こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

今日は，専門性を高めれば高めるほど，
生存していくことについて
やっかいになっていく…

 

 

なんて話をします。

 

 

マーケティングの世界においては，
専門性において絞れば絞るほど，
集客しやすくなる…
という話は基本ですが。

 

それはそれ，これはこれ。
今日のお題はまた違った側面から
考えていきます。

 

以下，お付き合いください。

 

税理士の未来

 

 

数日前，
確定申告を，
ようやく片付けました。

 

法人でやっていたころは，
税理士に頼まざるを得なかったのですが，
そういったことに対する煩わしさも
大きな理由の一つとして，
個人事業主に戻したわけです。

 

 

その目的が
遺憾なく発揮された感じがします。

 

確定申告とは
面倒で億劫で難しくて
わけがわからなくて
とにかく大変。

 

だから，
ついつい後回しに…

 

なっていたのですが。

 

はじめてみたら，
至極あっさり，片付きました。
あまりのあっさり具合に
「え？これだけ？」
と思ったものです。

 

 

さて，
そんな確定申告。

 

 

今回，
特に実感したのが，
会計ソフトの利便性。

 

本当に便利になりました。

 

 

レシートはスマホのカメラで撮ったら
自動で仕分けできるし，
口座情報やカード情報なども
すべて，自動取り込みできるようです。

 

一部，取り込みがうまくできず，
その部分は手入力しましたが，
それでも大した手間ではなく
すぐに終わりました，。

 

 

その後は，
ソフトで表示される
選択肢を選んで，
必要事項を入力していくだけで，
すぐに終わりました。

 

 

私の場合は
コンサルティング業務が主なので
特殊な内容がほとんどなかったのも
ひとつの要因ですが。

 

それ以上に，
ソフトがよくできている，
という印象でした。

 

さて，
そうなると…
本当に，税理士って
なんのためにいるのでしょうか。
税理士の価値はどこにあるのでしょうか。

 

間違っていはいけない方向性

 

 

その存在意義，どんな価値提供をするのか。
それは個々で判断することであり，
ここでは特に触れません。

 

今日お伝えするのは
その反対です。

 

すなわち…
目指してはいけない方向性です。

 

具体的には
「専門性」
です。

 

会計ソフトを競合相手とみなし…
会計ソフトでは対応できないような，
より高度で，より難易度の高い
専門知識とスキルを磨く。

 

これが，
決してやってはいけない方向性です。

 

 

会計ソフトの功績とは，
難しくてわけのわからないものを，
高度な専門知識がない
一般人でも難なく使いこなして，
申告手続きができるようにしたからこそ，
価値がある。

 

難しいものをかんたんにしたから
価値があるのであって…
その逆…より高度さで競合優位性を
発揮しようとしても…
誰からも見向きがされなくなるでしょう。

 

 

でも…
これって，税理士に限らず
この傾向，多いですよね。

 

難しい専門用語を連発すれば，
賢そう，有能そうに見える…
なんて勘違いをする弁護士も，
かつてはたくさんいたようですね。

 

今の時代，
それをやったら…
誰からも見向きされない結果に
なるでしょう。

 

それを
「逆」
にしたのが会計ソフトの
優秀さです。

 

なら…
同じ軸で勝負しても
勝てるはずがないのですから，
別の軸を探さなければならないでしょう。

 

 

手がかりはリサーチ

 

ではその手がかりはどこにあるのか。
もちろん，ターゲットである
顧客にあります。

 

顧客を知るには，
やはりリサーチがベスト。

 

決して，
自社や競合他社だけを見ていても
勝てるものではないでしょう。

 

そうではなく，
ほんとうに顧客が求めているものを
しっかり掴めたしの先に，
未来が見えてくるのかもしれませんね。

 

そして，
今日の話でいうと，税理士。

 

 

それができる税理士だけが生き残り…
そうでない税理士は，
会計ソフトにも及ばない
存在になるのでしょう。

 

 

そもそも，
申告などいらない時代が訪れるかも
しれません。

 

そんな中で，
より高度な専門性を…
なんてやっていたら，
まさにガラパゴス化もいいところですね。

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ　飯山陽平