こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

 

今日は，
社長・経営者であれば
避けて通ることができない

 

「思考労働」

 

について考えていきます。

 

 

「考える」
という言葉はよく使います。

 

「ちょっと考えておきますね」

 

なんて返すこともありますが。
でも，実際の「考える」作業は
苦行です。

 

でも，
経営者であれば，
思考労働こそが本業ですので，
避けて通れません。

 

とはいえ…
「考える」
ことで，大きな問題があります。

 

眠くなるのです。

 

今日はこの点について
考えていきます。

 

考えているうちに
寝落ちしたことがある人。

 

あるいは，
寝落ちする前に，
ついスマホをいじり始めてしまう…なんて方。

 

以下，最後までお付き合いください。

 

 

なぜ考えると眠くなるのか

 

 

そもそも，
人間の行動原理は2つ。

 

痛みを避ける
快楽を求める

 

…と言われています。

 

 

つまり，
人間の脳も，
この2つに大きく左右されます。

 

 

では，
なぜ考えると眠くなるのか。

 

 

出典はおぼえていないので
省略します。

 

ある脳科学の研究において
人が行動をするときの脳波を
測定したデータがあります。

 

人が「考える」ときの
脳波の波形は，
ある行動をしているときの波形と，
酷似していたそうです。

 

それは，
氷水に手を入れているときの
脳波の波形と酷似しているのだとか。

 

冷たい…を通り越して，
もはや苦痛です。

 

そう，苦痛なのです。

 

脳は，
思考を苦痛と捉え，
そして脳は「苦痛を避ける」ための
判断，行動をします。

 

その結果として，
眠くなる…と言われているのです。

 

 

思考労働と眠気は，
切っても切れないもののようですね。

 

 

そして…
人が「眠気」を感じる時，
その眠気の種類は様々あります。

 

そして，
対処法も様々なのです。

 

よく，
コーヒーとか，カフェインとか…
なんて話はありますが。

 

 

カフェインが
「眠気に効く」
というのは，
特定の眠気に対してのみ。

 

主に，満腹になって
眠くなるときの眠気には
カフェインは効果的…と言われています。

 

ですが，
思考することによる眠気は，
満腹とは違います。

 

苦痛を避けるために，
脳が眠気を発しているのです。

 

カフェインでは，
この眠気を回避することは
出来ないのです。

 

 

では，
思考労働による眠気。
この問題にどう対処したらいいのでしょうか。

 

 

結局は根性論

 

 

気合と根性で乗り切る…
というのが行き着く答えに
なってしまいがちです。

 

 

ただ，
それだと現状が何も変わりません。

 

 

ではどうしたらいいのか。

 

 

おすすめするのは2つ。

 

時間を区切ること。
締め切り効果を活用すること。

 

この2つです。

 

その間に，
気合と根性で慣れていくしか無いでしょう。

 

例えば，
中学や高校の授業では
1コマ45分でカリキュラムが組まれていました。

 

つまり，
このあたりが事実上の限界だったのでしょう。

 

とはいえ，
私たちはもう，学生ではありません。

 

45分，思考労働をすることを
一つの目標とし…

 

 

実際に，
思考労働をはじめてから
眠気を感じるまで，
毎回，時間を測って下さい。

 

学生時代とは違いますから…

 

本当に10分とか
15分くらいで
眠くなるかもしれませんね。

 

 

その場合，
15分で眠くなるなら，
思考労働を1回あたり20分に組んで…

 

1日に何回も入れていく，
というのが現実的な対処でしょう。

 

 

この場合，20分と決めたら
それ以上やらないのが大切。

締め切り効果と併用するためにも，
その後に別の用事を入れて，
20分前ギリギリに始めるといいでしょう。

 

 

思考労働をするために，
半日予定を空けて，
結局何もしなかった…

 

なんてこと，
聞いたことがあるかもしれません。
体験したことがあるかもしれません。

 

 

それよりも，
1日20分を3回とか
コツコツ繰り返していったら
20分でなく，30分でも眠くならないまで
慣れるかもしれません。

 

 

いずれ…1日1回，2時間思考労働できたら，
これが理想です。

 

 

 

最後に。

 

 

20分でできる
ちょっとしたワークを紹介します。

 

１．やろうと思えばやれるけど
やってない…でもやったほうがいいと思う
ビジネスに関する改善案，内手などを
ひたすら20分考える

 

２．別の20分に，上記1で考えた
中の一つを選んで，
それを実行するための行動計画を立てる。

3.やってみた結果を振り返って
そのメリットデメリット，効果を考え，
改善するか，辞めるかを判断する。
改善して再実行する場合には
その行動計画をリプランニングする。

 

 

これ「だけ」でもできたら
大きな成果…にはなりませんが，
積み上げていくうちに，気がつけば
劇的な成果になっている…かもしれません。

 

騙されたと思って
ぜひやってみて下さい。

 

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ　飯山陽平