こんにちは。
アップスタッツの飯山です。
今日は,
有能な人とはどんな人か…
について考えていきます。
といっても,
いろいろな立場があるでしょう。
従業員の立場から見て,
あの人は有能…と感じる場合もあれば…
マネージャーの立場から
感じる場合もあれば…
経営者,社長の立場から
感じる場合もあります。
どの立場から見ても
「あの人は有能…」
と感じるものは,
なかなか難しいかもしれません。
いつもより短めですが…
以下,お付き合いください。
有能さのものさし
触媒のような人がいる…
という話を聞いたことが
あるでしょうか。
その人自身が有能ということではなく,
その人がいることで,
周りの人が,より成果を上げられるようになる
人のことです。
周りの人がより有能になるのだから,
その人は有能なのか。
有能だから,
しっかりと優遇すべきか。
…ということに関して,
各会社…各経営者が
判断することです。
ただ,
私の見解としては,
それは有能さには含まない…
と判断します。
なぜでしょうか。
それは
有能さのものさしで計った時に,
該当するかどうかです。
例えば,
明るく朗らかで,
誰に対してもフレンドリーで…
円滑なコミュニケーションが取れる人。
この人は,
有能なのか。
このひとは有能なのかどうか,
という判断をしようとした時に,
どうやってそれを判断すればいいのでしょうか。
明るさを,
明度…ルクスとかで測定することは
できませんよね。
要するに…
有能かどうかは,
明確な測定基準があり,
その基準は,誰が見ても
わかるものが望ましい。
なぜなら…
そうでないと,
一部の人の恣意的判断によって
優遇されている…
と見られかねないからです。
例えば,
淡々と,黙々とこなす仕事において,
明るく社交的な存在は
どうなのか。
はっきり言って,邪魔です。
おしゃべりすることによって,
その人自身の生産性が下がる。
…では済みません。
当たり前ですね。
その人が,壁や本棚と
フレンドリーにお話できるなら
「その人だけ」
の問題ですみますが。
会話は一人ではできません。
つまり,誰かと話すことによって
話し相手の注意が取られ,
その人の生産性を下げてしまうことになります。
私自身,
過去にそういった人材を
採用してしまったことがあり…
結局,
労基署の紛争解決処理まで使って,
決着を図る事態になったことがあります。
いわゆる,
報連相がきちんと出来るということと,
おしゃべりなことは,違います。
そう,
経営者の判断からは,
違うことは一目瞭然ですが。
でも…
同じ立場で働く人は,
どう判断するのか。
判断が難しい…となる人も
いますよね。
つまり,
適切な報連相を
行っている人を見て…
「ああ,円滑な
コミュニケーションを取ることは大事だ」
…と勘違いして,
職場内でおしゃべりをするように
なってしまう人もいるかもしれません。
そんな誤解が発生しないようにするために…
有能さのものさしは,
明確に数値化でき,
即適できる何らかの基準を設けることです。
最悪なパターンが…
そういった,
「コミュニケーション能力に優れた人が
ひいきされている」
…という勘違いから…
その職場の「数字を支えている」
有能な人が,退職してしまうことでしょう。
そうならないように,
1.有能さの明確な基準を作る
2.有能な人には,明確に評価する
3.無能な人は相手にしない
あたりが,
現実的な対処となるでしょう。
ただ,
これは私個人の考えです。
あなたには,あなたの考えがあり…
あなたの会社経営においては…
どういう人が有能なのかを
明確にしておいたほうがいいでしょう。
ぜひ,これを機会に考えてみてください。
あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平