反応の取れない広告宣伝をすることで得られる価値

反応の取れない広告宣伝をすることで得られる価値

反応の取れない広告宣伝をすることで得られる価値
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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

今日は,
広告宣伝に関する
残念な広告の価値について
考えていきます。

 

ひとつの問いと…
その問いから派生する,
2つの鉄則について
お伝えします。

 

 

具体的になにをどうしたらいいのか,
という話ではなく,
読んで,
「なるほどな」
と思っていただければ十分です。

 

以下,お付き合いください。

 

 

この問いにあなたはどう答える?

 

 

 

わかりやすく,折込みチラシにしておきましょうか。

 

プロの目から見たら,
どう考えても,
反応の取れる見込みのないチラシ。

 

このチラシを作って,
実際に折込みで
広告宣伝することに,
価値はあるのでしょうか。

 

 

 

具体的には,
チラシの製作にかかるコスト,
印刷コスト…
そして,折込みのコストです。

 

それらのコストを掛けて…
全く反応の取れるかどうかわからない
広告宣伝をする。

 

もちろん,
プロのセールスコピーライターが作れば,
また違うものになるでしょうけど…

 

マーケティングも,
セールスコピーもよくわかっていない状態で,
チラシを作って折込をする。

 

それは,
やったほうがいいでしょうか。
それとも無駄なコストになるだけだから,
やらないほうがいいでしょうか。

 

 

以下,
「あなたはどう考えるのか」
について,
念頭に起きながら,続きをご覧ください。

 

 

 

 

ある残念なチラシと愚かな対応について

 

 

 

数年前の話です。

 

ある,
不動産会社がありました。
会社…といっても社長一人の会社で,
起業してから数ヶ月程度の会社です。

 

その社長から,

「チラシを撒いたけれど全く反応がない」

ということで
相談を受けました。

 

 

その不動産会社は,
とある全国チェーンの
フランチャイズに加盟しており…

 

そのフランチャイズの本部から
格安で印刷してもらったチラシを
配布したところ,
全く反応が取れなかった…とのこと。

 

 

実際に,
そのチラシを見たところ…
その不動産チェーン店の
イメージキャラクターである,
芸能人の写真と,
その店名が入っている程度のものです。

 

これでは
反応も何も
あったものではありません。

 

 

不動産の仲介ですので,
物件の売却の相談なり
購入の相談なり店
の,問い合わせから
セールスにつなげるためのチラシ…

 

…のつもりかもしれませんが,
単に,そのチェーン店の
イメージキャラクターの宣伝しにかならず,
それで問い合わせが来るとは
到底考えられない。

 

実際に,何度か撒いてみたものの
問い合わせは1件もなかったそうです。

 

相談の内容は…
「このチラシの良し悪しについて…
何がどうまずいのか,
どう改善したらいいのか」
について
いろいろ質問を受けました。

 

詳細は省きますが,
上述の通り…
こんなチラシは撒くだけ無駄だ,
折込のコストがもったいない。

 

…という話をしました。

 

その点については,
納得いただいたようです。

 

…が。

 

その後,驚きの言葉が。

 

 

「いくら撒いても,
まったく反応が取れない,
ということはよくわかりました。

ただ,
あと1万枚くらい残っているので,
これだけは,折込で撒くことにします」

 

 

絶句しました。

 

無駄だ,とわかっていながら,
納得していながら…
もったいないという理由で,
1万枚を撒くというのですから。

 

折込コストが1枚3円とした場合,
1万枚で3万円です。

 

3万円を文字通りドブに捨てるのです。
それも,
雑がみ以下のの価値しかない,
その芸能人の写真チラシが
もったいないから…です。

 

私には,どう考えても
3万円のほうがもったいないと思うので,
その社長の考えは理解できませんでした。

 

 

 

 

2つの教訓

 

この実話から…
2つの教訓があります。

 

 

ひとつは…

 

「どんな残念なものでも
【何もしないよりはマシ】である」

 

ということ。

 

何もしなければ,
何も変わりません。

 

この場合,
本部からチラシを取り寄せて
撒いてみて,
全く反応がなかった。

 

それだけのコストを掛けても,
1件も問い合わせは来ませんでした。

 

だから,
やらなかったほうが良かった…
わけではありません。

 

実際に,
チラシを取り寄せ,
撒いてみた。

 

特に,起業して数ヶ月も立たない
小さな会社の社長が,
なけなしのお金を投じて,
広告宣伝したのです。

 

広告宣伝をする,
「身銭を切る痛み」
を実感できたこと。

 

そして…

 

でも,反応がなかった。
だから,
集客のプロである私に
意見を聞いてみよう…
ということになったのです。

 

チラシの反応そのものは
ゼロでしかありませんが…

 

そのために行動したことは
価値があります。

 

私からのアドバイスをもとに,
マーケティングやセールスコピーを
学ぶきっかけになれば…

 

経営者として,
かけがえのない財産になるでしょう。

 

それは…
「出してみてまったく反応がなかった」
から,私に話を聞いてみよう…
というきっかけになったのですから…

 

その行動をするきっかけになっただけ,
価値がります。

 

どんなことでも,
何もしないよりはマシである。

 

これが1つ目だとしたら…

 

もう1つはなにか。

 

 

原因が変わらなければ結果も変わらない,
という当たり前の話ですね。

 

全く反応のないチラシを
撒き続けても,反応が取れるようには
なりません。

 

まして…
芸能人の写真チラシです。

 

 

何百万枚撒いても,
効果は見込めないでしょう。

 

実際,
それまでに撒いた中では
1件も電話がなかったのです。

 

ならば,改善をしなければならない。
改善をしなければ,
同じ結果になるだけです。

 

この社長は愚かにも,
「1万枚残っているので
とりあえず撒き続けます」

には絶句するしかなかったですが…

 

 

でも,
効果がなくても
何も改善しないまま,
漫然と続けていることって
ないでしょうか。

 

 

一定の効果を求めて,
行動して…その結果に掠りもしないなら,
改善しなければならないのです。

 

 

今日のお題。

 

反応が取れるかどうかもわからないような
チラシを撒く意味はあるのか。

 

反応がなかったとしても,
撒く意味はある。

 

反応がなかった…という結果から
学べることはたくさんありますからね。

 

でも…
反応が取れないまま,何も改善しないのは論外である。

 

…という話でした。

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

 

 

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