「○○専門」がまるで専門になっていない件

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「○○専門」がまるで専門になっていない件
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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

今日は,ほぼタイトルが全てです。
この
「○○専門」と謳うことの本来の意味と
その機能。
そしてそれが時代の変遷で内容が
変わってきていることを
把握出来ていないのを見て…

 

今日は,このお題で解説します。

 

安易に,
「○○専門」
と掲げて,何年も十数年も
そのままという方…
もしかしたら,役割を果たせていないかもしれません。

 

どういうことか。
以下ご覧ください。

 

 

「○○専門」の本来の役割

 

とは何なのか。
単純に絞り込みですね。

 

 

例えば,
交通事故の法的トラブルがあった場合,

「弁護士に相談する」
のと…

「交通事故専門の弁護士に相談する」
のとでは,受け取り方が違います。

 

実際に,
相談に乗ってくれる弁護士を探す時に,
明らかに後者のほうが,
相談者としては探しやすいし,
弁護士も,集客しやすいでしょう。

 

これが,本来の絞り込みの例であり,
これはまだ機能しているのではないでしょうか。

 

 

 

機能していない絞り込みの例

 

 

 

前職の頃に登録して,
そのままになっているメルマガでしょうか。
忘れた頃に届きます。

 

 

その肩書が,

 

「士業専門の集客コンサルタント」

 

です。

 

 

これは,今はもうまるで
絞り込みになっていませんね。

 

理由としては,

「士業専門の」

を謳う同業他社が増えすぎたからです。

 

そもそも,
絞り込みとは何のためにするのか。

 

それを見た「ターゲット」となる
潜在顧客が…

 

「あ,これ私のためのものだ」

 

…と思えるかどうかです。

 

 

つまり,交通事故の
法的トラブルにある人が…

「交通事故専門弁護士」

というのを見て,
「相談してみようかな」
と検討候補に入るかもしれませんが。

 

 

「士業専門コンサルタント」

 

と言われて,
相談してみたい,という士業は…
昔はいたかもしれませんが,
今はどうでしょうか。

 

士業とひとくちにいっても,

弁護士
弁理士
公認会計士
税理士
社会保険労務士
行政書士
司法書士
土地家屋調査士
測量士…

他にもまだまだありますが…

 

これらをひとくくりにして,
「士業」
と言ってしまうわけです。

 

 

これでは,
「あ,私のためのものだ」
と思えるでしょうか。

 

もし,
シンプルにするなら,例えば
「社会保険労務士専門集客コンサルタント」
まで絞り込めば,
また反応が変わってくることでしょう。

 

 

 

かえって成約率を落としかねない可能性

 

 

さらに言えば,

 

ひとくくりにして
「士業」
専門と言ってしまうと…,
かえって成約率を落とす可能性もあります。

 

 

理由は様々。

 

国家資格,士業といっても,
有り体にいうなら「格」があります。

 

 

格上の資格もあれば
格下の資格もあるのです。

 

 

それは,
世間の評価かもしれないし,
業界内の評価かもしれません。

 

私などは,
資格があろうとなかろうと
その資格が格上だろうが格下だろうが,
集客して,顧客に価値提供している方が
「価値が上」だと判断します。

 

 

例えば,
国家資格を振りかざす,
残念な柔道整復師がいますが…
(整骨院開業に必要な資格)

 

 

整体師に
「資格が無いのに,治せるはずがない」
なんて言い放ったので,以降全く行かなくなった
整骨院があります。

 

 

 

私は,
開業して2年の整骨院にいくなら,
開業しして10年の整体院のほうが価値が高いと
感じますが。

 

それは私個人の話。

 

 

難関国家資格の「格」で
マウンティングするような人には,
「士業専門」
なんて一括りにしたら,
逆鱗に触れるかもしれませんね。

 

もっとも,そんな人を敢えて避ける
という発想はありかもしれませんが。

 

 

 

専門性が違う

 

 

例えば,
外科・整形外科専門医
…と聞いたら,
あなたはどう思うでしょうか。

 

私だったら
「どっちやねん」
なんて思うかもしれません。

 

歯科・脳外科専門医
…と聞いたら,ちょっと距離を取るかもしれません。

 

士業専門,
というのはまさにそんな感じです。

 

なぜなら,
集客の構造が,根本から
違うように見えるからです。

 

具体的には,
BtoBとBtoCです。

 

 

弁護士みたいなオールマイティーな資格なら
また別ですが。

 

 

公認会計士や税理士,社労士などは,
BtoB集客がメインになるでしょう。

 

弁護士は,
BtoB,BtoCどちらでもいけます。

 

 

行政書士や司法書士は,
取り扱い業務次第でしょうか。

 

 

相続関係や離婚などに
力を入れている人は,
BtoCになるでしょう。

 

…ということを考えると,
BtoBとBtoCを一括りにして
「いずれも専門です」
と言っているようなものです。

 

 

それはもう,胡散臭いですね。

 

もちろん,
集客の原理原則,根本を
しっかり理解すれば…
もとは一つであることはわかります。

 

 

なぜなら,法人と言えども,
集客の対象はその法人の構成員である
一人の人間だからです。

 

でも,
上述の通り,
「あ,私のためのものだ」
と思ってもらえるかどうか。

 

BtoBと
BtoCを一括りにして…

 

 

「士業専門」
と言ってしまうのは…

 

 

脳外科・歯科専門医…
と名乗るようなちぐはぐな印象に
なるのです。

 

昔は,
士業専門でも
集客できたでしょうけど…
今は,陳腐化してますね。

 

まして…

 

「士業,コンサルタント,カウンセラー向けセミナー」

 

みたいなコンセプトは,
全く通用しないでしょう。

 

私も,
10年くらい前には,
「コンサルタント,カウンセラー,治療家向け」
の勉強会を開催したことがありますが。

 

今はこんな切り口では集客は出来ないでしょう。

 

専門性から絞り込みを掛けて,
集客につなげる…という発想…
それは今の時代にも本当に通用するか,
しっかり検討したほうが良さそうですね。

 

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

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