季節ネタを展開するキャンペーンのメリット・デメリット

季節ネタを展開するキャンペーンのメリット・デメリット

季節ネタを展開するキャンペーンのメリット・デメリット
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

 

 

今日は一生に一度しか書かないであろう
ネタを書くことにします。

節分です。
なにせ2月2日に節分というのは
124年ぶりだとか。

 

 

そして次に2月2日節分は25年後だそうです。

 

おそらく25年後にこのネタを
また書くことはないでしょうから
おそらく一生に1度です。

 

でも124年ぶりに2月2日の節分
ということを書きたいのではなく…
いつもどおり時事ネタで
マーケティングの話です。

 

 

季節ネタをマーケティングに取り入れることの
メリットとデメリットについてお伝えします。

 

季節ネタキャンペーンをやっている方
もしくはやらないようにしている方などの
参考になるでしょう。
最後までお付き合いください。

 

 

 

恵方巻きを買ってきた

 

 

…ということで今年の節分が2月2日
ということを失念していました。

 

夜にコンサルティングを
入れていたのですが
終わった後に
恵方巻きを買いに行ってきました。

 

残念ながら
完売でした。

 

一時期,
恵方巻きが大量廃棄が批判を浴びて
なかなか数が用意されてないようですね

 

手に入った恵方巻きはこれです。

 

まあ恵方巻きっぽいなにかですかね

 

だったら恵方巻きは
そこまで食べたいものなのかと言うと
別にそういうわけでありません。

 

 

なんとなく節分という
季節ネタの気分を
味わってみたかっただけなのです。

 

 

 

さてマーケティングにおいて
季節ネタを扱うことのメリット。
まさにこの点になります。

 

 

季節感を感じるという
感情的な価値に意味があるということですね。

 

季節を重んじる民族性

 

 

 

日本人は古来から
季節の移ろいと共に歳を重ねて
生きてきました。

 

四季という言葉を
当たり前に使っていますが
季節が四つもない国は
世界中にたくさんあります。

 

日本は季節というもの大事にし
季節というものを愛でて
季語なる言葉もあります

「春はあけぼの」
から始まる有名な古典作品もあります。

 

 

それぐらい
日本人にとって
季節というものは
身近で大事なものなのです。

 

 

既に隔離した習慣に乗る

 

 

 

昔。
ある国においては
歯磨きをする習慣がなかったそうです。

 

 

その国に歯磨きの習慣を定着させて
歯磨き粉と歯ブラシを売るということを
外国の会社が始めたのですが。

 

 

何年も,そして莫大なコストが
かかったという話を聞いたことがあります。

 

 

新しい習慣を人々に定着させる
というのは本当に大変なのです。

 

 

それはほんの一部の大会社が
やったとしても,
私達のような小さな会社が
やるべき事ではありません。

 

 

一方日本人は
季節とともに生きてきた
季節を愛でる民族です。

 

季節ネタというのは
マーケティングにおいても
既に確立した日本の感覚や習慣の上に
タダ乗りするようなものです。

 

 

親和性が高く,
一定の効果は見込めるという点で,
非常に強いといえます。

 

 

だからこそ数々のキャンペーンを
季節ネタに合わせて
展開していくというやり方が
取られていて…なくなりません。

なくならないのです。
なくならないというのは
効果があるから続くということです。

 

 

日本人の精神性,考え方,在り方に
沿ったやり方なのでとても
親和性があるということなのです。

 

 

メンタリティ的な親和性

 

 

何よりも季節ネタというものは
日本人のメンタリティに合います。

 

季節だからという話ではなく
付和雷同的な意味合いです。

 

付和雷同を一行で説明すると

 

赤信号みんなで渡れば怖くない

 

でしょうか。
多かれ少なかれ従っていくという
習性があるようです。

 

だからこそ
この時代においても官僚主義が
まかり通り続けてるのでしょう。

御上おかみのやることには従う」

 

という感じでしょうね。
その是非は一旦脇に置くとして。

 

周りの人たちがやってるからという
同調圧力が非常に強い民族です。

 

…ということは他の人たちがやっていることを
自分もやるということは
ある意味,安心感や安堵感を抱くものです。

 

 

そこに季節ネタとあわせて
行事に参加することによって
安心感安堵感を感じて
心の平安を抱くことができるでしょう。

 

…という意味でも
日本人にとって
季節ネタを展開していく
マーケティングキャンペーンというものは
一定の効果を見込めるのです。

 

 

例えば
恵方巻きをみんなが食べているから
自分も食べるというのは
ある意味気が楽な話です。

 

みんなが食べるから自分だけは食べない
っていう考え方もあるのでしょう。

けれど
そこにみんなが食べてるから
一緒に食べて一体感を感じることが
一つのちょっとした
感情的な価値となりうるのです。

 

 

 

私自身も
今回恵方巻きを買いに行ったというのは
ブログのネタとして
役に立つかなぐらいに思っていたのですが。

 

でもここで行事に乗るということが
ひとつの感情的価値がある
ということに気づけた点でも
意味があったのではないでしょうか。

 

 

だから季節ネタをやりましょう。

 

…という話で終わるのではなく
何事も光と影。
季節ネタを展開する時に
気をつけなければいけないことも
お伝えします。

 

 

季節ネタの副作用

 

 

まずはみんながやってることですので
特に目立つものではないということです。

 

キャンペーンは目立ってなんぼという面は
どうしても避けて通れません。

キャンペーンを注目してもらえず
注目してもらえなければ
どんなキャンペーンも空振ってしまいます。

誰もが同じように
季節ネタを展開していたとしたら
それは誰の目にも止まらないということになりかねません。

 

 

季節ネタだけでは
注意は引けないのです。

 

この点は季節ネタの弊害とも言えるでしょう。

 

そもそも,
キャンペーンは注意をひくためのものですから,
本末転倒と言えるかもしれません。

 

 

もう一つ考えなければいけないのが
安売りの副作用です。

 

日本人は季節とともに
生きてきた民族ですので
次どんな季節が訪れて
それに基づいて
どんなキャンペーンが展開されるか
ということは
当然に知っていることです。

 

 

つまり
キャンペーンセールをやっていない間,
次のセールまで待たれてしまう
ということになりかねません。

 

キャンペーンを
やっていない間の
売り上げが大きく底を打つことに
なりかねないというリスクがあります。

 

 

常にキャンペーンをやっていなければ
売り上げが立たず
そのキャンペーンすらも
飽きられて見向きもされなくなってしまったら
目も当てられないということですね。

 

 

 

ですので
季節ネタに頼りすぎるのは
大きなリスクを伴うのです。

 

ではどうしたらいいのでしょうか

 

 

マンネリしなければいいのです
次から次と予測できるものを展開していったら
予測されてしまいマンネリ化してしまい
安売りを待たれて
売上が下がるということになりかねません。

 

 

 

マンネリさえしなければいいとしたら
何ができるでしょうか。

 

 

例えば
節分が終わったら次の季節イベントは
おそらくバレンタインでしょう。

 

 

多くの会社がバレンタインと称して
いろんなキャンペーンを展開していくので
はないでしょうか。

 

ここでバレンタインを
完全スルーしてみたらどうなるでしょうか。

 

 

かなり
違和感があるかもしれませんね。

 

 

ずっと季節ネタを展開してきた会社が
バレンタインを完全にスルーしたとしたら
意外感が注目を得ることになります。

 

 

 

バレンタインをスルーしたら次は何があるのか。
桃の節句です。
そこはしっかりと売るということですね。

 

 

この裏の意図は何なのか

近年に海外から入ってきて
急に日本 カスタマイズされた
イベントはスルーして

 

 

古来から日本人が大事にしてきた
季節イベントを大事にする。
そこに一貫性を持たせることができたとしたら
それは他がなかなかやってないので
意味があるということかもしれません。

 

 

 

具体的には
クリスマスとか
バレンタインとかそういった
キリスト教圏の文化を
日本にそのまま取り込んだイベントはスルーして
昔からやってきているようなイベント

 

…端午の節句もそうでしょう。
七夕もそうでしょう。

このような古来の行事を
大事にしていくスタンスを取るならばそこに
一貫性が生まれとるいうことですね。

 

 

周りがやっているようでやっていないことです。

これはあくまでも一例です。
別にキリスト教圏の文化がど
うこうとかそこそういう話はなく
一つの例としてご理解ください。

 

 

ただ何も考えずに
短絡的に季節ネタを
連発するこれだけは避けたいものです。

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平

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