趣味・道楽や生きがいを仕事にすることの是非や考え方

趣味・道楽や生きがいを仕事にすることの是非や考え方

趣味・道楽や生きがいを仕事にすることの是非や考え方
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

 

今日は,
趣味を仕事にすることの是非について
好き放題書くことにします。

 

 

 

いつもどおりのことですが,
お約束なので繰り返します。

 

 

今回は私の見解を書きますが,
大事なのは,
これを読んだあなた自身が
どう思って行動するか。

 

 

ですので,正解不正解では
ありません。

 

基本的に,
このブログの読者は,
すでに起業している経営者ですので,
趣味を仕事に云々…という問題は
ないかもしれませんが。

 

 

 

ただ,新規事業として
何か新しい分野に進出する時に,
それが社長の趣味道楽の範疇に
はいることがあるかもしれません。

 

 

その際の是非についての
判断材料として続きをご覧ください。

 

 

 

 

趣味を仕事にした場合に起きる悲劇

 

 

いつだったか…
まだ今ほど寒くない時期の土曜日。
午後の,おひさまがポカポカする中,
徒歩で移動していたときのことです。

 

 

地図を頼りに,
住宅街をさまよっていたところ,
喫茶店がありました。

 

 

入口には観葉植物が
きれいに整えてあり…

 

 

そして,広くはないものの,
庭園もあるようです。

 

 

その庭園で,
お茶ができるのでしょう。

 

 

 

あたたかい午後の昼下がりに,
その庭園で,コーヒーでもすすりながら
本でも読んだら…
実に良い気分になれることでしょう。

 

 

 

ただ…
土曜日の穏やかな午後でしたが,
パッと見た感じ,
誰一人,客が入っている様子が
ありませんでした。

 

 

 

そこは名古屋市内。

 

 

コメダ珈琲やら,
支留比亜珈琲など,
喫茶店文化がある土地柄であり…

 

 

 

喫茶店の中で,
1杯のコーヒーで,
2時間も3時間も,
駄弁り続けることがある
土地柄のようです。

 

 

 

その土曜日の昼下がりに,
顧客がゼロ。

 

 

もちろん,営業中の札が
掛かっていました。

 

 

 

私の素人目には,
観葉植物の手入れやら…
庭の管理などで,
しっかりと手をかけているのは
わかります。

 

 

が。
顧客はゼロ。

 

 

なぜか。

 

 

集客できないからでしょう。
更に言うと…

 

 

あくまでも推測ですが,
ひとつの
「趣味を仕事にした結末」
でしょう。

 

 

 

 

憧れでは食えない

 

 

 

テレビドラマや小説など…
様々な物語で…

 

 

喫茶店のマスターが,
コーヒーを入れながら,
人間ドラマの演出に貢献する。

 

そんなシーンを見て,
喫茶店に憧れたのか。

 

 

あるいは,
コーヒーや紅茶が好きで,
それを扱う仕事をしたいと
思ったのか。

 

 

 

あるいは…

 

 

 

他にもあるかもしれませんが。

 

 

 

この2つに共通する
ポイントがあります。

 

 

 

それは,
軸が自分視点だということです。

 

 

商売…ビジネスで成果を出すには,
顧客を相手に商品やサービスを販売し,
売上,利益を出すことが必要です。

 

 

 

…にもかかわらず,
顧客のことは脇において,

 

「自分が」喫茶店のマスターとして
ありたい。

 

あるいは,

 

「自分が」コーヒーや紅茶を扱いたい。

 

…という,
自分本位の視点で
開業してしまったりする。

 

 

 

これが,
売れない…集客できない原因です。

 

 

 

つまり,
集客できなければ…
集客を視野において
ビジネスをしていなければ,
それは趣味でしかないということになります。

 

 

 

例えば,
友人2~3名ほど呼んで,
クッキーを焼いて,
コーヒーまたは紅茶を淹れて,
お茶会をする。

 

 

そこまではいいとして…
では,そのお茶会に
飲食代を請求できるでしょうか。

 

 

請求しないから,
「趣味」
として成立するのです。

 

 

そして…
集客できなければ,
売上が立たないのですから,
趣味の延長と捉えられても
仕方がないでしょう。

 

 

 

道楽を仕事に持ち込んだ話

 

 

今度は反対の話をしましょう。

 

 

道楽を仕事に持ち込んだ話です。

 

 

相模屋食料株式会社が販売する,
ある商品の話です。

 

 

社長が
「機動戦士ガンダム」
が好きだった…
なんてことから,
紆余曲折を経て

 

 

ザクとうふ

 

 

なるものを販売。

 

 

私はガンダムについて
まったくの門外漢なので
よくわかりませんが。

 

ザクという機種?があるらしく,
それを模した豆腐です。

 

 

社長の道楽が高じて,
そのような商品を販売…
社内ではずいぶんと反対意見も
あったようですが。

 

 

 

豆腐業界では
5000丁売れればヒット作と
言われる中で…
2ヶ月で100万丁売れたのだとか。

 

 

 

「ガンダム」
「ザク」
といった,知名度を活用して
レバレッジが掛かっているので,
単純な集客戦略とは言えないのですが。

 

 

それでも,
会社としての製品化能力,
何よりも販売力があるから…
大ヒットにつながったのでは
ないでしょうか。

 

 

 

 

趣味を仕事にすると辛い?

 

 

 

よく,
趣味を仕事にすると
辛いから嫌だ…
なんて人がいます。

 

 

が。

 

たとえ話です。

 

本当に好きな異性と付き合うと,
別れ話になった時…
つらいだろうから,
好きではない人と付き合って結婚する。

 

 

…って言う人がいたら,
どう思うでしょうか。

 

 

「それはないだろ」

 

と思うのであれば…
上述の,
「好きなことを仕事にするとつらいから
 好きではないことを仕事にする」
のと何が違うのでしょうか。

 

 

仕事は…
人生の中で大きな時間を占めるものです。

 

 

好きではないものに,
人生の時間の大半をつぎ込む,
というのは,
人生の浪費ではないでしょうか。

 

 

だからこそ,
好きなことを,趣味道楽を
仕事にする。

 

とても素晴らしいことです。

 

 

…収益を生めば,ですが。

 

 

趣味道楽を仕事にする,
と言いながら,
売上が上がっていなければ,
それは仕事とは言えません。
趣味道楽の範疇です。

 

 

 

だからこそ…
しっかりと,集客力・販売力を身に着けて,
それから趣味道楽を仕事にする。

 

 

 

あるいは…
好きで没頭できるものを
仕事にする。

 

 

これが
ひとつの理想でしょう。

 

 

世の中すべての人が,
自分の理想に生き,
好きなこと,生きがいを感じることを
仕事にして生きることは…
残念ながら難しい。

 

 

例えば,
ゴミ収集業者の仕事は,
非常に価値がある大切な仕事です。

 

 

 

ゴミ収集業者がいなければ,
多くの人たちが,
まっとうな社会生活を成り立たせることが
急激に困難になるでしょう。

 

 

 

では…
小学生の頃から
ゴミ収集業者にあこがれて,
そのために努力研鑽を積み重ねて…
ゴミ収集業者になり,
朝,布団から飛び起きて,
「今日もゴミ収集を頑張るぞ!」
と意気込む人は…どれだけいるのでしょうか。

 

 

 

いないとは言い切れませんが,
少数派ではないでしょうか。

 

 

職業,仕事に貴賤はないのですから
決して特定の仕事を貶めることは
推奨されないでしょう。
もちろん,ここではゴミ収集業者を
例にしましたが…
決して貶める意図はありません。

 

 

彼らは,必要な仕事をされています。

 

 

ですが…
仕事そのものを
生きがいにしてる人は少ないでしょう。

 

 

そう,趣味道楽…そして生きがいを
仕事にする人は…少ないのです。

 

 

ただ…
日本国憲法で,職業選択の自由がある以上,
大抵の仕事は選べます。

 

 

だから,
今の仕事は自分で選んだ結果です。

 

 

それでも満足できないなら…
自らの責任と選択で,
自分が生きがい,やりがいを感じる…
趣味道楽のように好きなことをやればいい。

 

 

ただ…そのためには,
やはり収益を生まないと
成り立たないので…

 

 

そのためには集客力や販売力を
身につけることが大事だということになるのです。

 

 

そのことに,
見て見ぬ振りして
好きなことを仕事にしようとすると…
閑古鳥のなく喫茶店のように
なってしまう…という話でした。

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平

 

 

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