こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。
今日は,諸事情により
短めになります。
お題は,
顧客リサーチと
やらせについてです。
結論は,
しっかりと顧客相手に
リサーチしましょう,
という話になります。
…というのも
たまたま,思い出すことが
あったからです。
役に立つかどうか,
というよりは
興味本位でご覧ください。
アマゾンレビューのやらせ
海外の大物マーケッターが
何人か…
アマゾンのレビューを
マーケティング・リサーチに
活かす…という考え方を
伝えています。
私も知っているし…
たまにやることもありますが…
ある時から,
クライアントにすすめるのは
やめることにしました。
なぜか。
「やらせ」を
「やらせ」と気づかない人が
いるからです。
どういうことか。
数年前,
ある時クライアントに
コンサルティングを
していたときのことです。
その方は,
熱心にマーケティングを
学ぶ方だったので…
その海外の大物が教える
アマゾンレビューをチェックする,
という話は知っていました。
「レビューを見て
具体的にどう活かすか」
という質問をいただいたのです。
そこで…
そうですね,
最近の流行りで
ZOOMも普及が進みましたが。
私は何年も前から,
ZOOMを使っています。
当時は…
まだ「会う」ことが
主流でしたけどね。
話を戻します。
…ということで,
ZOOMで画面共有しながら,
レビューをいくつか一緒に見て,
それをどう活かすのか,
具体的にチェック,アドバイスました。
その時に,
あることが発覚したのです。
私が…
いくつかのレビューをスルーして
別のレビューについて
「このレビューからわかるのは…」
と具体的に解説。
そこで,
クライアントから言われました。
「なぜ,飛ばすのですか?」
私は,ちょっと意外に思いながら,
「え?でもそのレビュー,やらせでしょ。
はい次…」
すると
「なんで
やらせかどうか分かるんですか?」
と質問を受け…
とても驚いたと同時に,
謎がとけた気分でした。
私には,
読めば
「やらせ」
かどうかは
わかるので…
わからない,
ということが
わからなかったのです。
え?
だって読めばやらせって
すぐわかるでしょう…
…で終わってしまって
いたのですね。
やらせだとわかる理由
ですが…
いざ,
質問を受けると,
回答ができない。
難しいのです。
なぜなら…
初めの時点で
なんとなく
「これ,やらせっぽいな」
とやらせだと決めつけて
読み始めます。
すると,
すぐに,
「あ,やっぱりやらせだった」
とわかるのです。
これは…
勘からはじまって
検証するという流れに
なっています。
そして…
「あ,やっぱり」
と思える箇所については
バラバラです。
個別に判断しているので,
とても説明しにくい。
私は実際に,
飛ばしたレビューを
振り返って,
「このレビューはこの点で
やらせと判断しました」
と解説したところ,
納得してもらった次第です。
ですが,
繰り返します。
見て読んで判断する内容であり
多岐にわたるものを
ここで解説するのは難しい。
ですので,
ひとつだけ紹介します。
私が書いてもやらせだとバレる理由
例えば…
会社員向けに
書かれた本があるとします。
会社員が,
組織の中でどう考え,
どう働いていくのか,
という内容…だったとします。
その内容を,
「私」
がレビューで書いたら
どうなるか。
アウトですよね。
なぜなら,
私は会社経営者です。
もともと,
「サラリーマン」としての経験なんて,
あってないようなもの。
そんな私が,
この本について
レビューを書いたら,
やらせ…となってしまいます。
なぜなら,
そもそも
「会社経営者が,
この本を手に取る理由はない」
からですね。
なので…
私が,
「この本をウチの従業員に読ませたい。
そう思いました」
なんてレビューを書いたら,
これでヤラセ判断されて当然です。
このように,
本来,手にとって読むことが
想定されていない人が
レビューを書いていたら…
やらせだということになります。
これはそのまま
「反対」
にも当てはまります。
すなわち,
この本に書いてあることが
いかに的外れて役に立たないか…
ということを
専門的に書くレビューがあったら,
単なる同業他社の嫌がらせだ,
ということがわかります。
そもそも,
そんな人が,この本の
ターゲット層とは
なりえないですからね。
これはあくまでも一つの例ですが…
全体的にこのような
「辻褄が合わない」
何かがあると…
「これ,やらせだな」
と判断するということに
なるのです。
アマゾンレビューは使えない
もともと,
アマゾンレビューは
何につかうのか。
想定見込み客の
ものの考え方や感情,
価値観について知るためのものです。
ですが…
やらせだとわからなければ…
それを生かした
リサーチはできません。
ですので…
やらせをやらせだと
分かる人はいいのですが。
結局のところ,
おすすめしたいのは,
顧客と直接話すことで,
リサーチをしましょう。
…というシンプルな話でした。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
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