商品やサービスの価値を高める引き算の発想

商品やサービスの価値を高める引き算の発想

商品やサービスの価値を高める引き算の発想
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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

 

今日は頭がいたいので,
手短な記事になります。

 

…というのも,
洗濯用洗剤の香りにやられたからです。

 

全部が全部というわけではないですが,
強い香りにはどうもだめで,
頭痛を…酷い時は吐き気すら
あります。

 

化学系の合成香料的なものだから
ダメというわけでもありません。

 

 

自然,天然物なども,
物によってはダメ。

 

なので,
フラワーショップ…
花屋とか,庭園とかも,
なかなか踏み込めないのが辛いところ。

 

…ということで,
日常の洗濯は,
無香料のものを使っているのですが,
毛糸を洗う洗剤を買う時に,
無香料のものを選ぶのを忘れてしまい…
ぐったりしています。

 

 

 

…ということで,今日は
引き算の話です。

 

以下,お付き合いください。

 

 

 

たったひとつだけあった商品

 

そもそも,
大型のホームセンターに行き,
洗剤売り場でいろいろ探したのですが,
香りがゼロ…というものは
自力では見つけられませんでした。

 

テスターみたいなものがあるので,
それで香りを確かめて…
許容できるなら,それでいいか…

 

少なくとも
テスターで置いてあったものはすべて,
頭痛を引き起こしそうなので,
途方に暮れていたところ…
ちょうど店員が通りかかったので,
尋ねてみました。

 

すると,
「当店で,無香料なのは
これしかないですね」
と,ひとつだけあった商品を教えてくれました。

 

 

しかも,在庫はラスト1つ。

 

あわててそれを掴み,かごに入れました。

 

 

これが,引き算の考えです。

 

 

どういうことか。

 

いろんな香料を入れて,
さまざまな香りを出すのが主流の中で…

 

 

あえて,一切の香りを
入れなかったとしたら,
どうなるのでしょうか。

 

唯一無二のものになります。

 

実際には,
店員の話を聞くところによると,
香料を入れなくとも,
そもそも原材料の時点で,
ある程度香りがあり…

 

そのままの香りだと不都合があるから,
それを中和,緩和すえうために,
香料は必要なのだとか。

 

 

でも,
その紹介された商品は
無香料ですが,一切の無臭です。

 

おそらく,
材料に使うものも,
香りがしないものを選んでいるのでしょう。

 

その分,安くはないですが。

 

 

 

付加価値の反対面

 

 

 

付加価値という言葉が示す通り,
いかにして,価値を上乗せしていくか。

 

…という考えが,
どうしても根強くあります。

 

だからこそ,
良い香りを…という商品ラインナップが
主流に鳴ってしまうのでしょう。

 

でも,
私のように香りにアレルギー的な反応を
示す人にしてみたら,
香りは無い方がいいわけです。

 

 

ここまでは洗剤の話でしたが。

 

 

他にも,
商品には,足し算をすることが多い中で,
敢えて引き算をすることで,
価値に繋がることもあるのです。

 

 

有名な例では,
無印良品などがそうですね。

 

 

派手なデザインを引き算することで,
シンプルなデザインにして価格を抑えた結果,
消費者に支持されました。

 

 

面白いのが,
お手洗いなどの消臭剤も,
「いかにも消臭剤である」
という感じのデザインから,
黒とか白の無地の商品にしたら
売上が上がった,
というデータも見たことがあります。

 

 

まあ…あの手のパッケージは
少々けばけばしさがありますから,
お手洗いとかに置くのは,存在感がありすぎますね。
納得の引き算です。

 

 

他にも…
例としては,携帯電話の
らくらくフォンなども
同じようなものでしょうか。

 

非常に多岐にわたる,携帯電話の機能。
複雑すぎて使いこなせない
一定の層の人たちのために,
機能を減らすことによって
限られた基本的な機能を使いやすくした。

 

これもまた引き算の例でしょう。

 

 

会社のラインナップからの引き算

 

 

これは,
商品やサービスの一部だけではありません。

 

 

事業単位で考えた時に,
会社で取り扱う商品やサービス。
こちらも,
引き算の発想は大事。

 

そもそも,
その商品をなぜ売るのか。
という点を一つ一つ考えて…
それが今の会社の状況に合わせて
考えた時に…

 

「今のこの会社において,
それを本当に売る必要はあるのか」

 

という考え方です。

 

売る必要のないものは,
どんどん,取り扱う商品から
引き算したほうがいい。

 

そして…
それを売るために必要なリソースを,
主力商品に回したり,
別の商品の新規取り入れに回したり
することができます。

 

 

有名な例では,アップル社。
業績が傾いて,
一度は放逐したスティーブ・ジョブズを
再度,アップルに迎い入れたときに,
彼がやったことが…まさにコレ。

 

取扱商品を一気に減らして,
主力商品の販売にリソースを集中することで
会社を立て直したのです。

 

 

良いものがあれば
どんどん取り入れて増やしていきたい。
良いものを売りたい…と思うのは
経営者としては当然の発想です。

 

だからこそ,
あらためて,引き算の発想を
どこかで考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

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