戦略なきマーケティングはビジネスではなくギャンブルであるという話

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戦略なきマーケティングはビジネスではなくギャンブルであるという話
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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

 

今日は,
マーケティング戦略以前の
基本的な話について
考えていくことにします。

 

というのも,
割と最近,負傷しまして…
どうにも家に引きこもりがちです。

 

そこで,
いろんな本を読んでいるのですが,
なかなか興味深いですね。

 

ある戦記物の作品を
読みながら…
マーケティング以前に,
そもそも戦略の基本は大事だな…
と思ったので…

 

読んでいて
感じたことを紹介します。

 

 

戦略は無数にあり…
内包される戦術はさらに無数にあります。

 

 

同じ戦略についても
人によっては見方考え方が
変わってきます。

 

だからこそ…
今日は
「こういう考えもある」
というくらいの内容です。

 

…といっても,
戦略だの戦術だの,
あまり込み入った話はしません。
なるべくシンプルにお伝えします。

 

以下,お付き合いください。

 

 

マーケティングをギャンブルにしてはいけない

 

 

 

以前,
ある人から聞いた話です。

 

直接,本人とは面識がありますが,
詳細は別の人を介しての又聞きなので,
内容にずれはあるかもしれませんが,
ご容赦ください。

 

 

その方は,
統計学を専門に学んできた人でした。

 

そこで,
その統計学を活かして…
パチンコに取り組んだところ…
研究の結果として,

 

 

「パチンコでは勝てない」

 

という結論に達しました。

 

一方,
同じように,
統計学の知識を元に,
真剣にシミュレーションを
重ねたところ…

 

競馬では,
一定以上の勝率は確保
できるようになったそうです。

 

競艇だと,さらに勝率が
上がる…らしい。

 

私自身,
統計学はさっぱりだし,
それ以上にギャンブルは嫌いです。

 

ですので,
内容の詳細はわかりません。

 

ただ…
この話で考えておきたいのは
この方は,
専門知識である統計学を用いて
勝率を維持しようとする手法。

 

これはギャンブルなのでしょうか。

 

ギャンブル…
賭博とは,金銭や品物などを
賭けて勝負を争うものを指します。

 

ポイントとしては,

 

 

賭博の大前提は、
あらかじめ取り決め周知されている厳密なルールに従って勝負を行い、
偶然もたらされた結果に従うことである
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B3%AD%E5%8D%9A

 

 

賭博の問題点は,
法律上の問題は一旦脇に置くとして

 

射幸心を煽ることにあります。

 

射幸心とは、偶然の利益を、労せずに得ようとする欲を
意味します。

 

つまり…
単にお金を賭けて,
偶然に儲かって,運が良かった!

 

となる状態ですね。

 

これは再現性がない上に,
何ら努力を伴わないものです。

 

そして…
射幸心は非常に
中毒性が高いものであり,
実に危険です。

 

さて,
話を戻します。

 

マーケティング。

 

一歩間違えると,
ギャンブルになってしまうのです。

 

それはなぜか。

 

適当に広告を打ったら,
なんとなく馬鹿売れして,
大きな利益がもたらされた。

 

 

適当に広告を打ったら,
全く反応が取れなかった。

 

 

これと…

 

適当に競馬にお金を賭けてあたった。
適当に競馬にお金を賭けて外れた。

 

これと,何が違うのでしょうか。

 

もう一度。

 

博打とは,
偶然の結果に従うものです。

 

つまり,
適当な広告は
偶然の結果にしかたどり着かないということですね。

 

 

 

ギャンブルからマーケティング戦略へ

 

 

 

戦略自体の考え
やり方などは様々あるので,
今日はもう一歩,俯瞰して
考えてみましょう。

 

適当に広告を打ったら
適当な結果にしかなりません。
それはギャンブルと同じです。

 

では,
ギャンブルではなく,
マーケティングとしての「投資」を
するにはどうしたらいいのでしょうか。

 

上述の,
統計学の専門家は,
統計学の観点から,
試行錯誤したのでしょう。

 

 

私は統計学の専門ではないので,
詳細には触れませんが…
でも,おそらく,この点は同じでしょう。

 

 

つまり,
仮説を立てる。

 

実践する。

 

検証して見直す。

 

 

この仮説の立て方が
統計学的な手法になるのでしょう。

 

そして
マーケティングには
マーケティングの手法があるのです。

 

 

つまり…

 

例えば広告キャンペーンを展開するときは…

 

そのキャンペーンの内容を精査して,
予め,
なにどをうしたら,どうなる…
という仮説を立てます。

 

そして実践します。

 

実践した結果を精査し…

 

仮説と結果にズレが合った場合,
そのズレの原因を考察し,
さらに,実践する。

 

 

このキャンペーンでは,
これくらいの結果が出る。
…と想定して,
展開してみる。

 

その想定と結果のズレから
修正して,
再度,実践。

 

これが,
マーケティングのひとつの流れです。

 

つまり…

 

仮説も立てず,
適当にキャンペーンを展開して,
結果を測定,分析せず…

 

売れた,売れない…

 

だけで判断することこそが,
マーケティングをギャンブルに
貶めてしまう原因なのです。

 

 

 

テストマーケティングの目的

 

 

そして…
仮説を立てるにしても,
仮説の精度が,利益に直結します。

 

だからこそ…
より精度の高い仮説を立てるために,
情報を収集しなければなりません。

 

そして…
その情報のす優秀の一つの手段が…
テストマーケティング…

 

少額で,小さく
実際にキャンペーンを展開して,
その結果を以て判断する
ということに他なりません。

 

テストマーケティングの話まですると
話が膨らむので割愛します。

 

 

読んでいた戦記物の作品は,

Aプランを立て…
Aプランが外れたら
Bプラン。

Bプランが外れたら
Cプラン…

 

と,様々な次善策を
予め考えておくことにより,
勝利に導く…という内容でした。

 

もちろん,
マーケティングも
Aプラン,Bプラン…
と考えられたらいいのでしょう。

 

けれど…
それはそれでなかなかに難しい。

 

 

そこで,
結果を測定して,
その仮説と結果のズレを
考察する…
方が,まだ難易度が低いので
今日の内容としました。

 

○○の手法でキャンペーンを展開して外れた。

 

○○はダメだ!

 

…と言っているような経営者は…

 

競馬に手を出して
外れたら,

「競馬はダメだ,
競輪ならいい」

と言っているのと大差ないでしょう。

 

私たちは,経営者であり
ビジネスをしています。

 

ギャンブルをしているのではありません。
こんな経営者に堕ちてしまわないよう,
肝に銘じておきたいものです。

 

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

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