こういう人は改善の可能性はあるがこのままでは成果は出ない

こういう人は改善の可能性はあるがこのままでは成果は出ない

こういう人は改善の可能性はあるがこのままでは成果は出ない
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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

 

昨日は,
どれだけがんばっても
成果が出ない人の話をしました。

 

意固地になって,
「自分が正しく
ほかが間違っている」
ことを証明するための
努力をし続ける。

 

こんな人は,
どれだけ卓越した
コンサルティングを
受けたとしても,
成果は出ません。

 

 

一方,
だからといって
放っておいても
勝手に成果を出せる人を
もっともらしくコンサルティングして,
「先生のおかげで…」
なんて言われるのも,
いかがなものか。

 

さて,
今日のテーマは,
この中間…

 

 

すなわち,
このままだと間違いなく
成果は出ない。

 

けど,
適切なコンサルティングによって
成果は出る
「かもしれない」
話をします。

 

 

こんな思考の癖がある人,
きっとあなたの周りにもいるはず。

 

以下,最後までお付き合いください。

 

 

自分で何を言っているのかを理解していない

 

 

どこで見かけたのかは
忘れましたが。

 

ネット上での
やり取りです。

 

登場人物は,
AさんとBさん。

 

Aさんが,

「最近,悪夢ばかり見て
うなされて困っている」

 

 

と,ぼやいていたので…

 

Bさんが,

 

「ビタミンB1が足りないと
悪夢を見る頻度が増えるので,
ビタミンB1を摂取したほうがいい」

 

実際にビタミンB1の
サプリメントの写真と,
それを買えるURLも一緒に書き添えて
アドバイス。

そのアドバイスを見たAさん。

 

「なるほど,
確かに栄養不足かもしれませんね」

 

このやり取りを見た私としては,
Bさんの気持ちを察して
いたたまれない気持ちになりました。

 

私自身,
とある専門書で,
ビタミンB1と悪夢についての
記述を見たことがあるので,
Bさんは,根拠のあるアドバイスだと
思われます。

 

まあ,
この記事上では,
Bさんのアドバイスを
合理的なものという前提で
考えていきます。

 

さて。

 

このAさん。
「こういう発想」
をする人は,
間違いなく成果は出ません。

 

当たり前ですね。

 

 

Bさんは,
「ビタミンB1」
と言っているのに…

 

それを聞いた,
Aさんは
「栄養不足」
と返したのです。

 

こういう人は,
日常生活でも
うまくいかないかもしれませんね。

 

 

前後の文脈で,
Aさんは女性で,
悪夢は,恋人から
フラれる夢を何度も見ている…
とのこと。

 

 

冗談抜きで,
Aさんがフラれるのも
時間の問題でしょう。

 

なぜなら…

 

 

ビタミンB1を
もっと摂った方がいい,
というアドバイスに,

 

「栄養不足」

 

と返すという
この「パターン」というか
反応の仕方の癖は…

 

極論を言えば…

 

「砂糖が足りないから
だいたい似たような色で
同じ調味料だし,
塩を入れるか…」

 

で,砂糖の代わりに
塩を入れたクッキーを焼く,
ということをやりかねないのです。

 

塩は塩で
砂糖は砂糖です。

 

それを
「だいたい同じような調味料」
として扱ってしまうわけですね。

 

 

ビタミンB1は
ビタミンB1であって,

 

ビタミンB1は栄養素のひとつであっても,

栄養=ビタミンB1

ではありません。

 

仮に,
ビタミンB1不足で
悪夢を見るのなら。

 

「栄養不足」
として…
ビタミンCを大量に摂取しても
効果はありません。

 

そしてAさんは
「Bさんの言う通りに,
栄養たくさん取ったのに
悪夢を見る。
Bさんは嘘つきだ」

 

と言おうものなら,
Bさんに濡れ衣の風評を
ばらまくようなものでしょう。

 

Bさんは
「そんな事は言ってない」
という他ないですね。

 

このままではもしかしたら…

 

きのことたけのこで
争っている
CさんとDさんに…

 

「どっちも同じようなお菓子でしょ」

と言って,両者の地雷を
踏み抜くことでしょう。

 

 

きのこたけのこ戦争なら
深刻な事態にはならないでしょうけど。

 

世の中には,
イデオロギーの違いで
戦争が起きるのです。

 

 

 

鍵は違いを認識する知識

 

 

「違い」
を認識して識別する能力のない人は…
大きなハンデキャップを抱えているも
同然なのです。

 

 

 

では…
ここでAさんに救いはあるのか。

 

このあとのやり取りにおいて,
Bさんは,早々に匙をぶん投げた模様でしたが。

 

誰かがAさんのために
親身になってアドバイスするなら…

 

・BさんはビタミンB1と言ったのであって
一言も「栄養」とは言っていない
・それを勝手に「栄養」と脳内で変換していることに
気づかなければならない。

 

ということを指摘するでしょう。

 

そして,
栄養という言葉。
ビタミンB1について,
しっかり調べて理解することが
できれば…

 

Aさんが自分で
行っていること
言っていることが
いかにおろかで浅はかであるかに
気づくかもしれません。

 

 

コンサルティングにおいて,
出来るのはここまでです。

 

つまり,
正確な知識を保つ
コンサルタントが,
クライアントの知識不足に依る
「違いものをだいたい同じに扱っている」
場合において,
それを指摘すること。

 

 

正しい知識を手に入れて
その知識の使い方をアドバイスすること。

 

 

更に腕のいいコンサルタントなら…

「だいたい同じに扱ってもいい場合」

「厳密に分けなければならない場合」
も,あわせてアドバイスするかもしれません。

 

逆に言えば,
出来るのはここまで。

 

「そんな細かいことをいちいち…
どうでもいいじゃないか」

 

と居直る人も
世の中にはいます。

 

そういう人は…
まあ,昨日紹介した人と同じで,
これから先も決して成果が出ることは
ないでしょう。

 

同じものを同じ,
違うものとを違う,
と識別する能力は,
個人差があります。

 

知識で解決できることもあるし
解決できないこともある。

 

解決できる人に
適切なアドバイスをすることは,
コンサルタントの大きな役割です。

 

そして…
同じものを同じ,
違うものとを違う,
と識別する能力がない…
極端に劣っていて,
改善の見込みがない人を
クライアントとして向かい入れるのを避けるのも…

 

 

コンサルタントとしては大切な要素
かもしれませんね。

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

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