利益最優先で考えるなら倫理率を遵守するのが効果的という話

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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

 

今日は,時事ネタです。

 

たまたま,SNSを見ていたら
あるニュースが飛び込んできました。

 

日本アムウェイという
MLM大手会社の取引停止処分の話です。

 

※MLM…マルチレベルマーケティング
日本語だと連鎖販売取引。

 

せっかくなので,
これを元ネタに,あらためて
考えていきたい話があります。

 

なお,
あくまでもきっかけであり,
MLMの話は主要のテーマではありません。

 

 

お題は経済合理性と倫理律の話です。
かなり回りくどかったり,
理屈っぽい話になりますので…

 

途中まで「読み飛ばし」できるように
目印を設置しておきます。

 

その先からご覧ください。

 

 

 

 

取引停止処分って?

 

 

 

法律の話はしません。
実際の法律,法解釈ではなく,
私個人の見解です。

 

 

そもそも,
あくまでも
「理論上」
この世の中に,法律など
本来は不要だったはずです。

 

 

すべての個人が,
それぞれの権利を尊重し
相手を思いやり,
誰もがお互いの利益になるように
最大限の配慮をしながら
倫理観にもとづき
取引をしていたとしたら…

 

法律による制限など
いらないわけですね。

 

 

かなりザクッと説明すると,

 

 

倫理はやったほうがいいことをやること
道徳はやってはいけないことをやらないこと

 

…くらいの認識です。

 

つまり,
倫理に基づかないから,
道徳律が生まれ…
それが法規制となっていった。

 

誰もが倫理にもとづいて
取引をすればいいだけの話ですね。

 

 

ただ…
実際にはなかなか難しい。

 

 

世の中すべての人が
善人でもないし,
倫理を守れるわけでもない。

 

悪人ではないけど,
道徳律を守れない人もいる。

 

 

だから…
「強制力」
を伴う,法規制が必要な
世の中になったのでしょう。

 

 

では,
今回の取引停止処分の根拠となる
法規制の目的は何なのか。

 

 

消費者保護です。

 

 

では,
消費者保護とは何でしょうか。

 

 

消費者保護の正体

 

 

本来,
契約とは,平等,対等に
取引する前提にあります。

 

 

お互いが自由意思にもとづいて,
対等の立ち位置で取引できればいいのですが。

 

 

ただ…
一個人と,一企業との間では
力関係においては対等とは言えません。

 

資本力をはじめ
持っているリソースが全然違います。

 

 

企業が,その組織力その他のリソースで
個人を抑圧して不当に利益を搾取する
契約も…やろうと思えばできる時代がありました。

 

やろうと思えばできるけど,
でも,倫理率に基づき,それをやらなければ
何の問題も発生しませんでした。

 

 

けれど…
実際に,それをやってしまった企業が
あるわけです。

 

それが社会問題になり…
政治家は,船渠の時に
票がほしいですから,
人気取りのために,
企業の権利を制限して
消費者に有利になるような
法規制を掛けたわけですね。

 

 

まあ,
時代が移り変わり…
過大なまでに個人の権利が尊重され…
企業の権利が抑圧され…
しかも,あることないことSNSでばらまかれる
風評被害のリスクにさらされる。

 

これが現代の状況です。

 

元はと言えば,
契約当事者が倫理律にもとづいて
取引をしていれば。
こんなことにはならなかったわけです。

 

 

けれどそれができないから,
法規制が生まれた。
法規制が過大になり
企業の権利が抑圧されている。

 

…というのが
世の中の流れです。

 

全体的な流れがこのような感じであり,
個々の事例は異なります。

 

今回のアムウェイの話などは,
旧態依然とした時代の話です。

 

…が,MLMの話の詳細に
興味がある方は少ないでしょうから
省略します。

 

 

 

根本的な勘違い

 

では,
経済的な利益を
最大限に追求するにはどうしたらいいのか。

 

倫理律を破り…
道徳律を破り…
法規制を破る。

論外です。

 

 

法規制を破ると,
コンプライアンス違反
云々の話になりますが。

コンプライアンス違反にならないなら,
倫理律や道徳律を破ってもいいのでしょうか。

 

そこに「旨味がある」と勘違いする人が
いかに多いことか。

 

 

そうではありません。
倫理率を遵守することです。

 

 

良いか悪いか…ではなく,
単純に経済的な利益確保を
最優先にするなら,

 

道徳律はもちろん,
倫理率を遵守するのが
合理的です。

 

 

今回,
日本アムウェイは,
六ヶ月の取引停止となりました。

 

利益優先で考えると,
あまりにも無駄な期間ですね。

 

最初から
合理性に基づいて
取引をすれば,こんなことにはならず,
逸失利益が発生することは
なかったはずです。

 

 

小難しいことをいろいろ書いてきました。

 

 

 

冒頭で書いた通り,
ここまで読み飛ばしてOKです。

 

■読み飛ばしここまで■

 

 

率直に質問します。

 

 

相手のことを尊重し,
倫理律をしっかり守って取引する人と。

 

違法スレスレの,
だまし討ち,不誠実な対応,
何でもあり。

 

前者と後者とでは
どちらと取引したいでしょうか。

 

 

前者ですね。

 

 

では,次。

 

 

相手のことを尊重し,
倫理律をしっかり守って取引する人。

 

違法スレスレの,
だまし討ち,不誠実な対応,
何でもあり。

 

リピートで取引するなら
どちらがいいでしょうか。

 

まあ,
前者ですね。

 

 

次の質問。

 

新規顧客開拓と,
リピート顧客への販売。
どちらが利益率が高いでしょうか。

 

もちろん後者です。

 

 

つまり…
後者のような,
人を騙すことをなんとも
思わないような会社は…

 

リピート販売できません。

 

リピートできないということは
常に新規顧客開拓をしなければならず
膨大な手間暇コストがかかります。

 

実に,不合理ですね。

 

 

利益最大化を目指すなら,

倫理律を遵守し,
顧客との絆を確立すること。

 

倫理とか,道徳とか…
説教臭いイメージがありますが。

 

単純に経済合理性だけで考えるなら,
倫理律等を遵守する方が
理にかなっている。

 

…というシンプルな話でした。

 

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

 

 

 

 

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