こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表，
経営軍師の飯山です。
今日は，
売上を改善するために
どこから手を付けていったら良いか。
ひとつの考え方と，
その前提となる事例について
お伝えします。
すべての会社が
このやり方でやったほうがいい…
ということではなく，
そうそうに売上を伸ばしていきたい。
…となったときに
どこからどう手を付けたら良いのかを
解説します。
最後までご覧いただき，
今，必要ない方も
頭の片隅に入れておいてください。
ひとつの考え方
先日，
楽天市場であるものを
注文したときのことです。
宅配便で
家に届いたのですが。
ダンボールの外側に，
ビニールでぴっちりと
何かが貼られています。
そのビニールの中には，
今回の注文に関する
伝票…納品書が印刷されて
入っていました。
三つ折りにした
白い用紙の
「裏側」
が，外から見えるので
おそらく伝票だろうと思ったら，
そのとおりでした。
今日のお題としては
まさにこの点です。
今回は，
この納品書と一緒に，
チラシが同封されていました。
この楽天のショップで扱っている
別の商品の案内及び，
そのショップを運営する会社の
別の店舗の案内です。
実に合理的ですね。
追加販売を狙う，
シンプルな一手です。
ここで質問。
これ…やるのいくら掛かるでしょうか。
同封するチラシの印刷代と，
そのチラシを納品書と一緒に
入れるだけですね。
送料は，
もともと発生済みのものですから
追加でかかることはありません。
実質的に，
チラシの作成・印刷代だけ。
あとは，同封する手間だけでしょう。
もうひとつ質問。
これ，やるのに
「いつだったら」
出来るでしょうか。
別に，
やろうと思えばいつでも
できることでしょう。
やるにあたって
事前の根回しや許可が
必要ということも
無いでしょうから。
つまり，
やろうと思えば
いつでも出来る。
やろうとしたときに
かかるコストは僅かなもの。
それが，
今回の打ち手なのです。
やったほうが良いことは無限にある
さて。
マーケッターとして
コンサルティングをしていると，
よく聞かれる質問があります。
「やったほうが良いですか？」
という質問です。
もちろん，
私の仕事は
マーケッターです。
クライアントが成果を出すことが
仕事であり…
ここで言う成果とは
わかりやすいものでは
「売上」です。
ですので，
売上の改善・上場に繋がりそうな
打ち手，改善案は…
思いつく限り，
片っ端から提案します。
その結果として，
「やったほうが良いですか？」
といいう質問になるのです。
実際，
やったほうが良いものは
いくらでもあります。
ですが，
「何が何でも
どうしてもやらなければいけない」
というものは
そこまで多くない。
そして…
得てして，
「やることが強制されるようなもの」
は…
大きなマイナスを小さくする，
あるいはゼロに軽減するものが多い
傾向にあります。
つまり，
本当にやるべきことをやらないと，
大きな不利益を被るということですね。
そうでない場合は…
「やったほうがいい」
ことをやることで，
売上を伸ばしていくことができます。
…が，
やったほうが良いことは
いくらでもあるのです。
なら，
どれから手を付けたら良いのでしょうか。
身も蓋もない現実
これは，私が
コンサルティングの仕事を
はじめてから
間もない頃に気づいたことです。
私としては
素晴らしい，会心の策…
これをやれば，
売上を大きく伸ばせるだろう…
と思うものを提案しても，
スルーされる。
…反面。
どうでもいい，
やっても大した効果が見込めないような
策に対して
すぐに取り掛かる。
この違いは何なのか。
はじめはよくわからなくて
混乱しましたが。
身もふたもない話
「やりたいことをやり
やるたくないことをやらない」
のです。
これはクライアントに限らず
私自身も同じですから，
よくわかります。
だからこそ…
「どれがやりたくなるか」
がわからないですから…
片っ端から思いつくもんを提案して，
その結果として，
「やったほうが良いこと」
に囲まれる，
ということになるわけですね。
…これは
私自身が
たくさんの提案をするから
そうなってしまうのですが。
けれど
実際に個人が
自分で売上改善について
模索していっても
同じような状態になっていくでしょう。
だから…
優先順位…それを選ぶ考え方が
必要なのです。
その基準が…
上述の通り，
「やろうと思ったときに
すぐにできること」
「やろうと思ったときに
大してコストが掛からず
できること」
…となります。
結局は
「やりたいことをやって
遣りたくないことをやらない」
になってしまうことが多いのですが。
その行き着く先が…
「売上を早々に改善しなければいけない状況」
だったならば…
同じことをやっていたら
同じ結果になります。
結果を変えたいなら
違うことを
しなければならないのです。
今までと違うことをするにあたって…
やったほうが良いことは
いくらでもありますから…
もし，
会社の売上が微妙で，
早々に改善していきたい…
という状況ならば。
「やろうと思ったときに
すぐにできること」
「やろうと思ったときに
大してコストが掛からず
できること」
という選択になります。
もちろん，
会社の状態によって
「やったほうが良いこと」
の優先順位は変わりますが。
今日はそこまでの説明は割愛します。
やろうと思えばすぐにできるけど
やってないことって
探せばいくらでも見つかるでしょう。
ぜひ，
「該当する方」
は，探して取り組んでみてください。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
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