広告という名の嫌がらせと制裁行為

広告という名の嫌がらせと制裁行為

広告という名の嫌がらせと制裁行為
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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

 

今日は,広告という名の制裁について
考えていきます。

 

 

言葉というものは,
使い方次第で,
受けての印象が全く変わります。

 

たとえば,
万引き,なんて言葉を使うと
軽く感じますが…
実際には「窃盗罪」です。

 

セクハラも,
セクハラなんて言葉を使うと
独特の雰囲気になりますが…

 

強制わいせつ罪として
起訴されてもおかしくない行為です。

 

今日のお題として…
はじめは,

 

「広告という名の【罰ゲーム】」

 

と考えたのですが。

 

 

罰ゲームなんて言葉を使うと
軽く感じてしまいます。

 

 

ペナルティとか,お仕置きとかでも
よかったのですが。
印象としてはより重ための
「制裁」
としました。

 

ということで,
広告という名の制裁とは
どういうことか。

 

まとめとしては,
広告を制裁にするな!
なのですが。

 

 

以下,最後までご覧ください。

 

 

嫌がらせとしての広告

 

 

ここでは,
ハラスメントではなく,
嫌がらせです。

 

制裁よりは軽めの印象でしょうけど,
まあ,あまりよいものではないですね。

 

 

先日,
あるページを見ようとクリックしたところ…
そのページに飛んだ瞬間。

 

そのページ全体を覆う
広告が表示されました。

 

 

これでは,
そのもとのページが見えません。

 

画面を探すと…
…そう,「探す」です。
探さないとわからないレベルで,
画面の隅に小さく

 

「スキップする」

 

という表示があったので,
そこをクリックしたら,
その画面を覆う広告表示が
解除されて,
もとのウェブサイトが
見られるようになりました。

 

もっとも,
そのリンク先のページを
見ようという意欲は
木端微塵に消え失せたので,
すぐにブラウザバックしましたが。

 

 

 

 

救世主とさらなる嫌がらせ行為

 

 

 

このような
悪質な嫌がらせに対して,
救世主が登場しました。

 

アドブロック系の
ガジェットです。

 

それを入れることで,
広告表示をブロックできるように
なりました。

 

 

これ…
使ってみると,
ものすごく快適です。

 

つまり,
広告に晒され続けるということは,
それだけストレスと苦痛だった,
ということがよくわかります。

 

私はマーケッターであり,
広告を作ったり…
そして見て研究する立場ですが。

 

それでも,
これだけ負荷がかかっていることを
実感します。

 

一般消費者だったら,
どれほどの負荷になるでしょうか。

 

 

先日,
たまたまよく見るSNSで,
試しにアドブロックを解除したら,
広告が大量に流れてきて,
集中力がバラバラに打ち砕かれる感じが
しました。

 

 

これが…デフォルト(初期設定)なんですよね。
まさに,嫌がらせと言われても
抗弁しようがないでしょう。

 

 

ここまでが
嫌がらせだとしたら…

 

その更に上,
制裁としての広告とは
何なのでしょうか。

 

制裁としての広告

 

 

制裁とは何か。
辞書によれば

 

 

法律や規則、また慣習・伝統などの
社会的規範に背いた者に対して加えられる
こらしめや罰。
また、そうした懲罰を加えること。

 

…とあります。

 

私が制裁だと感じる広告は…

コンテンツの利用を
執拗な妨害をしてすることです。

 

 

そして…
罰則金を払うことで,
制裁解除される,
という仕組みです。

 

 

具体的には…

 

「写真AC」
というサイトがあります。

 

ここでは,
フリー素材として,
写真を使うことができます。
商用でも可能なので,

 

「たまに」
このブログでも
使うことがあります。

 

たまに…なのは
ひたすら不快だからです。

 

 

はじめは
15秒待つと
画像をダウンロードできる,
という仕組みでした。

 

 

15秒待つだけなら,
待ちますし…
ただで使わせてもらうわけだから
仕方ないよな…

 

くらいの気持ちでした。

 

ところが,
だんだんエスカレートしてきて,
他の写真を何枚も何枚も
★の数で評価しないといけない…
というものまで出てくる始末。

これは極めて悪質です。
単に待っているだけではなく,
こちらから
「制裁解除の行動を行動することを強要される」
のですから。

 

そして,
画面には執拗に,
プレミアム登録すると
(課金すると)
このようなことは
しなくてもダウンロードできる,
となります。

 

なんというか,
ただで使わせてもらう
感謝の気持ちは木端微塵になり,
意地でも1円たりとも払いたくない
という気持ちになりますね。

 

何よりも…
評価される対象の画像を
用意した人が気の毒です。

 

 

苛立ち紛れに,
一律★1で評価する人も
多いでしょうから。

 

 

法律を勉強していると,
たとえば,
違法行為を
「しないことを目的」
に金銭給付を求めるのは違法である。

 

 

なんてことは習います。

 

たとえば,
暴行・傷害をするけど,
お金を払った人は殴らない…
みたいな感じですね。

 

今回の構造は,
刑事事件的な違法行為ではないだけで,
構造はまさしくコレです。

 

つまり,
ただでコンテンツを使う人には
制裁を課す。
課金した人は制裁を課さない。

 

…という仕組みです。

 

 

似た例では,
グーグルでしょうか。

 

Youtubeなどを見ていると,
広告が流れてきて…
視聴を妨害します。

 

そして…
プレミアム登録すると,
このような広告は流れない,
とアピールするのです。

 

 

つまり,

まさに広告を
制裁として使うかのような印象を
振りまいてしまいます。

 

 

結果として,
世の中の消費者は
ますます,広告に対して
嫌悪感を掻き立てるだけ。

 

これ,
誰が得するのでしょうか。

 

 

グーグルだって,
広告収入が売上でしょうに,
消費者に制裁を課して
嫌悪感を掻き立てる。

 

そして…
広告自体の反応率が
下がっていくので,
ますます広告主への請求があがり…

 

そして,
広告が減ることで
プレミアム登録が増えたら,
グーグルは儲かりますが。

 

それって,
長期視点で見た時に,
どうなのでしょうか。

 

今でこそグーグルは
オンラインの覇者であり,
やりたい放題,好き放題しても
まかり通ってしまいますが。

 

 

日本にはこんな言葉,ありますよね。

 

 

「盛者必衰の理をあらはす」
「驕れる者久しからず」

 

グーグルも,
最初から今のような巨大企業
だったわけではありません。

こんなことばかりしていたら,
いつかグーグルに取って代わる企業が
出てくるかもしえませんね。

 

そもそも,私はグーグルを例に
話をしていますが…
多くの場合,その広告主,
その宣伝する商品やサービスに
嫌悪感が集中するのではないでしょうか。

 

仕組みによって広告を出せば出すほど
嫌われる。
そんな広告に未来はあるのでしょうか。

 

 

上述の写真ACは…
今や,年に数回も使うかどうかです。

 

なせなら,
そこまで制裁を課してくるような
フリー素材サイトなどつかわなくとも,
他に優良なサービスは
いくらでもありますからね。

 

今はだいたい

 

ぱくたそ
pixabay

 

あたりでしょうか。

※今日のアイキャッチ写真は,ぱくたそから

 

広告の未来

 

本来広告とは,
素晴らしいものです。

 

顧客のニーズに応えられる,
…とアピールするものです。

 

 

広告がなければ…
顧客は不平不満,不便な思いをしながら
商品やサービスを利用するしかないかもしれない。

 

けれど,
良い広告がきっかけで
素晴らしい商品と巡りあう
「きっかけ」
になる要因でもあります。

 

 

それ以上に,
マーケッターとしての理想…
理想は理想であり,
現実的には難しいことは
百も承知で言いますが。

 

 

広告自体が
優良なコンテンツとして
価値があるものだったら
いいですね。

 

課金することで,
ストレス無くコンテンツを利用できる,
というアピールは,
サブスクリプションモデルの一つとして
成立しているし,それはそれでいいのでしょうけど。

コンテンツの妨害からはじまり
嫌がらせ,制裁レベルで
ひたすら不快な思いをさせ…

それから解放されたくば
金払え!
みたいなアプローチ。

その会社のマーケティングの
実力…ではなく,モラルと良識を疑いたくなります。

広告を嫌がらせ行為の手段,
制裁を課す手段として
貶め,穢す行為は直ちにやめてほしいものです。

 

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

 

 

 

 

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