こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表，
経営軍師の飯山です。
今日は，
オリジナリティを追求することの真実
についてお伝えしていきます。
人が人である限り，
独自性…
「自分ならでは」
という要求は，
多かれ少なかれ
持っているものです。
だからこそ，
オリジナリティを追求して
それを商品化して
売ろうとする要求も
あると言えばありますが。
そこには…
真実…
あまり目を向けたくない
現実があります。
結論は一言で終わるのですが。
その背景も含めてお伝えしていきます。
オリジナリティを
追求していきたい…
それを事業に織り込んでいきたい
という方は，
最後までお付き合いください。
真実はこの４文字
端的に
結論から
売れない
これが結論です。
以上…で終わると記事にならないので
補足していきます。
大前提は…
完全なるオリジナリティなど
ほぼ存在しないということです。
「ほぼ存在しない」
なんて曖昧な言い方をしている理由は，
無いことの証明はできない，
ただそれだけのことです。
悪魔の証明は
現実的ではないですからね。
ですので，
「ほぼ存在しない」
という前提に立ちます。
一昔前は
あったかもしれませんが，
今日においてはほぼ存在しない。
そう考えていいでしょう。
ですので，
あえて言うならば…
「今までに見たことも聞いたこともないような
斬新な，オリジナルに見えるようなもの」
という感じでしょうか。
現実には
その背後にある理論や考え方などは
過去にあったものを
再利用，再構成している
というだけです。
では
この前提を踏まえて…
なぜオリジナルは売れないのでしょうか。
コレ，売れそう？
例えば，
タイムマシンが開発されたとします。
江戸時代に行くことが
できるようになりました。
iPhone。
これを，売ることって
できるでしょうか。
なんかよくわからない
物珍しいなにか…
くらいなモノとして
二束三文で売ることは出来ても…
iPhoneをiPhoneとして…
その価値や利便性，
ブランドや考えた方も含めて
「iPhone」
というものを売るということは
できるのか。
そもそも，
電波や電気が通っていない
という問題は脇においても…
かなり難しい。
これがひとつの現実です。
オリジナリティあふれる商品やサービスは，
その内容を理解しにくかったり
馴染みがなかったりするので，
敬遠されるので，
売れないのです。
「売れない」とはどういうことか
ですが，
本当に売れないのか。
今売られているものは，
昔はオリジナルだったものです。
ですが，
それが馴染んだ結果
売れているわけです。
言い換えると，
オリジナルなものは
永久に売れないとなると，
今売れるものはそんざいしていない
ということですね。
なので…
売れない
の４文字で終わらせるのは
かなり乱暴すぎるので…
現実的な表現をするならば…
売れるまでに時間がかかる。
これが
結論となります。
コンセプトや考え方の
プロデュースを仕掛けている
会社の社長にあって
話を聞いたことがありますが。
オリジナルメソッド，
オリジナルコンセプトが
売れるようになるには
最低10年掛かるそうです。
今は
世に認知されている
「あのコンセプト」
「あのメソッド」
なども…だいたい10年掛かっている…
とのこと。
売れるようになるには
10年掛かる…
これは何を意味するのか。
10年売り続けなければない
でも結果が出るのは10年後
10年経ってから売れるか売れないかがわかる
ということです。
10年間，
資金と労力をつぎ込み続けて…
でもそれが世の中に受け入れられるか
受け入れられないか。
その結論が出るのが…最低10年。
10年の労力と資金が
すべて水の泡になるかもしれないし…
あるいは，
そこそこ売れるように
なるかもしれないし…
大ヒットするかもしれない。
共通するのは
最低10年掛かる…ということです。
うまくいくかわからないものに
10年間，資金と労力を
つぎ込み続けなければならない。
これが，
オリジナリティを追求することの真実です。
はたして…
そこまでして，
本当にオリジナリティを追求して
やっていきたいと思えるのでしょうか。
伊達や酔狂ではできないからこそ，
人生を懸けて，
本当に世に伝えたいという
信念をもって…
つぎ込み続ける。
その成果が，
オリジナルメソッドが
世に出るということです。
そこまで
強い信念と覚悟がなければ，
オリジナルメソッドを
世に広める…など，
ただの「夢」でしかないのです。
オリジナルメソッドを世に広める基本方針
最低10年掛かる…
という前提で取り組むことです。
「ウチのこのアイディアは凄いから，
10年なんて掛からずにすぐに広まるに違いない」
…という自信過剰…
現実が見えていない姿勢で臨み
消えていったアイディアやコンセプトは
星の数ほどあるのではないでしょうか。
ですので…
本当に世に広めたいなら，
最低10年は掛かるという前提で
取り組み，10年という期間を
短くしようとは考えないことです。
わかりやすい考え方としては…
主力商品でしっかりと
安定収益を確保しながら，
オリジナルメソッドを広げていく
という考え方でしょう。
スポンサーを募るのは，
やめたほうがいいでしょうね。
リターンが10年を超える…ということを
理解してもらえるなら話は別ですが。
以上，
今日はオリジナルメソッドを
世に広めるための基本的な方針を含め
お伝えしました。
あなたがもし
世の中に広めたい，
強い信念を持って，
オリジナルメソッドを世に広げたいなら…
あなたが10年以上，その信念の炎が
燃え尽きずに続くことを祈念いたします。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
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