こんにちは。
アップスタッツの飯山です。
今日は量と価値と価格に関して
お伝えしていきます。
この点を把握して,
適切な対策を講じておかないと,
とても残念なことになる
…かもしれません。
以下,考察していきます。
どれが価値が高いのか
突然ですがここで問題。
あるセミナー動画コンテンツについて
次のうち,
どちらが価値が高いと思うでしょうか。
セミナーA
価格 19800円
長さ 1時間57分セミナーB
価格 19800円
長さ 4時間58分
この2つのセミナー動画コンテンツ。
価格は同じです。
ここでの情報は,
セミナー時間の長さだけ。
これだけの判断材料だった場合,
セミナーBのほうがセミナー時間が長いです。
単純に同じ価格に対して,
量が倍以上なので,
セミナーBのほうが価値がある。
…のでしょうか。
そんな事はありません。
ありませんが…
でも,
実際に,それでクレームになった,
という話は聞いたことがあります。
あるコンサルタントが,
セミナー動画を販売。
私もそのセミナー動画を購入しました。
このコンサルタントの販売する
セミナー動画としては,価格帯がおよそ2倍。
そして…セミナー動画の長さは…
他の動画の約半分。
このコンサルタントである講師から
いくつも動画を買っている人から,
「価格は倍なのに,長さが半分とはおかしい」
いくつものクレームがあったそうです。
直接あって話をした時,笑いながら教えてくれました。
個人的には,
短くまとまった,非常に良質な内容で,
何度も見返しながら学ぶものがある,
それだけ濃いものであり価値がある。
…と思ったのですが。
そのまま伝えたら,
やはり笑いなら,
「そうでしょう!
あれは渾身の力作ですから
…でも,わからない人にはわからないんですよね」
最後は,少し苦笑気味でした。
では,
なぜこのようなことが起きるのでしょうか。
価値を測る基準
上述のセミナーAとセミナーBとでは,
情報が
価格と長さしかありませんでした。
そうなると,
長いほうがお得感がある。
…と感じる人が出てきてしまうのも,
やむを得ないでしょう。
長いほうが,より価値がある。
…とは限らないのですが…
ボリュームがあるほうがいい,
と思うこと自体はそう不自然でもありません。
セミナーの価値を
適切に判断できるだけの
情報を伝えなければ,
限れた情報だけで,
その価値と価格を判断するしか
ないのです。
例えば,
このセミナー動画の
「使い方」
は,単に見て終わるものではありません。視聴して学習して実践。
実践したら,また視聴して,
実践できたことと出来ていなかったことを
きちんと分析して,再度実践。この繰り返しうが成果に繋がりやすくなります。
そこで,
繰り返し視聴するにあたって,
1回あたりの視聴時間を短く…
必要最小限に徹底的に絞り込んで,
なんとか2時間以内に納めました。
…このような伝え方をすれば,
「何度も見るのだから,
短い方がいい」
「短い中に,価値が凝縮されている」
…ということが
わかるので,
「ながければ長い方がいい,
という価値の評価基準ではなく
判断してもらいやすくなるでしょう。
今回は,
特にセミナーという
手にとって見ることができない
「無体物」あるいは「無形」と呼ばれる
商品です。
特に,
価値を測る基準を
適切に伝えなければならないのです。
なお,
上述のコンサルタントの例の場合は,
またちょっと違います。
なぜなら,
既存客への販売がメインになるので
「リピート客へのセールス」
となるからです。
リピート客の場合,
その講師の良さは知っているので…
あとは,
「長い方がいい」
と思ってしまうかもしれませんね。
ここではシンプルに,
この動画は,
特に実用性が高いので,
価格はどうしても高くなります。
しかも,長さはこれまでの
弊社の販売する通常のコンテンツの半分程度です。よりながければ長い方がいい…
という方は,買わないで下さい。
とでも伝えれば十分でしょう。
きちんと,
価値と価格と量が必ずしも
比例するわけではありません。
「量に対する価値の伝え方」
は,つい忘れがちなので
気をつけたいものです。
あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平