こんにちは。
アップスタッツの飯山です。
なんかやたらと
「軽薄」
な広告を見ることがありました。
たとえば,
「健康になろう」
とか,
「時短しよう」
とか…です。
なんか
「そうじゃない」
感があって…じっとその広告を眺めながら
考えるのですが。
それがまたよくないのでしょう。
その広告を注目しているとでも
判断されたのか…
執拗にその広告が出てきます。
そこで,
今日は私の
「こだわり」
について考察していきます。
こだわりです。
こだわりとは
「拘泥する」
とか,小さなことに気を取られる…とか,
あまり良い意味での言葉としては
つかわれません。
その意味での
こだわりです。
どうせ広告を出すなら,
ここまで考えて出したいですよね,
そんな話です。
以下,最後までお付き合いください。
睡眠時間1時間の人の話
上述の広告で
「時短をしよう!」
みたいなアピールで,
時短ツールとして
商品を売るわけですが。
なんか違和感が
ずっと付きまとうわけです。
しばらく考えて,
理由がわかりました。
なんで,広告に
時短しろ,などと
言われなければならないのか,
という話がひとつ。
それ以上に,
時短する理由が…
その時短ツール商品を
売りつけるためだという
あまりににも広告主の
エゴで自己本位な理由に
見えるからです。
そもそも,
時短をしてどうするのでしょうか。
私がかつて会ったことがある,
睡眠時間1時間の人の話です。
その人は,
1日に1時間しか寝ないのですから,
単純に,1日の活動時間が
23時間あるということですね。
では,
23時間をどのように
過ごしているのか。
別に特別なことを
やっているわけではありません。
ある意味
「他の人と同じ」
です。
つまり,
仕事をして,
家族と一緒の時間を過ごして…
趣味に時間を使って,
あとは…
趣味と実益を兼ねたようなものでしょうか。
健康のために筋トレなんかも
かなりしっかりされているみたいですね。
趣味といっても,
スポーツをすることもあれば,
誰かと会って楽しく過ごすこともあれば,
ゲームなんかもやっているようです。
あまりこの表現は
好きではないのですが…
ここではわかりやすいので使います。
「普通の人」
と同じですね。
普通の人が6時間睡眠で,
残り18時間を
仕事をしたり家族と過ごしたり
趣味を楽しんだりするのと
同じようなものです。
ただ,
話を聞くと,
「やりたいことがいっぱいある」
から,
1時間睡眠で,
残りの時間を楽しんでいるようです。
1時間睡眠で
足りるかどうか,という話は
今日の主題からは直接関係ないので
省略しますが。
たとえば,
「時短」
で考えた場合,
時短を
「何のためにするのか」
ということが大事です。
その方は,
人生を謳歌し,
やりたいことをいっぱいやるために,
1時間睡眠でも,活動に支障の出ない
方法論を習得したのでしょう。
たとえばですが,
これが時短の目的です。
経営者にとっての時短の目的
では,
特に忙しい
経営者は時短をしたほうがいいのか。
別にそれは
人それぞれです。
時間の浪費をすることは
褒められたことでは
ないのかもしれませんが。
経営者にとって,
アイディアをまとめて
新しい何かを生み出すための
「遊び」
の時間は必要です。
そういった時間までカットして
効果効率だけを突き詰めた生き方って
幸せなのでしょうか。
もちろん,
幸せならそれで
いいのですが。
ただ,
時短で考えるなら,
なぜ時短をするのか。
そこまで踏み込まずに
「時短をしよう!」
などと広告に言われたら,
「うっさい,余計なお世話だ!」
と思うだけではないでしょうか。
こだわりの理想的な広告
では,
どうしたらいいのか。
たとえば,
時短をして,
その分,アイディアを練る時間に
使ったとしたら…
社会を一変するような
素晴らしい新製品を作り出せる…
かもしれません。
あるいは,
時短をして,
創り出した時間を使って
しっかりと戦略を練った結果,
売上と利益が伸びて,
従業員に還元できる…かもしれない。
あるいは…
社運…だけでなく,
人生の目標がかかったような,
大きなプロジェクトを手掛けている場合。
しっかりと時間を確保して,
計画を入念にしたほうが
つまらないミスでコケるのを
防ぐことにつながるかもしれない。
時短をする目的は
人それぞれです。
ここでは経営者という立場が
ターゲットで書きましたが。
たとえば,一般個人なら…
こんなアピールもありでしょう。
時短をして,
素敵な相手と巡り合ったときのために備えて
自分磨きをしよう
なんてのもありですね。
このように,
時短をするのは
その人の人生の中における
何らかの目標や理想があり…
そして,
時短はその手段でしかないのです。
にもかかわらず,
自社商品を売りたいがために
「時短をしよう!」
などとゴリ押しする
広告など,厚顔無恥もいいところです。
だからこそ…
私は,あくまでも理想ですが。
しっかりとターゲットを絞る。
そのターゲットたる人が,
どんな人で,どんな思いを持っていて,
どんな感情をもっているのか。
どんな実現したい夢や理想を持っているのか。
どんな問題を解決したいのか。
そこまでリサーチして…
その上で…
「時短することで,
空いた時間を
あなたのその人生の叶えたい
夢や目標のために使いましょう」
というメッセージを伝える。
どうせなら,
そこまでアピールしたいですね。
残念ながら,
多くの経営者には理解されないでしょうけど。
最大公約数の,
多くの人に届くメッセージで
宣伝したがる人が
あまりにも多い。
自分が,
「最大公約数のうちの一人」
として扱われることに関して
どんな気持ちになるのかを忘れて,です。
なお…
私に対してだったら,
「時短をして…
空いた時間でカピバラをモフリにいこう!」
などと言われたら,
間違いなく,
クリックせざるをえないでしょう。
これには抵抗できません。
ここまでピンポイントに刺さる広告,
そうそう見たことがありません。
どうせなら,そこまでやりたいものですね。
あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平
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