コンビニよりも歯科医院の数が多いのに歯科医難民が多い現実

コンビニよりも歯科医院の数が多いのに歯科医難民が多い現実

コンビニよりも歯科医院の数が多いのに歯科医難民が多い現実
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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

昨日はあ,
新規開業する歯科医を前に,
そして,歯科医に近々行かないと…
と思っているにも関わらず,
何も思うことはなかった,
そんな話を書きました。

 

 

昨日の記事に対して,

「歯科医難民は多いでしょうね」

 

…といったコメントをいただきました。
実際私自身も,歯科医難民の一人です。

 

 

 

ただ,よく考えると,
これって非常に変な話ですよね。

 

この,おかしな…変な状況について
今日は考えていきます。

 

 

以下,お付き合いください。^

 

 

あふれているのに難民?

 

これがいかにおかしな状況にあるのか。
別の例えで表現すると
わかりやすいでしょう。

 

すなわち,
飲食店街の中で,
別にお金がないわけでもないのに,
飢えてひもじい思いをしている,
というような状況と似たような事態です。

 

 

 

歯科医院自体は,
全国のコンビニの数よりも
多い状況です。

 

 

歯科医自体が少なくて
難民になっている,
というわけではありません。

 

 

一方…
では,治療の内容的に
どうなのか。

 

 

あまり専門的な内容は
わかりませんが…

 

例えば,
100万人に1人罹るような難病で,
治療できる技術が確立されていない。

 

…ということでもありません。

 

要するにただの虫歯ですからね。

 

もちろん,
状態の程度差はあれど,
ただの虫歯。

 

そして…
歯科医は,虫歯の治療が
主要業務です。

 

 

理論上は
虫歯の治療業務ができない
歯科医はいないことになります。

 

 

競合でひしめくくらい…
コンビニの数よりも多く,
街に歯科医院は溢れ…

 

治療の内容は
虫歯治療と,
特殊なものではなく,
基本的な内容である。

 

…はず。

 

 

 

それでも…
歯科医難民が多い。

 

 

この状況,
非常に矛盾していておかしいのでは
ないでしょうか。

 

 

虫歯が悪化すると,
耐え難い苦痛になります。

 

そこまで
事態が悪化したら…
あきらめて
その辺の歯科医に適当に行く
はめになりますが…

 

「本当にここでいいのだろうか…」

 

と不安に怯えながら
歯科医に行き…

 

 

また,行った後も,
明確に

 

「二度とここには来ないぞ!!」

 

と怒り狂うような
決定的な要因が
あるわけではないにしても…

 

 

「本当にここで良かったのだろうか。
他にもっと良いところは無いのだろうか」

 

と,迷い続けることになっている。

 

この状況を指して,

 

歯科医難民

 

という表現になるのでしょう。

 

 

 

なぜ歯科医難民になるのか

 

 

 

原因は,
極めて単純明快。

 

行く前から

「ここに行きたい!」

と思わせる歯科医院もなければ…

 

行った後も,

「ここに来てよかった!」

と実感する歯科医院も,めったにありません。

 

 

実際,
私自身…
かつて通っていて…

 

地理的に現実的ではありませんが,
また行きたい。
…と思わせる,
人口2万人にも満たない,
小さな町にあった歯科医院。

 

 

通っているときは,
特に何も思いませんでしたが。

 

 

そこから引っ越して,
別の街で,
別の歯科医院に行き…

 

その歯科医院が,
40年以上行きてきた中で…
記憶の限りで
ぶっちぎりに腕の悪い歯科医院だったこともあり…

 

そして,
何度思い返してみても…
その小さな町の歯科医院の
歯科医師の腕が,
優れていたことか…

 

というのを「後から」実感しました。

 

 

そして…
私はそう思っていましたが…

 

 

その歯科医院ですら…

 

「受付のおばちゃんが感じ悪い」

と言って,
通わなくなり,
別の歯科医院に片道30分,
車で移動して通うことになった人もいます。

 

そう考えると…

 

難民という言葉に対する
対義語として…

 

 

「安住」とでも表現するなら
安住できる歯科医院が
いかに少ないことがわかります。

 

 

 

安住できる歯科医院の本質

 

 

とは何なのか。

 

腕の良し悪しだけでは足りません。
もちろん,腕は必要ですが…
それ「だけ」でも足りない。

 

そう考えると…

 

 

安住できる歯科医院とは何なのか。

 

 

私が,
日本国内で
上位3名のマーケッターを選ぶなら…
確実にその3名に入る。

 

 

…と思っている,
あるマーケッター曰く。

 

 

マーケティングとはリーダーシップである。

 

とのこと。

 

リーダーシップとはなにかを
定義しはじめるとキリがないので,
ここではざっくり。

 

 

要するに,

 

「あなたが安心して通うべきう
歯科医院はウチですよ」
という確信を与えられるかどうか

 

に懸かっています。

 

そして,
その確信を与えられる歯科医院が
皆無に近いから,
歯科医難民が大量発生しているのでしょう。

 

 

確信の内容はひとそれぞれ。

 

腕で訴求する場合もあれば,
接客で訴求する場合もあれば,
コンセプトで訴求する場合もあるでしょう。

 

 

例えば,
私だったら…

 

歯科医院に入ってから,
出てくるまでの
「累計待ち時間が5分以内」
なんて歯科医院があったら…

 

 

 

あ,ここは私のための歯科医院だ…
って思うでしょう。

 

コンセプトで訴求の例です。

 

 

歯科医向けのマーケティング自体,
いろんなマーケッターが,
色んな角度から,
コンサルティング,アドバイスして…
その手のセミナーも多く…
様々なコンテンツがあります。

 

が。

 

 

それでも,歯科医難民が多いのは…

 

私自身,
一人のマーケッターとして,
頭が痛いですね。

 

今日は,
歯科医難民を例に話をしましたが。

 

私自身を含め
ありとあらゆる会社が…

 

顧客に,確信を抱かせるには
どうしたらいいか。

 

日々,考え続け
追求していかなければならないでしょう。

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

 

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