今も昔も変わらないことに価値があるという話

今も昔も変わらないことに価値があるという話

今も昔も変わらないことに価値があるという話
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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

今日は,個人的に懐かしい思い出を
少し話してみることにします。

 

お題としては,

「変わらないことに価値がある」

という話です。
以下,お付き合いください。

 

 

昔食べた懐かしい味

 

 

私が…まだ小学生の頃だったでしょうか。

 

 

当時,
実家から比較的近く…
歩いて数分の距離に,
親戚の家があり,そこそこ
交流がありました。

 

その親戚は,
軽井沢に別荘を持っていたので,
毎年,夏になると
お邪魔して,
従姉妹と一緒に過ごす…

 

というのが当時の
夏の思い出でもあります。

 

 

…なんてことを言いつつ,
従姉妹と過ごした思い出自体は
忘却の彼方ですが。

 

 

覚えているのは,
家族で車に乗り,
数時間掛けてその
長野県の軽井沢に向かう途中。

 

ドライブインで休憩する時に食べた,
「峠の釜めし」
の味です。

 

実際に益子焼の釜を使っているので,
手に持っただけで,ズシリと重い。

 

 

蓋を開けてみると,
全体的に茶色く…

 

鶏肉は胸肉の部分が
パサパサしていて少し苦手に思いながら
なんとか食べ…

 

でも,今も昔も
果物は嫌いで,
杏子とかはどうしても食べられなくて
誰かに食べてもらった記憶が。

 

香の物も,
何となく苦手な味付けだし…

 

決して好き好んで,
喜んで食べるようなものでは
なかったのですが。

 

…まあ,子供の味覚ですから
当時はそんなものでしょう。

 

それでも,
釜に入った特別な見た目の
物珍しさは格別。

 

買ってもらうたびに
あっという間に食べ尽くしていました。
…杏子以外は。

 

 

夏になると,
軽井沢に行き…
行く過程で,
このドライブインで休憩がてら,
峠の釜めしを食べる。

 

…というのが
夏の思い出でした。

 

 

なんとも懐かしいですね。

 

 

あれから
30年以上の時が過ぎ…

 

親とも…
15年以上顔を合わせることなく
今に至ります。

 

 

そんなある日。

 

たまたま,
知る機会があり…
今の自宅から少し離れた
ショッピングモールで
手に入るという情報が。

 

 

釜めしはもともと
「駅弁」
です。

 

駅弁関係のイベントに出展して,
販売するのでしょう。

 

 

…ということで,
天気も良かったので,
そこまで行って買ってきました。

 

 

 

見た目に,なんとも懐かしい。
そして…手にとって見ると,
ほんのりと温かい。
そして…ずしりとした重みは,
思い出のままです。

 

購入して…
蓋を開けてみると…

 

 

全体的に茶色っぽいのは
今も昔も変わりません。

 

杏子がどうしてもだめなのも,
やはり今も変わらない。

 

 

実際に,箸をつけ,
口に入れてみると…

 

あじわいとしての
「おいしさ」
よりも…

 

「あの日あの時と
何も変わらない味」

 

という印象です。

 

本当に懐かしい。
当時,親が好んで乗っていた,
日産のローレルという車の
姿を思い出し…

 

 

軽井沢に行ったときに
麦わら帽子をかぶり,
虫かごとアミをもって,
トンボを追いかけ回した
あのときの夏。

 

 

すっかり忘れていたのですが,
この釜めしの味と共に,
当時の記憶が,いくつか
ポロポロと出てきました。

 

ひたすら,
「懐かしい」
という気持ちでいっぱいになり…

 

そして…
あの時と変わらず,
あっという間に食べ尽くしました。
…杏子以外。

 

 

この釜めしのベネフィットは?

 

 

調べてみたところ,
公式サイトによれば,
昭和33年2月1日発売。
およそ1億7000万個以上
売れている商品です。

 

来月で,発売65周年ですね。

 

 

駅弁と言いつつ,
ドライブインなどで売っているのを
よく買っていましたが。

 

昔からある商品という性質で
考えると…

 

大切なのは…

 

「昔から変わらない」

 

ことです。

 

 

見えない程度に,
少しずつ品質向上をするなら
ともかく…

 

大きく中身が変わってしまったら
どうでしょうか。

 

今回,
私が食べたのは
駅弁であって,釜めしであって
そして…そうではありません。

 

「思い出の味」

 

を…30年以上ぶりに食べたのです。

 

これから先,
またこの釜めしを食べる機会が
どれだけあるかわかりませんが…

 

 

調べてみたら,
駅弁フェアなどで出展しているので,
長野まで行かなくとも,
また食べる機会があるかもしれませんが。

 

この釜めしの本質は…
昔から変わらない伝統の味であることです。

 

 

変わらないから…
昔を思い出しながら,
食べることができるのです。

 

 

約65年の歴史があるから,
それができるのです。

 

世に出て5年とかの商品では
絶対にできない価値提供です。

 

 

これから先も変わらずに
「この見た目と味」
であってほしいですね。

 

 

変えてはいけない

 

 

最後に。
今日は駅弁の話でしたが…

 

 

同じように,
「変わらないからこそ価値がある」
という商品やサービスがあります。

 

 

時代がどれだけ目まぐるしく
変動していったとしても…

 

基本的に

「思い出」

は変わらないのです。

 

 

変わらないからこそ良い,
ということを忘れずに念頭に置いて
品質向上に努めていきたいですね。

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

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