こんにちは。
アップスタッツの飯山です。
今日も寒いですね。
1月だから仕方ない…と言えば仕方ないですが。
とはいえ,
冬至を過ぎ…
少しずつ,日の入りが延びていくのを
感じられるのはうれしいですね。
さて,
今日はそんな寒い日にちなんた,
ちょっとした体験談を
お伝えします。
数日で値段が3倍になったある商品
年末のある日。
ホームセンターに行ったときのことです。
いつも通り…
ペット売り場で,
ハムスターを眺めたあと…
店内て買い物をしていたところ,
あるものが目に留まりました。
電気毛布です。
防災関係について
詳しい人で,
いろいろとグッズを揃えたり,
備蓄に励んでいたりする方と
付き合いがあるのですが。
その方から…
これからどんどん電気代が上がっていくから
エアコンはやめた方がいい。
…と,再三,いわれています。
確かに,
エアコンの消費電力はすごいですね。
…だからといって,
灯油ストーブは…
いろいろと問題があって
使うことはできません。
ヒーターも,
エアコンほどではないにしても
かなり消費電力を食います。
個人的には…
エアコンというものは
あの生暖かい風と…
乾燥していく空気感が
どうにも苦手です。
電気代の問題もありますが,
エアコンそのものもを使うのも,
できれば避けたいところ。
コンサルティング時は
さすがにつけますが…
それ以外では
エアコンはつけないようにしています。
ひざ掛けやダウン半纏などを羽織っていますが
寒いことは確か。
そこで目についたのが…この電気毛布です。
チャックと肩紐があり…
チャックうを締めると丸くなり,
ボタンで肩から掛けることで…
文字通り,着ることが出来る
電気毛布が売っていました。
電気代も,
パッケージデザインに書いてあ通りなら,
かなり低コスト。
6000円弱で売っていたので…
まあ,
1ヶ月のエアコン代よりは安いかな…
などと思いつつ,レジに持っていきました。
興味深いのはここから。
その数日後に,
別件でそのホームセンターに行き…
例によってハムスターを眺め…
それから店内を歩いていたら,
電気毛布を売っていた売り場の前を
通りました。
私が購入した商品は,欠品でした。
なんとなく,
興味本位で…
そのホームセンターの
WEBストアを見てみたら…
表示価格が9000円くらいになっていて…
しかも,WEBストアでも欠品していました。
そこで,
WEBストアで,
その電気毛布の型番を控えて…
楽天や,Amazonなどの
ショッピングサイトで検索。
Amazonでは欠品しており…
楽天では,18000円~22000円くらいで
売っていたのです。
商品と価格の相関関係
個人的には,
この値段の上がり方は
とても新鮮でした。
…というのも,
私自身が販売しているのは
コンサルティングやセールスコピーなど,
無形の商品です。
無形の商品であれば,
価格の原価やら,経費などは
また違った考え方になります。
有形の…
手にとって,つかむことが出来る
有形の商品…となると,
その商品の原価に,一定の利益を載せて,
販売額となります。
原価率的な考え方から,
極端に仕入れ価格から
跳ね上がる…ということは考えにくい。
…という思い込みがあったのですが。
実際,
私が電気毛布は,
その3~4倍になっているわけです。
いわゆる転売ヤーのやるような
阿漕な売り方でなくとも…
通常のショッピングサイトでも,
これだけ値段が上がるんだな…
…と,新鮮味を感じたのです。
ずっと同じ価格で売ってませんか?
需要と供給だけで
ここまで値段が変わるのです。
そう考えると,
今,扱っている商品やサービス。
これは今までと同じ価格で
今までと同じような売り方で
いいのでしょうか。
昨今の物価上昇事情から,
やむなく価格を上げる。
…というのは一つの手です。
が,
上述の電気毛布の例では,
おそらくまとまって仕入れをしているのでしょう。
ということは,販売価格だけが上がっているのです。
需要…ニーズやウォンツだけで
価格だけが上がっているのです。
別に,3~4倍にしたほうがいい,
とは言いません。
言いませんが…
今までと同じものを今までと同じ売り方,
というのは考え直す
なにかのきっかけになったらいいですね。
おすすめしないのは…
今までよりも高くして
今までと同じ売り方をすることです。
単なる値上げですね。
値上げ自体が,
客単価…ひいては利益を増やす
ウチての一つであり,それはそれで
重要なのですが。
ある日突然価格だけ上がって,
何の言及もない…というのは
少々残念です。
スーパーや,
コモディティ化した商品を扱うならともかく,
そうでないなら…
避けたほうがいいでしょう。
おすすめするのは…
今までよりも,
より価値をわかりやすく
実感できるように伝えること。
必要性も大事ですが,
しっかりと欲求にアプローチする
売り方をすることです。
その「先」に値上げできたらいいですね。
つまり,
今,買っているものは本当に価値がある,
ということを実感してもらってから,
値上を受けて入れもらうということです。
最後に。
今日お伝えしたことは,
ごく当たり前のことです。
どうすれば,
より顧客に自社の商品やサービスの
「価値」を理解していただけるか。
この商品やサービスを買うことで,
顧客の人生の何が向上し,
どんな問題が解決し,
おんな素晴らしい良い出来事があるのか。
これを伝え続けることは,
昔も今もこれからも
ずっと必要なことでしょう。
忘れずに,しっかり続けていきたいですね。
あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平