こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表，
経営軍師の飯山です。

 

今日は，
広告が嫌われるあまりにもシンプルな理由について
実例解説します。

 

前提として…
そもそも広告は
そこまで嫌われません。

 

 

なぜなら，
そもそも関心の対象に
なることが少ないからです。

 

欠片ほども興味がないものに対して
いちいち怒り狂っているほど，
エネルギーに満ち溢れた人は
世の中にはそんなにいないはず。

 

 

広告に対して
嫌悪感，嫌いという感情を
抱くほどにはいたらないのが
現実です。

 

…という前提の上で
では広告はなぜ嫌われるのか。
どういう場合に，
どのような理由で嫌われるのでしょうか。

 

 

目的はひとつ。
私達も会社の社長として
広告宣伝することはあるでしょうから…
こんな嫌われる真似はしたくないですよね。

 

…という話です。

 

 

典型的な広告

 

たまたま，
郵便受けに入っていた
チラシです。

 

 

 

あなたは，
こんなチラシを
いちいち見ることは無いでしょうから，
今日くらいはお付き合いください。

 

このチラシを見た時に，
率直にどう思うのか。

 

 

普段だったら，
そもそも見ること無くスルーするでしょう。

 

 

見たところで…
何もおもわないかもしれません。

 

私はマーケッターなので，
ついしっかりと広告を見て…
そして不快感を抱くわけですね。

 

 

不快感の一つは…
こんな内容を，
送ることへの不快感です。

 

 

 

では，
このチラシコピー。
何が問題なのでしょうか。

 

 

 

恐怖の連鎖システム

 

 

 

もう一度繰り返します。
人は，広告に怒りや嫌悪は感じません。

 

 

無関心ですからね。

 

 

ですから，
怒りや不快感を抱くのは
広告に対してではありません。

 

「売り込みに対して」
怒りや不快感，嫌悪感を
抱くのです。

 

 

さて。
先程のチラシ。

 

 

徹頭徹尾，
独りよがり，自分勝手に
好き放題言っています。

 

 

チラシを見る側としては，
「知るか」
で終わるような…

 

 

あるいは
「関係ないね」
といちいち意識にのぼることも
ないような内容です。

 

 

 

他のお客様のために…
という大義名分…にもなっていない
都合を振りかざして，
ひたすら自分の言いたいことを
最初から最後まで
言い続けているだけの広告です。

 

 

 

そして…
きっと私がそうであるように
あなたも，体験したことがあるでしょう。

 

 

ひたすら，
こちらの都合をわきまえず，
自分の都合だけで
自分が言いたいことを
ひたすら主張するだけの人。

 

 

会ったこと，あるいはずです。
その人に対して
どんな気分を抱いたのか。

 

 

 

まさに，
このチラシを見たときと
同じ気分でしょう。

 

 

 

そして…
結局はこのチラシは
「買わせろ買わせろ」
と言っているだけの売り込みです。

 

 

 

自分の都合だけで
一方的な要求ばかりしてくる売り込みを
相手に抱く気持ちも…
やはり同じではないでしょうか。

 

 

そして…
この広告のまずいところは…

 

 

そういった
過去の嫌な気分を
彷彿とさせます。

 

 

そう，
現時点で
過去に…
AさんやBさんから
そのような不快なコミュニケーションを
受け取ったことがあったとして…

 

 

このチラシは…
その時の気分を彷彿とさせるのです。

 

 

 

より以前の似たような出来事を
連想して…
その時の気分と似たような気分になるのです。

 

 

そして…
それは，さらに過去にさかのぼり…

 

 

いちいち，
具体的に意識的に思い出すのではなく
無意識下に…
あのときも，
より以前のあのときも
さらにより以前のあの時…

 

 

と，
独りよがりの
傲慢な売り込みだけの
コミュニケーションを
された時を連鎖的に
思い起こさせてしまうのです。

 

 

多くの場合は，
無意識下ですけどね。

 

 

このチラシが…
そのトリガーとなりうるのです。

 

 

つまり，
なんとなくなんか非常に嫌な気分になるのです。

 

 

 

今日のお題である，
「なぜ広告は嫌われるのか」

 

 

徹頭徹尾独りよがりで
自分勝手なコミュニケーションを
一方的に押し付けてくるからです。

 

その結果…
過去の似たような出来事を
彷彿とさせ，
当時の嫌な気分を
無意識下に思い出してしまうからです。

 

 

それはもう，
嫌われても仕方ないですね。

 

 

 

最後に。

 

 

この…
不動産が売りに出ないので
取引できなくて困る不動産屋。
多いようですね。

 

 

過去に…
このテーマで…
世界ナンバーワンマーケティングコンサルタント，
ジェイ・エイブラハムの
コンサルティングを聴講したことがあります。

 

 

今回と同じ

 

「買いたい人はいるが
売りたい人が見つからず
仲介できない」

 

という話です。

 

 

それに対して…
ジェイ・エイブラハムは
どう答えたか。

 

私はその話を聞いて…
少し目頭が熱くなりました。

 

シンプルに感動しました。

 

 

機密保護の誓約書を書いているので
ここで紹介できないのが残念です。

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社　経営軍師　飯山陽平

 

 

 

 

　

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