が,ちゃんと長く住める物件を見つけますから」

と言えるのは,
本当にそう思っていないと
決して言えないことです。

 

そして…
口だけではなく本当にそう思っている,
ということは
伝わってくるのです。

 

 

私はその後,
家に帰ってから…

 

なんで口だけ…ではなく,
本当にそう思っている…
ということが伝わってくるのだろうか。

 

 

…としばらく考えて
いろいろと思い返して,
納得したことがあります。

 

 

ある部屋に案内された時に…
玄関の鍵を開けて…

 

「どうぞ!」

 

…と言いつつ,
先に自分で中を覗き込んで

 

「わあ,綺麗!」

 

…と嬉しそうに言い,
それからハッとした様子で,

 

「あ,私が先に中を見てしまって
失礼しました」

 

とお詫びされました。

私は,
顧客が先に中を見るものである,
という発想がないので,
その時は何も思わなかったのですが。

 

つい,
顧客よりも先に中を見てしまうくらいに
不動産が好きなんだな…
ということは伝わってきました。

 

あとから振り返ると,
振る舞いだったりとか,
階段を登るときの
躍動感とかが伝わってきます。

 

 

一方。
最初に会った時は,

 

「今日は会議があったので
少しお待たせしてしまいました…」

 

とバツが悪そうな…
でも,げんなりした雰囲気と…
ヒアリングをした後に,

「まずは物件を見に行きましょう!」

と勢いよく立ち上がる様子のギャップも
思い出します。

 

そういった,
何気ないふるまいは…
「演技」
でできるものではありません。

 

もちろん,
口で言うだけでもできません。

 

後から振り返って…
やっぱりこの仕事が,
本当に好きでやっているんだな…
ということがひしひし伝わってきて…

 

だから…

 

「2年ですぐに引っ越してしまう。
不動産屋としては,
売上になるから,
嬉しいと言えば嬉しいのだけど

でも,長く住んでほしいんですよね…」

 

 

とぼやく様子からみても…
良い物件を紹介したいという言葉と…
実際の振る舞いから見ると,
本当に,よい人と出会えたものです。

 

やはり,
どうせならその仕事を本当に好きで
やっている人とと変わっていきたいですよね。

 

ちょっとそういったことを
思い出す機会があったので,
今日は紹介しました。

 

今の仕事が本当に好きかどうか…

 

なんて話は
ここでは聞きませんが。
あらためてなんで今この仕事をやっているのか,
ぜひ見直してみてください。

 

 

明日,今までよりも,
ほんの少しでも,
意欲あふれる仕事ができるかもしれません。

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

 

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